見出し画像

【詩】花吹雪

深いブラウンのネイルを
ミルクティーのようなベージュに変え
指に春を宿す


君は夢を心の奥に秘め
笑顔で巻き込み走り出す

君の手を離さず
同じ歩幅で
同じスピードで
夢を追いかける


背中に感じる君の熱
疲れちゃった
それは愚痴ではなく
句読点のようなもの


時計があっという間に
回転するように
カレンダーさえも
花が散るように
変わっていく


早口で思いを語る口元
空の青の先を見る瞳


どれだって君の麗しい感情


現在進行形の思いたちを
旅行鞄に詰めながら
重くないと
翔るかける


立ち止まる時
星を見たくなる時


君のおどけたピースサインで
救われる


君が倒れそうになった時
足が前に出なくなった時


僕は手を握って
一緒に一歩を踏み出したい


見えなくなりそうな未来
探そう
見つけよう
少し待ってみよう
答えはいくつもある


花吹雪で包まれた君
夢のずっと向こうまで


行こう









この記事が参加している募集

スキしてみて

私の作品紹介

書き手としてサポートしていただくと励みになります。サポートしたいと言う優しい方々、心の広い方々よろしくお願いします🎵