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抹茶と瞑想

抹茶と瞑想は、全く違うように見えて、実は深い繋がりがあります。

抹茶は800年以上前に仏教僧により中国から日本に伝えられ、茶道や禅宗の修行に用いられてきました。

その後、抹茶は日本で独自の文化として発展し、茶道として知られる独自の儀式と文化が生まれました。

茶道は抹茶をいれる過程がまるで瞑想のようで、心を落ち着かせることを重要視しています。

茶室での儀式では、静かで落ち着いた雰囲気が醸し出され、そこにいる人々は“今この瞬間”に集中します。

抹茶は戦国時代の武将たちにも愛されており、武将たちは自身の生死がかかった戦の前に抹茶を飲み、心を落ち着かせ、集中力を高めてから出陣していたといいます。

茶道と瞑想はともに心の平穏と集中力を大切にし、日本文化と精神的実践の一環として共存してきました。

そのため、抹茶と瞑想は共通の価値観と理念に基づいて強く結びついています。

元々瞑想は仏教の修行法の一つで、心を静めて自分自身と向き合うメソッドです。

瞑想は現代人にもメリットが多く、イチローやスティーブ・ジョブズなどの著名人が実践していたことでも有名です。

瞑想を日常に取り入れることで、ストレス軽減、集中力向上、心の平静を促進し、精神的な健康をサポートする効果があるとされています。

抹茶と瞑想は、一見全く異なるもののように思えますが、様々な共通点があります。

リラックス効果が得られる
抹茶に含まれるテアニンは、脳内のセロトニン(幸せホルモン)やドーパミンなどの神経伝達物質を増やし、気分を安定させ、自律神経を整える効果があります。また、瞑想は呼吸を整えることで副交感神経を優位にし、ストレスホルモンのコルチゾールを減らす効果があります。

集中力が向上する
抹茶に含まれるカフェインは、脳の働きを活性化し、集中力や記憶力を高める効果があります。抹茶のカフェインはコーヒーのカフェインに比べ、長時間効果が持続するという説も。また、瞑想は一点に意識を集中することで、注意力や認知能力を向上させる効果があります。

免疫力が強化される
抹茶に含まれるカテキンやビタミンCなどの抗酸化物質は、体内の活性酸素を除去し、免疫細胞の働きを強化する効果があり、瞑想はストレスを軽減することで免疫系のバランスを整える効果があります。

抹茶と瞑想はそれぞれ健康や美容に良い効果がありますが、両方を組み合わせることでより高い効果が期待できます。

組み合わせることでどのような効果が得られるかと言うと大きく2つあります。

マインドフルネス
よく聞くワードかもしれませんが、簡単にお伝えすると“今この瞬間”に意識を集中し、自分の感情や感覚に気づくことです。
マインドフルネスは精神的な安定や幸福感を高めるだけでなく、生活習慣病やうつ病などの予防や改善にも効果的とされています。
抹茶を飲む際には、その空間や、抹茶の色・香り・風味などを五感で感じることでマインドフルネスな状態になりやすく、また、瞑想をする際には、呼吸や体の感覚に意識を向けることでマインドフルネスな状態になりやすくなります。
抹茶と瞑想を組み合わせることで、精神的な安定や幸福感をより高めることができます。

デトックス効果
デトックスとは、体内に溜まった老廃物や毒素を排出することです。
デトックスは肌荒れやむくみなどの美容トラブルの解消や、代謝の向上やダイエットの助けになります。
抹茶に含まれるカテキンや食物繊維は、腸内環境を整えて便秘を解消し、老廃物の排出を促進する効果があり、瞑想は呼吸法によってリンパ液の流れを改善し、老廃物の排出を促進する効果があります。

この通り、抹茶と瞑想を組み合わせることで、心身ともに健康で美しい状態へと導くことができるとされています。

いつもの自宅のキッチンやリビングだとしても、自分や誰かのために抹茶をいれる準備をして、抹茶をたてる。そして心を落ち着かせて抹茶を飲む。頭を空っぽにして、一息つく。これだけで十分に瞑想の効果があるのでは、と思うほど心が落ち着きます。

抹茶のカフェインのお陰で頭も冴え、良いこと尽くしです。

抹茶と瞑想は昔からあるものですが、日々目まぐるしく過ぎていき、情報が溢れている現代だからこそ、現代人の心身の健康のためにも必要不可欠なのではないでしょうか。

ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

THE LYNN KYOTO

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