#21 学ぶこと について

学ぶことが好きです。

今までの自分が知るものとは異なる存在に遭遇したとき、
新しい知見に出合ったとき、
分からないもの、到底理解し得ないものを見つけたとき、

小さな恐れもありながら、大きな大きなワクワクが膨らむのです。

どんな分野にも、その道のプロと呼ばれる人がいます。
どんなにマイナーな世界でも、深遠に住む人がいるのです。

その人の目が捉える情報と、わたしが今捉えている情報はきっと違いま

もっとみる

思いやるということ|「ということ。」第24回

前のアカウントでひっそりと書いていたエッセイを再開しようかしら、と。

先日、大学時代の友人からメールが届きました。
<思いやりって何だと思う?>
久しぶりの連絡が唐突な質問から始まったことはさておき、<思いやりと一言にいっても、相手や場面によって形はさまざまでしょう>とまずは返信。そして少し話を聞いてみると、どうやら彼女は恋人に「君は思いやりが足りない」と言われたそう。

恋人、それも出会ってか

もっとみる

心を亡くしていました

こんにちは。

時間帯的にはまだおはようございます。

ここ数日、心を亡くして病めるほど忙しいものでした。

忙しいという字は、心を亡くすと書きます

本当だなぁとしみじみ感じた今日この頃

例えば、今まで興味があったことに興味を示すことがなくなったり

友達の何気ないラインに構うほど心に余裕がなかったり

家族に対して少しきつく当たってしまったり

心亡くしてるなあと思う場面が多々ありました。

もっとみる

心変わりするということ 〜その2〜|「ということ。」第23回

※その1はこちら

 恋にも葬式があればいい。死んだ恋にとらわれずに生きられるよう。またいつかと期待せずに進めるよう。出会えてよかったと思えるよう。二度と会わないでいられるよう。全身全霊をかけた恋が、たくさん泣いて傷付いた自分が、ずっとずっと安らかに眠れるよう。

 彼(ユニ)は、それはもう特別だった。カリスマというものがこの世に本当にあるのならば、ユニは正しくそれだった。何をしなくても視線を集め

もっとみる

遠回りするということ|「ということ。」第22回

先日、実家に帰った。実家といっても生家ではなく、昨年母と妹と弟が越した先だ。父は福島に残り、逆・単身赴任状態。母の手術のために、会社を休んでの帰省もどきだった。

 その手術の前日、入院のあれこれを済ませ家に帰るとちょうど妹も帰ってきたばかりだった。妹は八月の終わりに二十三歳になった。大学三年生だ。私よりも器用で明るく、美人で気立ての良い妹は、二年遅れで大学に入学した。

 私たちは家族のうちで二

もっとみる

悔やめないということ|「ということ。」第21回

「もういいや」と、やめたことはたくさんある。たぶん誰にでも、それなりに。例えば、バレエや英会話。書道やフルート。両親は相当のお金を使って習わせてくれたが、どれも実にならなかった。例えば、根性の悪いあいつの鼻をへし折ること、下ばかり向くあの子の顔を上げること。オリジナルの正義に自信が持てなかった。

 おそらく、こういうことごとがある場合、世間はそれを「後悔」とか「未練」とかそんな風に呼ぶ。すっきり

もっとみる

不便だということ |「ということ。」第20回

いろんなことごとが私の気持ちをかき乱し、ぐちゃぐちゃとした乱暴な感情があふれるとき。ああもう最悪だと思いながら、一方で、心地よさがあるのはどうしてだろう。

 例えば、今。自分勝手な周囲、自分の将来、両親の健康、金銭的な余裕、そんな、考えているだけではどうしようもない不安が立ち込める胸の中で、けれど私は、苦しさこそあるが快適だ。ちょうどいい。こうして夜に書き物をするときはなおさら、すこし気が触れて

もっとみる

失うということ 〜映画『光』を観て〜 |「ということ。」第19回

※ネタバレには配慮していますが、何も知らずに観たい!という方は読まないことを勧めます

 大事なものほど、失うのは怖い。大事なカップが割れると、人はさっと青ざめる。大事な人に嫌われると、胸のあたりがズキズキする。けれど、生きているうちは失い続けるしかないのだ。命が尽きるそのときまでに、「得た」と実感する何倍も「失った」と感じるだろう。

 昨日、先月から気になっていた『光』を観た。河瀬直美監督によ

もっとみる

恋しちゃうということ|「ということ。」第18回

恋をするのは、大いに結構! けれど、コンビニに並ぶ女性誌の表紙や、電車の中吊り広告を見て、私がいっつも引っかかるのは「〜しちゃう」という表現だ。

「夏、迫る! たった1回の〇〇で痩せれちゃう裏技」
「〇〇すれば、恋に発展しちゃうこと間違いナシ!」
「いいねが集まる? 思わず見とれちゃう絶景スポット〇選」

 とか。だいたい、女性向けのメディアで目にすることの多い表現。

 元来 “開き直り体質”

もっとみる

謝るということ|「ということ。」第17回

去る四月十日、うちの会社にも新卒が入った。女の子が二人。その二人とともに九月まで続く運用案件を任されたのは、たった二週間前のことだ。

 私が彼女たちに教えられることとして、まずビジネスマナーがある。ビジネスメールの書き方とか。この二週間、彼女たちが社外に送るメールはすべて、私が一度添削している。正直、私が正解だとはとてもいえない。けれど私が新卒だった頃、同じように私のメール文を添削してくれた先輩

もっとみる