エッセイの冷蔵庫

アイコンが変わったことだけを話すラジオです。

noteのアイコン変わりました| #エッセイの冷蔵庫 #Radiotalk https://radiotalk.jp/talk/132659

昨日の自分はもういない。

私にとって大切なものを書き出した紙が、私の部屋には貼ってある。

ポスターくらいの大きさの紙に、ズラッと自分の指針が並ぶ。危ない宗教にでも片足を突っ込んでいるようにも見えるものなので、あまり人前には出さない。何が書いてあるのかも、あまり人には言わない。またパッと見ただけでは、読めないように書いてある。

表題には「私が今日を幸せに生きた証を残すための13のルール」と書かれている。

これを書いたの

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ゲーム実況をして得た感動。

Googleドライブがあまりにも便利だ。

パソコンのフォルダを指定すると、その中にあるものすべてを勝手にアップロードしてくれる。この機能が本当に便利だ。私のパソコンには「ダウンロードしたものを入れておくフォルダ」と「作っている途中のものを放り込んでおくフォルダ」と「完成したものをぶち込む倉庫」の3つのフォルダにほとんどすべてのものが保存されているので、この3つを指定しておくだけでGoogleドラ

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驚かない練習

関西の人はキャラメルを噛まないらしい。

高校時代、先生から聞いた話だ。

社会科の先生が休んだ日、副校長の先生が代わりに授業をすることになった。先生は普段の授業とは全く関係なく、国の違いと文化の違いの話をしてくれた。しかし先生が初めて感じた文化の違いは、小さいころに関西へ引っ越した時に感じたキャラメルを噛まない。というギャップだったのだという。

「もう40年も前だけど、いまだに覚えてる」

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過去を引きずり、未来を憂いて。

エッセイの冷蔵庫、と言って身近にあるものを適度に取り上げながら書き始めた。そして、全部書ききる兆しがようやく見えてきた。あと4つというのはちょうどいい距離である。

お題を書き出したのは、エッセイとして書けそうなものが無くなったと感じた時期に「とりあえず身の回りのものでネタがありそうなものをピックアップしてみよう」と、並べてみたのが始まりだ。とりあえず書き出したのはいいものの「え、これ何」と思った

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結局履くのは長ズボン。

スカートとは縁の遠い人生だ。

そもそも家族でもスカートを履く人が少ない。母も妹も全員ズボンだ。家族全員のズボンとしてはジーンズの割合が高い。たぶん全員持っている。見た目がほとんど同じようなジーンズなのだが、まとめて洗濯したあと各自に振り分けられるジーンズが混ざらないのは、どれが誰のジーンズなのか見分ける能力を母が持っているからだろう。特に父と私のジーンズなど、ほとんど区別がつかないし、一時期レデ

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サイン色紙と私の足跡。

毎年、自分の誕生日に手形と足形を取っている。

いつからか、母が始めたことだ。朱色の絵の具を手につけてから、真っ白い色紙にドンと手のひらを目一杯広げて置く。手の次は足にも絵の具を付ける。

小さい頃は一枚の色紙に手と足が両方共収まっていたのだが、だんだん収まりきらなくなってきた。手と足を別にしたので色紙の数は二枚に増えた。

中学生になっても、高校生になっても、私は手形足形をとっていたし、大学生に

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「それ、なぁに?」と聞かれたい

スケッチブックを持ち歩いている。

高校時代、ノートとしてデカい紙を持ち歩きたくなった。それは遅れてきた中二病のようなもので、他の人と違うことをしているのがかっこいいと思っていた部分が大きい。

そのかっこいい自分を引きずったまま、今日まで定着してしまった。スケッチブックサイズの紙にメモをしたり、形にならないアイデアを書きまくったりしていかにも仕事できる人っぽく振る舞うのがすごく楽しい。その上、そ

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どうしてここに化粧水

しばらく、自分の顔をちゃんと見ていない気がする。

私の家は風呂場にしか鏡がない。風呂に入るとその鏡はだいたい曇っている。めがねを外した私の視力で鏡を覗いても、ぼんやりと自分の影らしきものが見えるだけだ。自撮りもしないので、スマートフォンにも自分の顔が映ることはない。私の生活圏内で自分のことを見る鏡といえば、職場のトイレにある鏡くらいだ。

家でヒゲを剃るときなどは少し不便だ。まずは頬を手で触る。

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鍋と野菜とサラダと私。

「好きな食べ物は?」

という素朴な質問に、ちゃんと答えられない。具体的にこれが食べたい、というイメージが全く浮かばないのだ。

「甘いもの全般です」

なんていう回答をしてしまう。ふざけているわけでも、かっこつけているわけでもなくて、好きな食べ物として具体的にあげられるものがそもそも無いのである。もっというと食べ物に関する語彙がほとんどない。学校の給食に出ていないものはわからないし、テレビのCM

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