デザイン哲学

"体験の消費"と"デザインへの依存"

“デザインが世界を覆い尽くしつつある”

住むところ、つかうものごと、人とすごす時間。

消費の対象はモノから体験へと拡張され、暮らしの大半が他人に“設計されたもの”の中で進んでゆく。

そのせいか、心地よくない経験をしたときには、“デザインが良くない”と感じてしまうようになった私たち。

いつからか、暮らしは他人がつくるようになった。

人間関係や時間、空間、身の回りの全てがデザインの対象であり

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ものとプロセスと人(3)

私たちは、資本主義社会が作り出した幻想の中で生きている。

自分を含め、私たちは価値の判断の大半を社会と他人に委ねています。資本主義経済では、作り手が消費者に対し「こんなおしゃれな生活って素晴らしくないですか?」「こんな素敵な家で暮らしたくないですか?」理想像を語りかけ、社会全体にそれが価値である幻想を作り出すことで、消費欲を刺激してきます。その幻想は今や作り手だけでなく、消費者ですら情報発信側に

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ものとプロセスと人(2)

作り手になりたいわけではないと感じているのは、自分が作り手側に立ち、使い手にとっての豊かさを提供するのではなく、それぞれの使い手が、ものへの向き合いかたを変えることで、意味と文脈による価値、豊かさを自身で生み出せるか、みたいなことを考えているのかなと。
それで、前回述べたように、人間の思考や工夫が介入できるものと接することを僕が“人が豊かである”と捉え、作り手としてそうした余地があるものやサービス

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ものとプロセスと人

モノやサービスのデザインによって簡単で便利に使えます、というようにプロセスを省いていくことではなくて、そのプロセスにいかにして向き合うことができるか、というのをテーマとして持っています。ここでのプロセスに向き合うという意味は、人としての能力や技、思考、工夫、知恵を能動的に働かせる余地のある物事に接するということです。
デザイナーが使い手のことを想像し、時間軸で単純化して描かれるカスタマージャーニー

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