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帰宅前、父が思い出の品と写真をいくつか持たせてくれました。今はなきW.-Germanyと印刷されたノートの中は私の拙い旅行記。ライン川下り、パリ、スイス、リヒテンシュタイン、ニーチェの生家、グリンデルワルド、ユングフラウヨッホ、ミュンヘン、ハイデルベルグ、メスキルヒにハイデガー…

3か月前

明けましておめでとうございます。新年早々おめでとうということが憚られる出来事が続き、どうか1人でも多くの方が無事に安全にと願う年始となりました。今日から雨で寒い日が続きそうです。どうか冷酷な雨ではなく、少しでも恵の雨に変わりつつ早く止みますようにますようにと願うばかりです…合掌。

4か月前

春学期以降、その時々つぶやいたり流せる思考がなくあまり更新できずにいました。また少し落ち着いたので観劇レビューなどしていきたいと思います。直近で観劇が叶った素晴らしい舞台ふたつ。生身の人間であることの痛みや苦悩、生と死、何よりその根底にある愛について、変わらずに考え続けています。

5か月前

18:16分に迎える今夜の満月は、ネイティヴアメリカンによれば「ビーバームーン🦫✨」そして双子座の満月です🌕家族の絆がつよいといわれるビーバーにちなんで、家庭や愛にまつわる願い事や感謝をすると良い日だそうです✨いつもありがとうの気持ちを込めて🌝✨(画像は2016年NASA🚀より)

5か月前

つぶやきまとめ④分析と思考の展開

6か月前

突然の大雨 世界はちゃんとわかっている どうか 総てのかなしみが あらわれ 流され 総ての苦しみ 遣り場のない心が ほんの僅かでも 消炎されますように。

9か月前

祖父の形見の灰皿を手に、お線香の代わりに焚いたお香が燃え尽きるまで手の中に握りしめたまま、黙祷。物質の記憶、今はなきひとのぬくもり、想い出。早朝の朝陽が嘘のように、雲が立ち込めている。空が、世界が泣いている。総ての理不尽なかなしみ、苦しみのない世界を希求することこそ私の哲学です。

9か月前

薄青色の空に、 少し満ちかけた 月がはんぶん🌛✨ 大切な人のことを そっと想います。 あなたにも、 みえるといいな✨

9か月前

今年初めて植え替えながら育てたマダガスカルジャスミンがひととおり咲き終わり、これで終わりかなとふとさみしく思っていたら、どうやらまだ終わりではなかったようで、感動した朝。植物は美しく、賢く、正しく、その生を全うしていて、ゆえに頼もしく、日々私を励まし、大切なことを教えてくれます。

9か月前

明後日にはふたたび自分が研究者であると名乗ることも忘れ、全く違う人生にかけだしているかもしれない。

透き通るまで、夕陽を浴びてきた。 透き通ることはできず、眠くなるまで。 毛布のような陽光のぬくもりの中、 ただただ、今日という日に感謝しながら。

しばらく調子に乗って松葉杖を置いて出ていたら、昨日の雨に濡れた坂道で骨折側の足を滑らせて大転倒…道ゆく人に助けられ、タイムリープ。また時間に亀裂が入ってしまったように、1日消えた。そのおかげか、今夜は恩師にゴールデン街で励ましていただくことに…不幸の中にも幸はあるものです、感謝。

昨日の満月、ネイティヴ・アメリカンは「ピンク・ムーン」と呼んでいます。見ることができなかったのですが、地上にはピンク色のまるい花、もうすぐ満開の椿を見つけました。椿の花びらの美しい規則性はどれだけ眺めていても飽きることがなく、実は今でも、中央の蕾の中には椿姫がいると思っています。

私はやはり幸福な余韻をもって終わることのできる美しい音楽のような言葉を紡ぎたいなと願う。美しい和音が放つ残響のように、ほんの束の間でも大気がやさしく震え、誰かの耳奥をそっとふるわせることのできるような物語の音楽。その振動が誰かの内からその心をやさしく宥めることができるならと願う。

近場へ週末出張。狭い宿でいつも通り夜更かし粛々と仕事をしている。そういえばパリにはコンビニがない、不便もなかったから今まで気づかなかった。慣れるほどカフェも外食もしなくなり、部屋に籠って粛々と研究していた日々が懐かしい。9月は学会発表で数年ぶりの渡航・渡愛できるかもしれず嬉しい。

こんな静かな雨の夜は、徹底的に孤独であり、この世界にはそもそも私以外誰も存在しないのではないかとさえ思えてくる。おそらくこの心境こそ、私が「在る」ことの無根拠性であり、それゆえ「出逢わないでもあり得たものが逢ふ」ことの驚くべき奇跡というものが、沁みじみと感じられるのかもしれない。

哲学はもちろん理論であり思想でもありますが、同時にこの世界に生きる上では実践されなければならない、そしてほんの僅かでも、ほんの少しでも、何かが、誰かが、よりよい状態へと促されなければ意味がない、というのがノンポリ・リベラル・無信仰という不届者を自負する私なりの持論であり実践です。

もうすぐ世界の時間に追いつけそう。

+5

2023年春・ゴールデン街

植物の種子を口に含むのがこわいことについては、うまく説明がつかない。幼い頃から両親にも不思議がられてきた。正直を言えば見るのも苦手で、いつも隠してもらう。何か生命力のようなものが感じられるのだと思う。それを一緒に口内に含み、うまく分離して出すことができない。直に触れるのがこわい。