温度応答性

温度応答性ゲルを使った除湿システム

昨年の記事ですが、温度応答性ゲルを除湿に応用する研究成果が発表されています。
関西大学の宮田研究室とシャープの共同研究によるものです。

使われているのは、32℃を境に親水性・疎水性が変化するN-イソプロピルアクリルアミドゲルです。

32℃未満で親水性となって吸水し、32℃以上で疎水性となって水を排出する特徴を除湿に利用しようという研究です。
しかし、乾燥状態のゲルはあまり吸湿しません。
そのた

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ゲル研究の開拓者「田中豊一」

柔らかくて不均一。
身近なのに謎が多い。
そんな曖昧なゲルの世界を切り拓いた人が居ました。

田中 豊一(たなか とよいち)

未開の材料だったゲルにスポットを当てた物理学者です。

田中豊一博士(以下、田中博士)は1946年、新潟県長岡市に長男として生まれました。
父の田中豊助は化学者。
幼い頃、父が埼玉大学に勤める事になったため、
埼玉県に引っ越します。
両親が渡米すると、北浦和の祖母の家に移

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研究の目的とは?

何のために研究しているのか?
人それぞれだと思います。
そのテーマが楽しいから、面白いから!
実はシンプルで純粋な理由だったりします。
僕もそうです。

全ての化学研究者にアンケートして集計すると、どうなるんでしょうね?

僕が今まで会って話したり、一緒に研究した人は「面白いから、好きだから」という理由が圧倒的に多いです。
「地球を救うため」という人も居ました。
論文に書かれている研究目的が後付な

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作り方を模索中…

苦戦している温度応答性ゲルの作製。
最近は過去の実験記録やメモを見返し、専門書を読みながら新たなアプローチを考えていました。

今日は考えに考えた方法でゲルを作ってみました。
とはいえ、今までと違うのは少しだけです。
記録からすると、1年で50通り近く試したことになります。

作るのに3日かかるので、上手く出来ているのかどうか直ぐには分かりません。
これまでの検討結果から、焦らず時間をかけないと失

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