偉大な先達の伝説を超えてゆけ!ヴィジュアル系の明日はどっちだ!?(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』最終回)

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。最終回となる今回は、ヴィジュアル系のこれからについてです。音楽性でも「お化粧」でもないV系の本当の定義。そして、成功体験を持たない新世代ヴィジュアル系バンドの課題と可能性について語ります。(構成:藤谷千明)

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10年後にたどり着いた〈幸福な関係〉? 復活バンドブームは何をもたらしたか(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第16回)

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。近年、LUNA SEAやX JAPANなど、V系全盛期を築いたバンドの再結成が相次いでいますが、約10年ぶりの再起動をどう捉えるべきなのか。V系バンドの「再結成」のあり方を議論します。(構成:藤谷千明)

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90年代は遠きにありて思ふものーーネオ・ヴィジュアル系の奮闘と哀愁(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第15回)

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。2000年代中期に勃興したネオ・ヴィジュアル系は、先達の様式美を取り入れた大衆性で人気を集めますが、その一方で、かつてのV系にあった〈業〉は抜け落ちていました。V系カルチャーの2000年代以降の変質について語ります。(構成:藤谷千明)

ヴィジュアル系を「自ら名乗る」世代

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ヴィジュアル系の海外展開から〈クールジャパン〉を一方的に考える(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第14回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。今回のテーマは、ヴィジュアル系の海外進出です。90年代以降、積極的にアジア進出してきた日本のV系バンドですが、近年はK-POPの勢いの前に元気がありません。なぜ日本のエンタメは海外で勝てないのか、その原因について掘り下げます。(構成:藤谷千明)

ビジュアル系の海外進出の先駆

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ネットはV系の何を変えたのか?バンギャル漫画家と語るファンとバンドの変化・後編(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第13回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。後編では、TwitterなどのSNSの普及が、ヴィジュアル系カルチャーにもたらした変化について、ゲストの蟹めんまさんと一緒に考えます。(構成:藤谷千明)

今のバンギャルは解散を恐れてお布施する

市川 めんまさんがいま中高生だったとしたら、バンギャルになっていたと思う?

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ネットはV系の何を変えたのか?バンギャル漫画家と語るファンとバンドの変化・前編(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第12回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。今回は、バンギャル漫画家の蟹めんまさんをゲストに、ヴィジュアル系ブームのピークでありネット黎明期でもある90年代後半のファンコミュニティについて語ります。(構成:藤谷千明)

1999年のメジャーデビューラッシュ

藤谷 今回はゲストに『バンギャルちゃんの日常』シリーズで知ら

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驕れる者は久しからず!? 「春の夜の夢」V系バブルの後先を振り返る・後編 (市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第11回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。今回も引き続き全盛期V系カルチャーの総括がテーマです。そのとき、わずかに顔をのぞかせた「氷河期への萌芽」とは?(構成:藤谷千明)

バンドマンのキャラクターに起こった変化

市川:話を戻すと、TVの音楽番組もV系に乗っかり始め、そうすると一般大衆にも届きだすからCDも売れるし

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驕れる者は久しからず!? 「春の夜の夢」V系バブルの後先を振り返る・前編 (市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第10回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。ここから前後編にわたって、数々のムーヴメントを生み出した90年代後半V系シーンの功罪を総括します。今回は前編です。(構成:藤谷千明)

90年代V系の功績はCD売上ではなくライブ動員数を上げたこと?

藤谷:今回は、連載の本筋に戻って<90年代のV系ブーム>が何を残したのか?

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我々はなぜ「生身のX」に居心地の悪さを覚えるのか?――X JAPANのドキュメンタリー映画『WE ARE X』を語る(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第9回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。今回は、現在公開中のX JAPANのバンド・ヒストリーを追うドキュメンタリー映画『WE ARE X』を取り上げます。(構成:藤谷千明)

▲『WE ARE X』劇場パンフレット
映画公式サイトはこちら

〈雑誌〉の機能を代替し始めた音楽ドキュメンタリー

藤谷 今回は市川さん

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ヴィジュアル系「差別」の歴史を考える(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第8回)【不定期連載】

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。今回は、ヴィジュアル系バンド・ファンに対する「差別」がテーマです。90年代の「J-ROCK」からゼロ年代の「邦ロック」へと至る過程で起きた〈分断〉とは――?(構成:藤谷千明)

「90年代V系はアリ」という空気になってきた2010年代

藤谷 前回予告したとおり、今回は〈ヴィ

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