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思ふよりいかにせよとか秋風になびく浅茅(あさぢ)の色ことになる(読人しらず)
逢ふまでのかたみも我はなにせむに見ても心の慰まなくに(読人しらず)
花筐(はながたみ)めならぶ人のあまたあれば忘られぬらむ数ならぬ身は(読人しらず)
かたみこそ今はあだなれこれなくは忘るる時もあらましものを(読人しらず)
みても又またも見まくの欲しければなるゝを人は厭ふべらなり(読人しらず)
わが恋は虚しき空に満ちぬらし思ひやれども行くかたもなし(読人しらず)
今はとて君がかれなばわが宿の花をばひとり見てしのばむ
思ふには忍ぶることぞ負けにける色には出でじと思ひしものを(読人しらず)
行く水に数かくよりもはかなきは思はぬ人を思ふなりけり
春雨ににほへる色も飽かなくに香さへなつかし山吹の花
わが恋を人知るらめやしきたへの枕のみこそ知らば知るらめ
種しあれば岩にも松は生ひにけり恋をし恋ひば逢はざらめやも
片糸をこなたかなたによりかけてあはずは何を玉の緒にせむ
ひと知れず思へばくるし紅のすゑつむ花のいろに出でなむ
春ごとに花の盛りはありなめど逢ひ見む事はいのちなりけり
梅が枝にきゐるうぐひす春かけて鳴けどもいまだ雪はふりつゝ(読人しらず)
過去の辛い記憶を書き換える 不安と悩みをなくす方法