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夏の薬膳 茄子でつくる晩(昼)酌日記

 「秋茄子は嫁に食わすな」

「おいしいから嫁に食べさせるのはもったいない」という説と、「身体を冷やすので、食べさせない」という説があります。やっぱり後者の説が好き。何はともあれ、身体の熱を冷ます作用があるので、暑い夏にもオススメ。ただ冷やしすぎも良くないので、身体を温める食材と組み合わせてバランス良く♪

【薬膳メモ】身体の熱を下げて、ほてりを取り去る作用。のぼせや喉の渇きに。血の巡りを良くして、月経痛を鎮める効果もあります。むくみや下痢の予防。消化をよくして、胃の働きを高めたいときにも。

*薬膳では、良い食材も、摂りすぎると体を傷つけることがあると言われています。ほどよくバランスよくどうぞ*

「茄子とピーマン、エリンギの味噌炒め」

茄子と合わせたのは、イライラを鎮めるピーマン。煩わしさを取り去る作用があるので暑い季節にオススメです。手足のほてりを取り去るエリンギも一緒に。身体を中心から温める作用のある、味噌ダレで炒めました。

「なすとベーコン、しめじのトマト炒め」

なす、トマト、どちらも身体の熱を取り去り、胃腸の働きを高める作用があります。しめじは血を補う効果があるので、顔色を良くしたり貧血にも良し。どれも涼性の食物なので、温め作用のある唐辛子を加えました。今回は輪切りの唐辛子を、ほどよくピリッとアクセントに。ちなみにベーコン(豚肉)は潤い効果があるので、まだまだ日焼けの乾燥が気になる季節に、嬉しい食材です。

「なすのナムル」

身体の熱を冷ます作用のある茄子に、しょうが、唐辛子の温め作用でバランスをとりました。体力回復効果のある黒酢で味を引き締め、同じく疲労に良いカシューナッツ(砕いたもの)でまろやかさをプラス。ちなみにカシューナッツは、老化防止も期待できます。

コウケンテツさんレシピによると、茄子の紫を色良く残すには、「蒸す」のがいちばんだそう。ということで、茄子は蒸してから、ナムルのタレに絡めました。

今日は少し涼やかでしたが、暑さはまだ続くようですね。

冷たいもの食べ過ぎ、飲み過ぎには、くれぐれも気をつけてくださいね。と、自分自身にも言い聞かせています(笑)。

読んでくれてありがとうございます♪