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新しい身体を死後持つという驚きへの気づき4.(葉脈盆地29) ブッダはビッグバンの瞬間まで遡り、"時間から浮上する。"

ブッダのみのオリジナル神通力"漏尽通"により、何千もの前世に遡るという事は、ミルチャ・エリアーデ著、ヨーガ1から●この過程は、したがって、時間を作動させながら、第一の生が世界へと飛び出す時である起源に至る為に~時間を逆に辿るというものである。~彼は自分の全ての前世を再認識できるばかりでなく、"世界の始まり"に到達するから、その出発点は結局、宇宙創造すなわち第一の宇宙顕現と一致する。●自分の諸々の罪、無知の支配の元でなされカルマの法則により、生から生へ移されてきた諸行為の総体を焼く事に等しい。●人は時間の始めに到達して、非時間=最初に堕落した人間の生によって始められた時間的経験に先行した永遠の今を見出す。(( 楽園追放というか、アダムとイブの原罪の事を表現しているとしか思えない。旧約聖書とバラモンヴェーダ世界は同じ底を持つ?!))   ●彼が中有の存在(死後、次の肉体を得るまでの49日間の存在)の時における思考の一瞬間を思い出す時、得られた神通力により、恩寵の刹那を利用する事で、瞬間的な悟り="時間を破り時間からの出離する事"が許される。~~~これらの素粒子物理学、量子力学的地平がすでに2600年前に、ブッダの血肉において表現されていた事をおそらく、西欧の仏教を敬愛する最先端量子力学研究者は教養として、知っていると思われる。到底、肉体的器官、物質的脳では、無理な世界で、そのような表現が許されるならば、"量子的器官を獲得して素粒子の振動の宇宙的記憶の場を辿る事で、ビッグバンに到達し、世界と時間の渦から脱出したと表現するしかない。我々人間は、ブッダを達成した、ゴータマ・シッダールタと基本的には同じ肉体、精神機能を持っている。とすれば、粗い量子の塊たる肉体だけでなく、精妙な素粒子の身体、量子場もまた、潜在的に所有していると考える他ない。  (())内は著者表現。  (画像は釈迦大仏。チベット、テスタン寺。マンダラ出現と消滅展図録より。) 

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