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思索

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つれづれ。
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15年間のこじらせに終止符を ジェラピケを試着して「私は可愛くない」を手放した話

どうも、部屋着難民です。(唐突) おしゃれになりてぇとイメコン通いをしてみたりするオタクですが、お外行きの服はアレコレ考えては見るものの、部屋着には無頓着……というかむしろ部屋着でも似合う似合わないを気にしすぎて「着てみたいと思えるのがないから新しいの買えない」とズルズル先延ばしにしていたら、軒並み手持ちの部屋着が寿命を迎えつつあります。ピンチです。 「やべえやべえ、とりあえず適当にユニクロで買うか……コスパ最強だしな……」とはじめは思ったのですが、2年ほど前から、私の中

自殺することを自分に許したら

その日は感情の波に捕まっていた。 春先の、吹き荒れる風に巻き上げられたのか、心の底に溜まった泥が浮上して、私の目を曇らせていた。 これが浄化なのはわかっている。 以前までは蓋をされ、掘り下げなければ見ることができなかったものは、今や蓋が開きっぱなしになり、こちらの状態などおかまいなしに浮上しては現れ、そして消えていく。 私が捕まり、捕まえなければ、流れていくものだとはわかっている。 それでもやはり、長年のクセというのはなかなか抜けず、湧き上がってくる感情を捕まえては、自責

委ねることが怖かった理由 冬至に浮かび上がったもの

わたしはずっと、この世界が怖くて仕方なかった。 周りが全員、敵だと思っていた。 冬至であらわになったものは、やっぱり「根深い恐怖」だった。 手を替え品を替え、あらゆる形で解放を促されてきたけど、結構深いところまで行ったな……という感じ。 毎年この時期、必ずと言っていいほど、母親絡みのトラウマが浮上する。 それを自覚したのは2019年の年末だったかな。 細かいことは忘れてしまったけど、その辺りから毎年。 それ以前からどうだったかはよく覚えてないけど、なんやかんや、毎年冬は

「元気」とは言えないけど、前より「軽い」

おととい記事を投稿してから、焦りや不安が一気に噴出してきた。 思ったよりスキが少なくて悲しいとか、読んでもらってもつまんないって思われてたらどうしようとか、そういう不安。 noteで投稿をたくさんしはじめてちょうど4年くらい経つけど、最初の頃はそういう感情が出てきても、感じても仕方がないって無視していたっけ。 2020年の年末で時代が変わった。 時代が変わる前は、その自己欺瞞のまま突き進めた。 揺らぐ感情を押し殺し、経験と実績でねじ伏せるという事ができた。 でも、時代

「あれから」と、少しの「これから」

前回、インパクトのある体験を、勢いのままに記事にした。 溜め込んでいたものを一気に出して、ちょっとハイになっていたと思う。 これからは自由に書いていくんだ、という気持ちでいっぱいだった。 でも、色々あって、この記事を公開してからここに至るまで、結局ほとんど投稿出来なかった。 「口ばっかりじゃん」「どういう事なんだ」と……責める人がいるかはさておき、私の中には、そういうジャッジを下す思考もあった。 「毎日5分でも書きなさい」と言われ、そうできたらいいと思ったのは事実。

自分らしさの蓋を外して出てきたものは、明るくはなかったけど美しかった

「物語を書いて生きていきたいのなら、四の五の言わず今すぐ書きなさい」 身体のケアをするために尋ねたセッションで言われたのは、意外な言葉だった。 「一日5分でもいい。トイレに行くくらい当たり前の感覚で『物を書く』という事ができるよう、自分の日常にそれを落とし込んで行く。それが今のあなたのやるべき事です」 私の中にずっとあった甘ったれた気持ちを、全て引っ剥がすような強い言葉。その方が言っているから響くのではなく、今の私に本当に必要な言葉だから響く、そんな感じだった。 「料

暗闇を進む

ふと、立ち止まる。 自分がどちらに進むべきか、盛大に勘違いしていたのではないか。そんなふうに思ってしまった。 以前のような、足場が崩れゆくような絶望感はない。ただ、「あると思っていたものがなかった」という事実を受け止める、凪のような気持ちがあるのみだ。 しかし、ほんとうに進むべきと思った道の先には、何も見えない。光もなければ木々もなく、ただ空虚な暗闇が広がるのみ。 これまで歩いてきた道には、今まで培ってきたもの、あるいは立ち寄れるような拠り所があって、出会った人々がい

思い切って好きな色のパーカーを買ったら

「3シーズン使える」 「着回しができる」 そういう触れ込みのアイテムにものすごくこだわっていたけど、やめようと思った話。 私は今、クローゼットを再構築中。 おしゃれになりたくてプロの診断を受けたり、ショッピング同行をお願いしたりもしたのだけど、自分のライフスタイルやニーズをきちんと理解せずに理論だけ知っても、いまいち上手くいかなかった。 それで、まず自分は、自分の現状をしっかり受け入れる事が大事なんだなと思い知って、自分に向き合う事をやってきた。同時に、今の自分には必

悩み事を未来の自分に相談してみる

イメージ力、信じる力、あるいは思い込みの激しさでもいいけれど、そういうのが強い人、好きな人向けの話。普段から創作をしていたり、占いをしていたり、瞑想状態に入れる人は比較的簡単にできると思います。 以前ヒーリングセッションで、「3年後の自分に会ってメッセージを聞く」という事をしまして、それの終わりがけに「いつでも会えるので悩んだときは聞いてみてくださいね」と言われました。 初めて言われたときは「そんな事できるわけない」と思ってしまったけど、推しに会えた事(※)もあって、どう

自分の好きなように書くのがいちばん良い

ほんの数日前のこと。 朝目が覚めた時、ふと心の奥からある想いが上がってきた。 「だって思い通りにさせてくれないもん」 それは、「なんで私は小説を書けないのか」という問いに対する、インナーチャイルドの答えだった。 * 私にはずっと、好きなものや、やりたいことを我慢してしまうというクセがあった。 それでは行き詰まると気付いてからは、いろいろな方向から自分の心をほどいてきて、今ではそのクセもだいぶ治まってきていた。 けれど、趣味の小説に関してはまだ書きたい気持ちを我慢

小さな幸せを見つける

「その日よかった事を3つ、手帳にメモする」 この習慣をはじめてもうすぐ3週間経つ。 できれば好きな色のペンやインクでメモするといいらしいのだけど、文房具をあまりたくさん持っていないので、せめて書き心地が気に入っているペンで書いている。 実は今年の頭にも、同じことを習慣化しようとしたけど、一ヶ月半で投げ出してしまった。 精神的に不安定で、何かを意識的に習慣化させる事が本当に苦手だ。そして、それができない事がコンプレックス。裏目に出た完璧主義もあいまって、一度その習慣化に挫

感情を解放するには、まず「自分」をしっかり安定させること

最近、心理療法の先生から何度も「いきなりトラウマに踏み込まないこと」「まずは自分の中に冷静な感覚を培うこと」と言われる。 しかし私は、自分を大切にするなんて考えもせず、この6年間、ひたすら、がむしゃらにトラウマに突っ込んできた。 あらゆる技法を試して、持ち前の集中力と底力でなんとかなってきたから、先生の言葉に、これまでの自分を否定されているような気がして、ここ最近は、治療院に向かうのが憂鬱になっていた。 昨日、「自分の中の欠落を埋めるには、感情を解放して受け止める必要が

遠ざけるのではなく受け入れる必要がある

先日、母方の祖父の墓参りに行った。 実に10年ぶりだ。 それだけ長く時間が空いた理由は、元々母方の親戚とは疎遠な事もあるが、単に場所が遠いからというのもある。実家からだとかなり時間がかかるので、なかなか行けない。 しかし、今住んでいるところからは車で四時間程度。スケジュール次第で日帰りも可能な距離だ。 私が生まれる遥か前に死んだため、祖父には会ったことはなく、遺影でしかその顔を知らない。しかし、守護霊を視てもらう機会が何度かあって、その度に告げられる見た目がその祖父だ

つよい好転反応が起きやすい体質

好転反応があまり起きないとされている施術でも、好転反応が起きる。 気付けば3年目に突入したアクセスバーズも、好転反応はごく稀と言われているけど、私には起こった。 毎度毎度そこまでひどいものではなかったけれど、下痢や頻尿、鼻血が出たり。ひどく落ち込んだりイライラしたり。身体の症状はしばらく放っておけば治まるし、感情の落ち込みもそんなに長くは続かない。特に感情面は、もともと不安定だったのもあり、好転反応だとは思わなかった。今思えばそうかもしれない、というレベルのもの。 ただ