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動物たちからもらった沢山の『優しさ』

私は子どもの頃から動物が大好きだ。


近所で飼われていた犬の名前が『ジャッキー』だったため、幼児の私が言葉を言えるようになった頃は、犬を見る度に全ての犬に対して「ジャッキー!」っと言っていたらしい。
(犬たちにとっては本当の名前を呼んでもらえなかった事になるが、私がまだ幼児だったので許して欲しい(笑))


私の家族内には『動物への愛情が強い』と言える人がお世辞にもいないため、そう考えると私の動物好きは生まれ持った特質なのかもしれない。


そして私は動物たちの事をとても大切な存在だと思っている。


なぜなら、

『動物にだって感情や心がある。
そして何よりも、(人間と同じように)たった一つの大切な命だから』。


だから動物虐待のニュースや、動物たちが人間の都合で苦しめられている話を聞くと涙が止まらなくなってしまうのだ。


以前テレビで、"飼われているペットが寂しい想いをしているCM"を見た事があったのだが、私はそのペットに感情移入し過ぎてしまい、可哀想で悲しくて、数日間思い出すだけで一日に何度も号泣する、っという事があった。
(そのCMは今はもう流れていないが、「二度と見ない!!」と誓ったほどだ。)

それくらい私は動物の立場になって考えてしまうのだ。



また、私は幼い時から動物によく話しかけていた。
確かに言葉は通じないが、動物の態度や声のトーン、表情などで何を言いたいのか分かったし、私としては心を通わせて会話をしている感覚だった。


私が中学生の頃、学校でいじめられて半ば不登校気味だった時には、毎晩寝る前に飼っていたハムスターと二人きりで遊びながら悩みを聞いてもらったりもしていた。
そんな時、ハムスターが私の顔を舐めてくれたり、手の上に乗って私をジッと見つめてくれたりした時は、自然と「慰めてくれてありがとう」っと涙しながら語りかけていた。




時が経ち、大人になってから現在に至るまで、我が家では猫を飼っているが、
その猫たちに対しても私は毎日話かけている。


悩みを聞いてもらったり、嬉しい出来事を聞いてもらったり、時には世間話をしたり(笑)
もちろん猫なので途中で寝てしまったり、いきなりどこかに行ってしまったりするのだが、私としては「悩みを聞いてくれてありがとうね」「お話出来て楽しかったね」っという気持ちなのだ。



私がうつ病になってからは、私の状態が以前とは違うということに気付いている猫もいて(鈍感な猫は何年経っても全く気付かないが(笑))、
私が辛くて苦しくてクッションに顔をうずめて泣いていると、近くにきて私の顔をジッと見つめ、そのままそっと寄り添うかのようにずっと側にいてくれるのだ。


以前こんな事があった。
コタツの上に突っ伏して泣いていた私に、同じくコタツの上で寝ていた猫が私をジッと見つめたあと、そっと手を伸ばして私の頭をポンっとしてくれたのだ。
猫にとっては慰めているつもりはなかったのかもしれないが、でも私がいつもと違うという事を察知してくれていたようだった。
その行動が嬉しくて、私はさらに泣いてしまったのだけれど...。



私は動物たちから今まで沢山の優しさをもらってきた。
動物たちが近くにいてくれたから強くなれたことも、頑張れたことも人生で沢山ある。


そんな『動物たちがくれた優しさ』への感謝を、沢山可愛がり、愛情を込めてお世話をすることによって、これからも返していきたいと私は思っている。

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