「年寄りの家」から「いきいきセンター」に変わった話
家の最寄り駅に、白地に黒い字でデカデカと「年寄りの家」と書かれた看板が立っていた。あまりにそのままな表現なので、私はその看板をとても気に入っており、毎日通学するたびに見ていた。
ところがあるとき「年寄りの家」と書かれた看板は、同じデザインのまま「いきいきセンター」になっていた。古臭い「年寄りの家」から今風の「いきいきセンター」へと名前が変わっていたのである。おそらく気にする人はほとんどいなかっただろう。
たったこれだけのことだったが、この出来事は私の心に深く残った。という