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【オーストラリア大学院留学】インターン・就職先探し 後編

こんにちは,Hayuです☺

私はメルボルン大学院を2022年8月に卒業後,大学院時代にインターンをしていた会社にてそのまま現地就職しフルタイムで働いています。今回は,前編に続き,私がどうやって在学中にインターン先を探し,採用してもらい,そして現地就職に繋がったのかについて書いていきます。

私がインターン探し・就職するために取った大きく6つの手順
➀レジュメ・カバーレターを作成
➁大学のキャリアサービスでアドバイスをもらう
➂大学の卒業生にアドバイスをもらう
➃インターンシップをしたい会社をピックアップ
➄会社に直接インターンをしたい旨を連絡する
➅インタビュー・採用
の内,今回の後編では➃~➅の主に会社へのコンタクトから採用までについて共有させていただきます!

インターンシップ開始までのタイムライン。


オーストラリアでのインターンシップ
,または現地就職を目指している方の少しでもお役に立てれば嬉しいです。

前編はコチラ



インターン先を見つけるまでにしたこと

➃インターンシップをしたい会社をピックアップ

私が会社をサーチするのに使用したのは主にLinkedin。私の興味のあった分野のキーワード,例えば "Agribusiness" "Market research"等で検索して出てきた会社を調べていきました。

ここで私が前編で記述した➂大学の卒業生にアドバイスをもらう にて,「小さい会社の方が個別の連絡に対して返事があるし,インターンも受け入れてもらいやすい」とアドバイスをもらっていました。その為,興味のある会社は会社の規模に関わらずにピックアップしていましたが,従業員の少ない小さい会社をできるだけ探すようにしていました。

また,そのアドバイスをもらった方はまさに私の興味のある分野で活躍されている人でした。その方に実際にDeloitteに提出したというレジュメをもらい今までの勤務歴を見て,インターンをされていた会社に興味を持ち,その会社の連絡先を教えてもらいました。

上記方法で自分がインターンをしてみたいなと思う会社を抽出し,カバーレターをそれぞれの会社に合ったものにする為,少し書き換えました。


➄会社に直接インターンをしたい旨を連絡する

➃で自分の志望する会社をピックアップした後は,いよいよ会社に連絡をしていきます。私が連絡手段に使用したのは,1.メール2.Linkedinの2つ。その会社にHR(Human Resource)がいればHRに,いなければ一番上の立場の人に連絡していきました。

1.メール
私は計2社のインタビューに行ったのですが,どちらの会社もメールにて最初のコンタクトを取ることができました。

メールに記載した内容は,
・自己紹介:メルボルン大学院でAgribusinessを学んでいる最終学年の大学院生。
・その会社とインターンに興味があること:インターンの時間や時期等の条件。
・その会社に関連する自身の経歴やスキル:出版した論文や研究について。
・レジュメとカバーレターを添付

実際に私が今勤務している会社に送ったメール。

せっかくインターンを志望する旨のメールを送っても,読まれなかったら意味がありません。会社のHPによく載っているカスタマーサービスのメール読まれないリスクHRにまでメールが行きつかないリスクがあります。その為,私はその会社に所属する人の個々のメールアドレスを開示してくれる無料のサイトを使用し,メールを送りました。
実際に使用したサイトは忘れてしまったのですが,"Find a Company Email Address"などとgoogleで検索すると色々出てくると思います。

2.LinkedinのDM
もう一つ私が連絡手段として使用したのがLinkedinのDM。これも前編にて記述した,同じ大学院のコースの卒業生からもらったアドバイスなのですが,Linkedinプレミアムに申し込み(無料期間を利用),無料で自分のコネクション外の人にもDMができるようにしました
➃でピックアップした会社に所属する人の中で,自分が希望する業種に一番近い人やHRに「そちらの会社に興味があるんですけどお話聞かせていただきませんか?」とか,上の立場の人に対してはインターンシップについて直接訊ねる旨のメッセージを送りました。

メールLinkedinの両方からの連絡が可能だったものについては両方同時に利用しましたが,Linkedinの返信率はかなり低かったです。メールで連絡を取ってインタビューに行った会社の人からも,「LinkedinでDMくれてたね!気づかなくて!」と言われました。Linkedinはあまり業務で使用しない為,社内メールの方が開封率が高いと思います。


➅インタビュー・採用

➄の方法で直接会社に連絡をしたのは大体10社くらいでしょうか?もう少し少ないかもしれません。
結果,3社から返信があり,1社「インターンはあと~週間後に募集する予定だからまたリマインドしてね」という連絡。あとの2社「是非会ってお話ししよう」とめちゃくちゃカジュアルなインタビュー?の連絡をもらいました。
インタビューの連絡をもらった2社はかなり小規模な会社,そしてもう1社はその2社よりは大きいけれどやはり小規模な会社でした。

会社A
まずインタビューに行ったのは,現在もフルタイムとして勤務している会社A。直接ディレクターにメールを朝の7時ごろに送ったのですが,4時間ほど後の午前11時にディレクターから電話があり,その日は金曜日だった為早速翌週に会社で会って話そうとなりました。
当日は念のためシャツにパンツを履いていきましたが,もっとカジュアルでも良かったと思います。インタビューの鉄板の質問である「Tell me about yourself」から始まり,あとはカジュアルに私のしてきたリサーチや大学の履修条件等について話し,会社について説明を聞きました。
インタビューのあとにすぐにメールにて連絡があり,「経歴に興味を持った。エクササイズシートを添付したから解いて欲しい」と,とても簡単なエクササイズが送られてきました。そのエクササイズを提出するとすぐに「I'm encouraged. ~日にまた会社で話せる?」と連絡があり,その2度目の会社訪問で正式にインターンが決まりました

会社B
こちらの会社も会社Aと同じく,ディレクターに直接メールで連絡したところ,すぐにメールで「経歴に興味を持った。会って話そう」という返事がありました。ディレクターの家の近くにあるカフェで会い,私の経歴を話したり,会社やインターンの業務内容について説明を聞きました
会社Bもインターンを歓迎してくれていたのですが,インターン期間に予定されていたディレクターの他州での仕事がかなり長引くことになったのと,会社の入っている建物の工事のせいで在宅勤務期間もあるので,インターンはまた今度ということになりました。会社Aでのインターンを先に決めていたので断る理由がなくなってラッキーでしたが,会社Aでのインターンが決まっていなかったらかなり焦っただろうなと思います。

上記の感じで,会社に連絡を取ってからはかなりスムーズにインタビュー,採用が決まりました2週間ほど)。

大学のインターン科目でのインターンは無給が多いようですが,会社Aは有給でした(会社Bはわかりません)。インターンは1日8時間勤務,期間は2か月ほどでした。

就職までの流れ

無事にインターンが決定し,現在インターンから継続してその会社で勤務しています。流れとしては,
インターン⇒パートタイム⇒大学院卒業と同時にフルタイム
というおそらくオーストラリアでよくある就職方法です。

就職までのタイムライン。

私の場合,インターンの採用の話があった時点で「パートタイムへのチャンスがあるよ」という話をもらっていました。インターンが終わるころにパートタイムのオファーを正式にもらい,その時にはもう「いつ卒業して毎日来られるようになるの?」といったことを聞かれたり,明らかに今後数カ月で使うものではないことを教わったりしていたので,「フルタイムになることはほぼ決まっているのかな」と感じていました。元々かなり小規模な会社で,且つディレクターの退職に向けて会社のマネージメントを円滑にする為に,新しい人材を探し始めていたのかなと思います。私のインターン以降「インターン雇うの良いね」となり,新しいインターンが入ってくるようになりました。
そこから卒業までの数カ月週3日勤務(+2科目履修)を続け,大学の授業終了と共に「正式にフルタイムで働かないか?」と声がかかり,今に至ります。

大学の知り合いで卒業後のフルタイム勤務が決まっている人の多くは,私と同じく在学中のインターンからそのままフルタイムのオファーをもらっていました。


私なりのアドバイス

私は大学院の科目としてインターンを履修した為,ネット等に掲載されているインターン募集に申し込まずに直接会社に連絡して採用されたケースですが,在学中のインターンを探す方は募集に応募する人も多いのかなと思います。

留学からの現地就職を目指している方には,在学中からインターンやコネクションを探しておくことがやはりお勧めです。私の留学生の友人で,同じ大学院を卒業して就職先を探していた子がいましたが,結局就職先が見つからず母国に帰りました。大きな要因としてはインターン等の勤務歴やリサーチの経験,論文出版がなかったことなのかなと思います。
日本の大学を卒業した方の多くは卒業論文として論文を執筆したことがあると思いますが,それをレジュメに書くことでとても大きな強みになると思います。私はたまたま教授から声がかかり,大学院の授業でのアサイメントがオンラインジャーナルに掲載されたので,それも本当に私のレジュメをより魅力的にしてくれたと思っています。
フルタイムで仕事を得るにはオーストラリアでは経験がとても大切です。インターンは経験がなくても採用されやすいものなので,現地就職を考えている方はインターンをしてみることが近道になるかなと。その際にこの記事のインターンの探し方が少しでも参考になれば嬉しいです。

日本ではあまりメジャーではないかと思いますが,直接会社に掛け合ってみる方法は小さな会社であればかなり有効だと思います。少し勇気が必要かもしれませんが,「インターンをしたい!」と言われて嫌な気分になる会社はないと思います。是非チャレンジしてみてください。

オーストラリアでのインターンシップや就職(に限らず何でも)について詳しく聞きたいという方はお気軽に記事にコメントや,zoomでお話(下の有料記事)することもできますのでいつでも連絡をくださいね。

私の経験が,ほんの少しでも誰かのお役に立てれば幸いです☺
Hayu

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