Kamakura Betty

鎌倉は東京からわずか1時間。みんな夕方には上りの横須賀線に乗って帰ってしまうけれど、こ…

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鎌倉は東京からわずか1時間。みんな夕方には上りの横須賀線に乗って帰ってしまうけれど、この土地の朝を味わったことはありますか? まだしっとりする落ち葉を踏んで歩いた4000日から、とっておきの朝景色をお届けするワン♪ HP: https://fkan.blogspot.com/

マガジン

  • 鎌倉暁文庫

    ベティとの朝の逍遥で迷い込んだ脈絡のない書肆

  • Travel with Betty ベティとの旅

    老犬ベティはすっかり出不精。生まれた時から一緒に日本各地を旅してきたけれど、これからは暖かい部屋でゆっくり過ごそう。思い出話でもしながら…

  • 赤道直下の聖夜

    バリ島で迎えたクリスマスには幾つもの輝きがありました

記事一覧

【短編小説集vol,12】鎌倉千一夜〜鶴を折る女(ひと)

第59夜 母娘托生「 今年の花は大きい気がする」 母と鶴岡八幡宮まで朝の散歩をするのが日課に…

Kamakura Betty
18時間前
4

第64夜 青い土俵にて

呼び出しは土俵を掃いて平す 勝敗を決する行為ではないが 荒れた土俵は新たな闘いには不向きだ…

第63夜 ベランダ方丈記

 浮かぶ雲は次から次へと北へ運ばれ、椎の最頂部の枝葉を揺らす風は、日光浴に微睡む私の火照…

第62夜 鶴を折る女(ひと)

地下鉄丸の内線のドア脇に寄りかかりながら手を動かす女性が何故か気になり、しばらく横目で観…

第61夜 GO PROLOGUE

父はある時から散歩の時はネックストラップでGOPROを常に回していた。そして1週間前にあの世…

Kamakura Betty
13日前
6

第60夜 フィールドワークの幻光

 翡翠、水晶、砂金…、日本には数多の宝が自然に放置されている。しかしそれらを取り合うこと…

Kamakura Betty
2週間前
3

第59夜 母娘托生

「 今年の花は大きい気がする」 母と鶴岡八幡宮まで朝の散歩をするのが日課になって何年になる…

Kamakura Betty
2週間前
2

【短編小説集vol,11】鎌倉千一夜〜化粧坂情話

第54夜 ハッセルの血脈 カメラマン中澤佐喜雄の掻痒感はなかなか惹かなかった。6×6というフ…

Kamakura Betty
1か月前
10

第58夜 車窓のバレリーナ

7:45大船通過 澄み切った青い空に引かれたデッサンの一筆のように 柏尾川にかかる電線に一羽の…

Kamakura Betty
1か月前
2

第57夜 愛されぬ理由

 生まれてこの方、愛を表現したことがない。いつも求愛に対して拒否を示してきた。誰かに委ね…

Kamakura Betty
1か月前
4

第56夜 化粧坂情話

 私は女子校の頃からショートカット。バスケ部だったこともありそうしてたんだけど、いつから…

Kamakura Betty
2か月前
4

第55夜 超肉眼フェーズ1

 AIでの画像表現が自在になり実際の視界はリアリティを欠き始めた。つまり自分の目で見ている…

Kamakura Betty
2か月前
1

第54夜 ハッセルの血脈

 カメラマン中澤佐喜雄の掻痒感はなかなか惹かなかった。6×6というフォーマット、正方形の違…

Kamakura Betty
2か月前
3

【短編小説集vol,10】鎌倉千一夜〜花を創る

第49夜 青龍と八朔坊や 1月末、朝の犬の散歩は13年続けてきたとはいえさすがに堪える。あち…

Kamakura Betty
3か月前
9

第53夜 街灯の下でベティがキスをした

街灯の下でベティがキスをした 垂れた耳した黒い老犬 眼球、関節、口蓋…ひとつひとつ体のパー…

Kamakura Betty
3か月前
3

第52夜 花を創る

「父さん、僕のお菓子が賞を取ったよ。それもフランスで最高のやつ」 息子が作っているのは和…

Kamakura Betty
3か月前
6

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