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日曜日にお昼寝しながら読んだ本

こんばんは。Hempseedです。

昨日の記事で給料入った~って話したばっかなのに、早速家賃と歯列矯正のローンで手取りの6割が消えました。世知辛いです。

矯正のローンは1年未満だと利息がかからないといわれたので、一年で組んでます。頑張っています。(笑)

今日はこの前の「②紫外線がヤバイと気づいた人間のUVケア」の記事で、読書してお昼寝してた~というお話をさせていただいたのですが、その時に読んだ本を紹介します。

上に髪の毛が乗ってる・・・気づかなかったすみません・・・

本の題名は「推し、燃ゆ」です。この本は西武池袋の三省堂で見つけました。
桃色のような、コーラルのようなかわいいピンク色の背景に、細身の黒髪ボブな女の子の姿が描かれており、とっても可愛くて本屋さんの中でひときわポップで惹かれてしまいました(^^♪

こちらは第164回の芥川賞を受賞しており、さらに第7回の沖縄書店大賞という賞も受賞しています。

内容は、まさに推し燃ゆというところから始まり、主人公の推しがファンを殴って炎上したところから始まります。
主人公は発達障害と精神疾患(作中では具体的な病名は書かれていない)があり、学校やバイト、家庭ともに上手くいっていないが、誰よりも推しを推すことに人生をかけている女の子です。

結局推しは炎上後も淡々と芸能活動を続け最終的には左指の薬指に指輪をちらつかせながら芸能界を引退。
主人公は、学校や家庭で上手くいくこともなくそのまま高校を中退してしまい、さらには唯一の生きがいだった推しまでもをなくしてしまう・・というストーリーでした。

ストーリーは起承転結があるわけではなく、淡々としたストーリーですが、とにかく文章が丁寧で素敵でした。比喩表現や言葉選びにセンスがあり、主人公の心情や、見ている風景が頭の中に流れ込んでくるようでした。

私自身誰かを人生かけて推した経験というのはないのですが、ああ、誰かを全力で推している人たちって、こんな気持ちなんだ・・・と思いました。

その他ストーリーの中にちょいちょい主人公の家族(両親、姉)や友人、推しの人となりも描かれていて、こちらもリアルでおもしろかったです。(ぴえんが出てきます(笑))
また、現代のお話なので、今私たちが使っているようなSNSなども登場してきてとっても身近に感じられました(^^♪

文字も大きく、空白も多いので普段読書をしない方でも読みやすいかなと思います。

この夏は読書に挑戦したい!と思う方にお勧めな作品です。
よかったら参考にしてください。

以上



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