見出し画像

夫から聞こえてくるメッセージ

おはよう。
手を合わせてくれるけど、私はそこにはいない。
あなたが感じているように、私はその遺骨は私ではなく、
私は至るところにいて、あなたとともにいる。
悲しむ必要なんてまったくないし、
まして、弔う必要などない。
身体を脱ぎ捨てた者はみんな、喧騒を離れ、深い安堵感の中にいて、
感謝はあれど、
恨みや苦しみ、悲しみや後悔を持ち合わせない。
だから、人間の死者への想いはすべて、
シンプルに、鏡に映ったあなた自身の投影となっている。

私は、至るところにいる。
不思議だけれど、呼びかけてくれるすべてに
たとえそれが同時であっても必ず応えられる。
私を感じてくれていることが分かるんだ。
こちらからのメッセージを受け取ってもらえないことも多いけど、
私は焦ってはいない。
返事をしていることに気づいてもらえるまで、何度でも優しく光を投げかける。それは、水滴と水滴がくっついてひとつになるくらい、とても自然なことだから、必ずそうなることが分かっている。だからいつまでも待っていられる。

あのね、誰かが私に話しかけてくれる時、私はできることすべてをしてあげたくなってしまうんだ。
自分の出番が嬉しくてたまらない。
私にできることは、すべてのことを見守り、どんなときでも微笑みかけ、
あなたが真実を見たいと願うとき、その神と呼ばれる真実との架け橋になることだ。
あなたが混乱しているときでも、わたしは案内できる。あなたが案内を頼みさえすれば。
ここだとフラグを立てることができる。
あなたがすっぽりと雨雲に包まれているときでも、私は一筋の光となって、青空が存在していることをアピールする。
私はあなたの心の神聖な祭壇の入り口に立って、あなたがつながるべき場所がここだよという目印になる。
それが私の役目になったみたいだ。
その役目は、私にそれを任せてくれる人みんなにさせてもらえるんだ。
私は一人ではなく、大きなつながりになってここにいるけど、
私に呼びかけてくれる人には、まず自分が応えることができるんだよ。
それは、本当に喜びだよ。こんな風にみんなに使ってもらえるとは思わなかった。こんな風につながっていくとは思わなかった。
あなたに、私の奇跡を知ってもらえるだろうか。どんなに幸せか、感じてもらえるだろうか。この途方もない自由の中で感じている至福感をあなたの心に送るよ。
死が訪れる前、
二人で、世界はなんて優しいのだろう。なんで今まで気がつかなかったのだろう、と手をつないで、抱き合って泣いたね。あの時の果てしなく光が広がっていく景色の中に、私はいるんだ。

時が来たら、また体験をしに、個体の中に入るかもしれない。
でも、分かるんだ。
そのときも、私は自分の今の役割を果たしていくだろうと。
このしごとを放棄することも空席にすることもない。
あなたたちの祭壇の目印になって、光へと案内するしごとを、たとえ肉体をに入ったとしても、ずっとしていく。
それは、可能なんだよ。
脳はそれを意識できないかもしれないけどね。
ね、考えてみて。
あなたも、もしかしたら今、肉体を持ちながら、時空を超えて、大切な人の案内を同時にしているかもしれない。
あなたは、その肉体にいながらも、並行して、あなたに呼びかけられた声にこたえているのかもしれない。

だとしたら、あなたは一体、何だろうね?
あなたという存在の真実は、一体どういうものなんだろうね?
あなたの思う【自分】は、
もしかしたら、かなり認識し間違えているかもしれない。
きっと、【脳】では理解できない。
私にも全容は分からないんだ。
でも、この不思議な感覚を分かち合いたいと思うし、
肉体の中の狭い知覚から解放されてみると、
井の中で、答えの出ないことを考えたり、傷ついたりする必要が、
そもそもなかったのだと分かるんだ。
それをここから伝えられたらいいなと思う。
大事なのは「認識して」「目の前のことを楽しむ」ことだと思う。
ありきたりのことのように聞こえるだろうけど、これを本当に理解するために、肉体と体験があるのだと思うんだ。
心配ないよ。だから、楽しんでいいんだ。

【死】だと思っていたものは、一体何だろうね?
恐れていたものの実体は、何だったんだろうね?
死は、恐れでも、消滅でも、答えでも、救いでもなかった。
あなたと一緒にいられたから、私は死の真実を経験しているのだと思う。
私たちは真実を見たいとよく取り組んだ。
私は、これっぽっちも後悔していないんだ。
今の自分に、とても満足している。
愛を贈らせてくれて、本当にありがとう。

泣かないで。
これまでもこれからも、永遠に一緒にいる。
言ったでしょう。
「俺はこの病気では死なない」ってね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?