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映画

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2021年11月の記事一覧

映画「クリスマスキャッスル」

Netflixからのお薦めで、昨夜今の時期にぴったりの映画をみました。 人気作家ゆえに、何かと衆目にさらされるソフィー・ブラウン(ブルック・シールズ)。小さな城を購入しようと思い立った彼女は、良い物件を求めてスコットランドへ向かう。マイルズ公爵(ケイリー・エルウィズ)が所有する城を気に入ったソフィーだが、マイルズは外国人には売らない態度を示す。衝突を繰り返しながら妥協点を見いだそうとする二人だが、その関係は思わぬ方向に進んでいく。(Yahoo映画あらすじより) ブルック・

【TIFF作品感想】『ラストナイト・インソーホー』/『スパゲティコード・ラブ』

みなさんこんばんは🌙 11月最後の投稿となる今夜は、前回に引き続き第34回東京国際映画祭で学生応援団が鑑賞した映画の感想第二回です! ①『ラストナイト・インソーホー』(イギリス) 11期コウタのオススメは 『ラストナイト・インソーホー』です🔥🔥🔥 作品説明 『ベイビー・ドライバー』(17)のエドガー・ライト監督最新作! トーマシン・マッケンジー×アニャ・テイラー=ジョイ共演! 異なる時代を生きるふたりの女性の夢と恐怖が交差する、タイムリープサイコホラー。 (引用元:東京

ドキュメンタリーがおもしろい! 公開中のおすすめ3選!

こんにちは。 最近、立て続けに面白いドキュメンタリー映画を3本観ましたので、今回noteで紹介したいと思います。 ドキュメンタリーってやっぱおもしろいよなーって思ってたら、雑誌BRUTUSの映画特集号がドキュメンタリー特集だったのでそのタイミングも面白かったです。 なので今回はその面白かった現在公開中のドキュメンタリー映画3本を紹介できればと思います。 各作品のポスター画像にFilmarksのリンクを貼っておきます。 『SAYONARA AMERICA』(11/12公開

【映画紹介】映画紹介は、色々なスキルの修業になる?

観た映画を上手に ネタバレもなく説明できるかどうか? これは映画評論家に限った 才能でもありません。 映画好きな友人でも、 説明?紹介?が 上手い人、下手な人はいますね(笑)。 あらすじや特色を、 映画のパンフレットから 読み上げるみたいなのも ダメですね。 聴いてる側はワクワクしない。 俳優のキャスティングの絶妙さ、 その映画監督の特徴やメッセージ、 それから、どんな部分が 他の人にもこれを見て欲しいと 思えるポイントか? たぶん、こうした話を ゆっくり気を惹きつ

アララのポッドキャスト #7【エターナルズ公開記念】MCU フェーズ4、食べ残さずに行けそう?

アララのメンバー3人によるポッドキャスト、第7回は2021年のMCU大総括会です。 『ワンダビジョン』から『エターナルズ』まで、情報過多になるシリーズをどう見る?

【TIFF作品感想】『ヴェラは海の夢を見る』/『よだかの片想い』

みなさんお久しぶりです✨ 10月30日から11月8日にかけて開催された第34回東京国際映画祭が閉幕し、まだ少し寂しさが残っている学生応援団一同です😢 今日から2回に分けて、第34回東京国際映画祭にて学生応援団が鑑賞できた作品のうち、計4作品の感想を投稿します! 今回紹介する2本は、『ヴェラは海の夢を見る』と『よだかの片想い』です。 ①『ヴェラは海の夢を見る』(コソボ/北マケドニア/アルバニア) 作品説明 男性社会の秩序に挑むヒロイン 夫の突然の自殺の後、ヴェラは家がギ

【善悪の垣根を超えて救急車は走る】映画『ミッドナイト・ファミリー』感想

救急車不足の問題を抱えるメキシコ市で、私営救急隊(通称闇救急車)を稼業とするオチョア一家が、奮闘しながら生きていく姿をとらえたドキュメンタリー映画。サンダンス映画祭で米国ドキュメンタリー特別審査員賞を受賞したほか、米アカデミー長編ドキュメンタリー賞ショートリスト部門にも選出されている。 公開当時、気になっていたものの見逃していた本作。今回、本作の配給元であるMadeGood Films様( https://madegood.com/midnight-family/)から、本

ニック・ウィリング監督と家族

ニック・ウィリング監督と人の情ニック・ウィリング(Nick Willing,1961- /映画監督、放送プロデュース、ライター) (cc)Nick Willing 略歴とアートワーク-Nick Willing1961年、ポーラ・レゴ(Paula Rego.1935- /画家)とビクター・ウィリング(Victor Willing,1928-1988/英国の画家)の間に生まれ、ポルトガルで育った。 その後、家庭の事業が崩壊に見舞われてしまう。そして、12歳の時にイギリスに居

配給会社のロゴまとめ(洋画メジャー編)

こんにちは。 今回もまた映画が始まるときに現れる映画会社のロゴをまとめてみたいと思います。 前回は、日本映画の老舗配給会社をまとめてみました。 今回は洋画の大手、ハリウッドメジャーの配給会社のロゴをまとめてみたいと思います。 ハリウッドメジャーとはハリウッドの配給会社も再編が進んでいて、主なところは5社です。 この5社の主要スタジオが、「ビッグ5」と呼ばれています。 どこも見たことあると思います。 傘下にもいろいろな配給会社がいますので、主だったところは併せて紹介していけ

映画「リトルフォレスト(韓国版)」

Netflixに加入していよいよ3ヶ月目に突入しました。 韓国ドラマに加え映画も観みたいのですが、なかなか気に入ったものが見つかりませんでしたが、昨日この映画が視聴可能になりました。 (見出し画像共に(C)2018 Daisuke Igarashi / Kodansha All Rights Reserved.) 映画に描かれている田舎の生活は、田舎に生まれ、育ち、生活している私には驚きは少なかったですが、大都会で生活している人たちにとっては新鮮で、生き返るような気持ちが

インド映画の前世紀からの概略を考える(覚書)

インド映画の前世紀からの概略の流れ(概要の覚書)カウンターカルチャー:インドのオルタナティブシネマを考える。 それ以前の流れを、イメージと文化の視点から、全体のごく概要を考える。 ・追記の項目として、国立映画開発公社(NFDC)インド映画は、20thには、主流から逸脱した映画は、国立映画開発公社(NFDC)に依存せなければならなかった。それは、制作と配給を国の資金に依存すること。ただ、わずかな予算で、歌と踊りのシーケンス(ほぼ順序立てのある-日本の時代劇のような)を含む、人

配給会社のロゴまとめ(邦画メジャー編)

映画を観るときにいつも本編の冒頭に映画会社のロゴマークが登場しますよね。あれによってどの映画会社の作品なのかが分かります。 普段あまり意識していないところだと思いますが、改めて今回noteで紹介してみたいと思います。 映画会社の数ほどありますので、今回はまず邦画の大手から紹介できればと思います。 邦画大手は、東宝、松竹、東映の3社ですが、老舗のKADOKAWA、日活を入れた5社を今回ご紹介です。 東宝 社名:東宝株式会社 設立:1932年 創業者:小林一三 まずは最大

東京国際映画祭2021『べネシアフレニア』感想

イタリアのヴェネツィアを訪れた5人の男女。メンバーの1人、クラウディアにとっては独身最後の旅行ということもあって、はしゃぐ5人だったが、ボートの中でピエロに仮装した男に絡まれる。その後、目的地に着いた5人は楽しいひと時を過ごすのだが、気付いたらメンバーの1人がいなくなっており、そこから彼等を恐怖が襲う。 東京国際映画祭の6本目は『べネシアフレニア』。『気狂いピエロの決闘』(2012)、『スガラムルディの魔女』(2014)等の作品で知られるスペインの鬼才、アレックス・デ・ラ・

『燃えよ剣』

『Bad Cats Weekly』様に寄稿させていただきました。 『燃えよ剣』についてです。 迷った時は、「美しい方」を選ぶことにします、これからは。 「美しい」っていうと大層なので、「冷静に考えて自分自身をかっこ悪いと思わない方」を選ぼうと思います。 原作及びこの映画の土方歳三を見て、そう思いました。 心の中の土方歳三に、「かっこわるっ!」って言われない生き方をします。 「時勢などは問題ではない。勝敗も論外である。男は、自分が考えている美しさのために殉ずべきだ」 こ