マガジンのカバー画像

トピックス(旅行記)

4,630
旅行記です。
運営しているクリエイター

#エッセイ

なんでわたしが仙台に? 神戸-青森の長い旅でみつけたこと

ちょっとちょっと、なんでわたしが仙台へ? なんで仙台おんね〜ん!夜中の仙台駅前で写真を撮りながら、思わず笑ってしまった。神戸から青森に向かっていたはずなのに、なんでわたしが仙台おんね〜ん! と。ネイティブじゃないのに関西弁が思わず口をついて出てしまうほどの事態。(ほんとに口に出してた) ああ、わたしのファースト仙台がこんな形で。(ファーストキスみたいに言うな)仙台にはね、ちょっと憧れていたのよ。だってここは伊坂幸太郎の聖地なんだもの。それがまさかこんな形で訪れることになる

【広島旅行】人生初の「宮島」に行ってきました。

今日は連休初日ということで、広島・宮島に行ってきました。せっかくなので、ゆったり読める写真日記にします。 いつも仕事Tipsを読んでくださっているみなさんに、ひと息ついていただけるような記事にできたらと思っています。 昨日の夜決めた「宮島」実は広島に行こうと決めたのは昨日の夜。せっかくなら少し遠出がしたいと思っていて、本当はバイクに乗りたかったのですが、あいにくの雨予報。 もしバイクに乗れたらと考えていたときの最初の候補は(福岡から)宮崎だったのですが、今回は車になった

永福町で過ごした日々の記憶

今から約10年前、東急井の頭線の永福町駅から徒歩数分の場所で一人暮らしをしていたことがある。 渋谷にある広告代理店に勤務していた二十代後半の頃のことだ。その前は池袋に住んでいたが、通勤の利便性となんとなく縁起のいい名前の駅名に惹かれてその地を引っ越し先に選んだ。 駅前の商店街を抜けた先には「東京のへそ」という別名を持つらしい大宮八幡宮、その奥には和田堀公園があり時々健康のためにランニングをしたり休日にコーヒーとパンを持って散歩に出かけたりもしていた。言わずと知れたグルメの

はじめての「角打ち」体験で新しいお酒の楽しみ方を知った話

はじめて、「角打ち」を体験しました! 角打ちとは、酒屋さんの店先で、買ったお酒をそのまま飲むことです。 角打ち(かくうち)とはところで「角打ち」と聞くと、お酒に詳しいツウなおじさまたちがたしなんでおられるイメージがあると思うのですが、今回は女性だけのグループで「角打ち」体験をしてみました。 これが女性でも気軽に楽しめる新鮮な体験だったのでご紹介したいと思います。「角打ち」はじぶんのペースでサクッと飲めるので、じつは意外と今の時代にフィットした「お酒の飲み方」だと言えるか

出発するんだと決めた。

明日、一世一代の大勝負をしてこようと思う。 どうなるかは分からないけれど、生きるってことはそもそもが、ほとんどがどうなるかは分からないことの連続だ。 周りの人たちに、たくさんの感謝をしている。 さまざまなことが、大切にしたい人の存在や、家族がしてくれたことに、感謝することから始まる。大切にすることから始まる。ありがたいなと思うから、ありがたいと思った気持ちのままを、お返ししたいと思う。ご縁を、大切にしたいと思う。人を、傷付けたくないと思う。正しくありたいと思う。そうあろう

秋田-岩手JR北上線|駅舎に温泉のある「ほっとゆだ駅」でテレビ取材された話

もしも旅の神さまがいるとしたら、旅で一喜一憂するわたしをみて笑っているに違いない。旅をするたびに、いつも何がしかのトラブルや、ありえないことが起こる。ぜったいにおもしろがられてる。 それは7月末日のこと。8月初旬の秋田・岩手への旅行をひかえ、旅の準備をしていたわたしに衝撃的なニュースが飛び込んできた。 なんと7月の秋田を中心にした東北地方の大雨の影響で、秋田から岩手を結ぶJR北上線の「のり面」が崩れて運休しているというのだ。 JR北上線が運休しているですって?さて、今回

【いとへんの旅】こぎん・裂織・端縫い・アイヌ衣装、装飾する北の魂にふれる旅

日本各地の衣装や布をめぐる【いとへんの旅】をしている変態、タケチヒロミです。 いとへんの旅とは、ドレスのオーダー制作とリメイクの仕事をしているわたしが、たったひとりで、誰に頼まれたわけでもないのに、じぶんの興味と研究のためだけにしている旅のことです。 北海道と北東北さて、この1年ほどで、わたしのなかで日本の北方面ブームがやってきています。具体的に言うと、「北海道と北東北」ブームです。 北東北とは、東北地方の北三県、つまり青森県、秋田県、岩手県のことをいいます。 JAL

有料
200

たまりにたまった旅の記事を投稿するぞ #クリエイターフェス

#10月これやる宣言 旅と文学、そしてドレスをこよなく愛すドレスの仕立て屋タケチヒロミです。10月は「たまりにたまった旅の記事を投稿」したいと思います。 ありがたいことに今年は仕事でもプライベートでも、たくさん旅をする機会にめぐまれているのですが、旅行記の執筆が追いついていないということになっています。 執筆が追いついていないのに、また次の旅に出たりして、この旅のことまだ書いていないのに先に次の旅のことを書くのもな、と思ったりして書くタイミングを逃してしまうのです。そう

「日本各地の布をめぐる【いとへんの旅】をしている変態です」と紹介された私

こんにちは。青森県で開催された「青森ー神戸ビジネス交流会」で、神戸スタッフに、「日本各地の布や伝統工芸をめぐる【いとへんの旅】をひとりでされている変態です」と紹介されたタケチヒロミです。どんなんや。 そうなんです。青森県庁の職員さんや青森の企業家さんたちが参加されているような真面目な交流会で、変態だと紹介されたんですよ。最高でしょ。 それがどれくらい真面目な会なのかというと、青森県庁のウェブサイトに掲載されているくらいの真面目さです。(↓下の方で神妙な顔つきでワークショッ

秋田・湯沢七夕絵どうろうまつり|旅先の夏祭りでやさしい気持ちになれた話

東北の七夕まつりってなんでこんなに魅力的なんだろう。 青森のねぶたや、津軽のねぷた祭り、そして秋田の竿燈まつりも、すべて七夕行事のとうろう流しが由来らしい。 七夕まつりが東北の地でここまで大型化している理由も気になるところだけど、七夕まつりは神社(氏神さま)の祭りとちがって、だれでも参加できるところがいいなあと思う。 特にこの夏の秋田への旅は、とにかくお祭りざんまいだった。 ちょうどわたしが秋田県を訪れたのが8月5・6・7日で、旧暦の七夕だったということもあって、とに

青森県に行ってきました!(予告編)

青森県に呼ばれて、青森県に行ってきました! 「呼ばれて」とか、またそんな大げさなことゆうて、と思われたと思いますが、今回はほんとうに青森県さんに呼んでいただいたのです。ええと、つまり、青森県庁さんに。 青森・神戸ビジネス交流この旅は、神戸空港から発着しているFDA(フジドリームエアラインズ)青森ー神戸線の利便性を活かした、青森と神戸のビジネス交流を活性化するという目的のものでした。わたしは、神戸の「なんかおもしろいことをやっていそうな」会社や個人事業主のひとりとして、この

旅とアート|藤田嗣治《秋田の行事》と竿燈まつりをいっぺんに

わたしはほんとうにラッキーでした。 秋田県を旅して秋田県立美術館に立ち寄ったのですが、そこで藤田嗣治の大壁画《秋田の行事》と、その作品で題材として描かれている「竿燈(かんとう)まつり」を、いっぺんに、ひとところで、思いがけなく観ることができたからです。 秋田県立美術館と藤田嗣治秋田県立美術館には藤田嗣治の《秋田の行事》という大壁画の常設展示があります。高さ3.65メートル、幅は20.50メートルもの圧巻の大壁画に、春夏秋冬の秋田の行事が描かれています。壁画中央の「夏」の部

甲子園優勝に導いた小学校教員監督と自主性とは。

毎年人々を熱狂させる熱い闘い、高校野球。 出場する様々な高校が注目されるが、プレーだけでなくいろんな意味で殊更注目を集める高校があった。 野球児の代名詞かのような坊主頭ではなく、髪型は自由。 スポーツだけでなく、学習も重要視する文武両道。 長時間練習はなく、生徒の自主性を尊重した練習メニュー。 合言葉は「Enjoy Baseball!」 ーそう、みなさんご存じ今回107年ぶりに見事甲子園で優勝に輝いた慶應高校である。 ワールドカップでもオリンピックでもチームの競技とな

【いとへんの旅】秋田・羽後町 藍染の踊り衣装とイケオジ職人さん

日本各地の布や衣服をめぐる「いとへんの旅」 盆踊りの衣装をたずねて秋田・羽後町の西馬音内を旅しています。 わたしが旅をしたのは西馬音内盆踊り(8月16日〜18日)の当日ではなく、その前に行われる衣装の虫干しイベント「藍と端縫いまつり」(毎年8月の第1日曜日に開催)です。 この「藍と端縫いまつり」では、盆踊りの前に集落の各家庭(各店舗)に盆踊り衣装が展示されていて、自由に観てまわることができます。 西馬音内盆踊りには「端縫い衣装」と「藍染の衣装」があります。端縫い衣装は

有料
200