見出し画像

ぐるぐる思考が止まらなくて苦しいのなら、カラダを緩めればいい。

その方が初めて整体指導を受けに来られたとき

よくこんな在り方で働くことが出来ているなあと驚かされた。


確かに彼はぼくの前にうつ伏せになっていて

彼の背中に手を当てて愉気をしているのに

どうしても彼に触れることが出来なかった。


まるで背中を見えないベールが覆い尽くしているかのよう。

痩せている背中なのに。


こういう気配の背中にときどき遭遇したことがある。

それは深刻な在り方の危機。

重度の鬱状態や働くこともできない方たちの背中だった。


何度目かの整体指導のとき

うつ伏せになった彼の背中にいつものように手をふれたら

今まで背中を覆い尽くしていた見えないベールが無くなっていた。


今まで何度も整体指導でふれていたのに

ようやく初めて彼にふれることが出来た瞬間だった。


初めて来室した時とは様変わりしていて

日常で心地よさを感じられるようになっているとのこと。

「もう駅のホームで飛び込んでしまうかもって考えることも無くなりました。」

そう口にした彼の表情は笑顔だったけれど

最初に来室されたときの状態を知っているので

もちろん冗談ではないことは分かった。


駅のホームの白線の内側に立っていると、電車が進入してくる。

ごく当たり前の見慣れた光景。

ところが自分の状態が深刻な在り方だと

「1m前に飛び出せば死ねるな」なんて連想が毎回湧き起こってしまう。


自分が放っている波動によって

自分が体験する現実も変わってしまう。


深刻な連想が湧き起こってしまうときのカラダは

必ず心地よくない在り方

浅い呼吸の状態になっちゃっている。

さらに深刻になるとカラダの感覚は希薄になってしまう。


だからこそカラダの感覚を取り戻して

心地よさが感じられるようになって

呼吸が深くなり、よく眠れるようになったのなら

もはや危うい連想は湧き起こって来なくなる。


カラダが変われば湧き起こってくる連想は変わります。

その事実を頭の片隅に覚えておいてくださいね。



※落ち込んでいる友人に向けて生まれた曲















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?