いのちを大切にする覚悟は出来ているか。
身近にいる不整体のカラダ
すなわち不感症のカラダが父親だった。
薬大好き、ワクチンも進んで受ける。
反対しても聞く耳を持たない。
その挙げ句に整体指導者であるぼくにネットでワクチン接種の予約を取ってくれと頼んでくる。
ぼくにとっては誠に厄介な存在。
10年前にパーキンソン病と正式診断されて
さすがにこれ以上の投薬は見過ごせないと
カラダの硬直していく進行速度より早く緩めることで
投薬治療を阻止した。
病状が悪くなったら来るようにと最後に指示をされてから
83歳の今も手の震えや足の筋力低下は相変わらずあるけれど
未だに自転車に乗って毎日のように外出している。
薬大好き、活元運動もしない。
それなのに息子のぼくの整体指導は受けたいという。
要介護状態になったら厄介なので仕方なしに整体指導を行っている。
ところがカラダはある程度は緩むんだけど
まったく発熱できない。
鈍っているからワクチンを打っても発熱もできない。
一番身近なところに不感症の王様がいた。
その不感症の父親が整体指導後にようやく発熱した。
微熱だったので再度異なるアプローチで整体指導を行っていくと38.5℃まで熱が上昇した。
数年かがりでようやく呼び起こせた熱。
カラダが一番動きやすい春の力も借りてようやく出せた熱。
ところが本人は気弱になって薬を飲もうとする。
バカか!
どんだけ苦労して呼び起こした熱だと思っとんねん!
と言っても理解できる人じゃないので
グッと堪えて、仕方なく薬に走らないように整体指導を続けている。
発熱して怯える人間は死を連想したり、病気を思い起こしている。
苦しさや痛みにフォーカスして人生を生きている。
ところが発熱の正体は元気を呼び起こそうとカラダが奮い立たせたもの。
だから異常や疲労を抱えていて発熱出来たら喜ぶべきものなの。
やっとホメオスタシスが動き出せたんだから。
長年の病や不調に悩まされて
西洋医学でも一向に治らないって経験を事前にしている人だと
呼び起こせた発熱や頭痛を喜んで受け入れて
反応の痛みや苦しみに耐えて経過させることができる。
そういった体験がない人だと
怯えてしまう人が多い。
先日も整体指導を受けた後に39.4℃の発熱をしたという報告をいただいた。
初回の整体指導後に39.4℃の発熱ができるケースなど極めて少ない。
それだけの発熱をカラダが起こすのは
回復させたい鈍り、硬直、異常があったから。
家族が心配して薬を飲まされてしまったと書いてあったんだけど
それは、家族の意向>自分のいのち
まったく持って自愛じゃない。
自分を大切に扱わずに生きてきたって証。
外からのお節介である整体指導と
春という季節のサポートを得ることで久々に出すことが出来た熱。
慢性的な異常や疲労、違和感を抱えていて
整体指導を受けてカラダが動き出せて発熱や頭痛が現れてくれたのなら
カラダが行なっていることに対して
持ち主である自分自身が応援してあげなきゃ
いったい誰が応援してくれるというのだろう。
誰が自分のいのちを守ってくれるというのだろう。
慢性的な異常や不調和、不幸せを感じていて
整体指導の後に風邪をひいて発熱できたり、頭痛を表現できたのなら
本当にいのちを大事にする覚悟があるのか
不調を抱えている生き方から変わる覚悟があるのか
自分に問いかけて熱や頭痛と向き合ってみてほしい。
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