見出し画像

革命的なシュークリーム

これまで何度も「失敗しないシュー生地のコツ」をメモに書いて、それでもレシピをみながら、音読して、きれいに書き直して黙読して。失敗したくない気持ちが強すぎてそうしていました。失敗しないコツを忠実に守って作ったシュー生地は達成感と充実感と自分のことが天才に見えてきます。ま、それはそれでいいんです。自己満足も自己肯定感も高まり、家族が喜んで食べる姿を見たときは最高潮な気分に浸ります。

いくつかのレシピを照らし合わせながら。
水を牛乳で変更してみたり、サラダ油をバターに変更して作ったこともあります。出来上がりや焼き色、食感に差がありましたがどれもおいしくできました。

こんなに複雑な工程を経ないと作ることができないシュー生地。失敗しないシュー生地の作り方のコツをひとつひとつ見ながら作る事で楽しさがより深まると感じることがあります。しかしもっと簡単にシュー生地のようなものができないかと考えていました。おうちで家族で食べたい時に手軽シュー生地を作りたい。クリームは自分のスキなものを詰めて。その日の気分で生クリームやカスタードやホイップ&カスタードやアイスなど。食べる直前に詰めたら作りたてを楽しめたり、クリームを絞る体験で食べる前から笑顔が溢れます。どのくらいのクリームを詰めたらおいしいか、たくさん詰めるにはどうしたらいいかなど見た目や食べ方によってもクリームの量を調節することができます。

何をするにも失敗しないように・・・と決めつけたり、思い込んだりすることで焼きあがるまで不安な気持ちを持ち続けることになったとしたら、作っている最中の楽しみが半減してしまいそう。

シュー生地の失敗は、膨らまないとかしぼんでしまうというものが圧倒的です。焼いている最中は膨らんでいたけど、オーブンから取り出したらしぼんでしまったというケースが失敗の代表格です。

一般的なシュークリームの作り方と革命的なシュークリームの作り方を比較しました。難しい工程やコツを省いても混ぜて焼くだけでなんちゃってシュークリームができます。
材料を混ぜて、ふるったり、鍋で加熱させて絞り袋に入れて霧吹きをしてオーブンで焼くその一つ一つの手間を省いて作ってみました。
シュークリームの生地のようなものができます。

夏休みのおやつやおうちカフェを楽しむためのお菓子として是非作ってみてほしいです。

基本のシュークリーム

【材 料】
薄力粉 60g
A【 水100ml・バター50g・塩少々】
卵 2個
【作り方】
①粉をふるう!! 

②鍋にAを入れて中火にかけて沸騰させる。バターが溶けたら火を止める。 

③①を②へ一度に加える木べらで手早く混ぜる。

④中火にして1分30秒~2分ほど木べらで力強く混ぜる。生地がひとまとまりになってくる。なべ底に薄い膜が張る感じになったらボウルに移す!!
▶▶しっかり沸騰させル。粉にしっかり火を通すことで粉っぽさが解消できる。

⑤④に溶き卵を少しずつ加えその都度混ぜる。(生地の様子を見ながら卵の量を調節しながら加える←持ち上げた時にゆっくりと落ちる程度の硬さが丁度いい目安)
▶▶必ずボウルに移してから!!生地が熱いうちに溶き卵を加える!鍋に入れたまま作業すると鍋の余熱で生地の膜がダマになったり卵に火が通ってしまうから。

⑥天板にオーブンシートを敷く。絞り袋に⑤を詰めて、直径5センチくらいになるように均等に絞る。

⑦⑥に霧吹きで水を吹き付ける。フォークの背をあてて形を整えて200度にセットしておいたオーブンで8分焼く。
▶▶オーブンは必ず予熱を完了させてから焼きましょう。予熱機能がないオーブンの場合は温度設定後10分加熱してから焼き始めましょう。
▶▶霧吹きを書けることで表面がサクッと焼きあがります。フォークで腸部を抑える役割は、焼き上がりのカタチを整えるため。

⑧オーブンの扉を開けずに180度に下げて15分焼く。膨らんだ割れ目もしっかり焼けたら完成!
▶▶生地を焼き始めてからオーブンを開けると冷たい空気の影響で生地がしぼんでしまう。
▶▶焼き色が付く場合はアルミホイルをかけて焼きましょう。


革命的なシュークリーム

材料】
薄力粉 50g
強力粉 50g
塩 ひとつまみ
卵 2個
牛乳 200ml
油 20g(無臭のもの)
バター
マフィン型
【作り方】
①材料を上から順にボウルに入れてその都度泡だて器で混ぜる。
▶▶泡だて器で混ぜるけど泡立てないように!!
②オーブンを210度にセットする。
▶▶天板とオーブンを先に予熱しておくとよく膨らむから。
③マフィン型にバターをぬる。
④③に①の生地を流し、210度で15分焼き180度で15分焼く。
⑤冷めたら好きなクリームをいれる。

無事に焼けました

大きな大きなたこ焼き?にも見えます( ´艸`)


斜め上から見た図

マフィン型から外しても自立してる~(*´▽`*)

真横から見た図

霧吹きせずに焼き上げたので表面は膨らんでそのままの焼き上がりに。


失敗しないシュー生地のコツを振り返る

  • 失敗しないコツを見れば見るほど工程が細かく、誰かに教えてもらったわけではないので思い出したりすることもできません。この失敗しないコツを忠実に守っても使用しているオーブンや混ぜ加減によってはイメージとは異なる膨らみ方になるかもしれません。

  • 【よくある失敗しないコツ】

  • ①オーブンは必ず予熱して温める

  • ②きちんと粉をふるう

  • バターが溶けてから沸騰させる

  • 粉は一気に加えて一気に混ぜる

  • ⑤なべ底に薄い膜ができるまできちんと加熱する

  • ⑥卵は少しずつ加える

  • ⑦木べらから垂らして三角になるタイミングを逃さない

  • ⑧絞る大きさは均等に

  • ⑨表面は水を振りかけたら指やフォークでならす

  • ⑩絶対途中でオーブンを開けない

  • ⑪焼きあがっても10分はオーブンから出さない

失敗しないコツ、こんなにあるんです。もっと細かくしたらどんどん増えます。

しかしこのような失敗しないコツを守って作るよりもいくつかの要点を踏まえれば簡単でおいしい手作りおやつを作ることができます。
それが、革命的なシュークリームです。
生地が完全に冷めたら、クリームをいれて。
・・・もちろんこのシュー生地だけでもおいしいですよ。
内側は明石焼きのようにふんわりしています。
サクサク感とカリカリ感はありませんが、こんなに簡単にシュー生地ができてしまうのはまさに革命的!!

クリームを入れたシュークリームは、焼いたその日のうちに食べましょう。
おいしてたのしくて、簡単に。
革命的な作り方と素のおいしさにきっと笑顔がこぼれます(⋈◍>◡<◍)。✧♡




この記事が参加している募集

スキしてみて

至福のスイーツ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?