ひでまる(hidemaru)

福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性…

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福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性化など人に関する課題でお悩みの企業を応援。経営管理修士(MBA)。 https://hidemaru.stek-swimming.org マスターズスイムチーム「STEK(ステック)」代表。

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    リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T)に関する記事です。コミュニケーションの向上に大変有効です。

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自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

地方企業の人事・組織活性化の応援家、hidemaruです。 主として、福島県郡山市で活動しています。 福島県郡山市生まれ。高校まで地元で過ごし、大学の4年間は仙台へ。1998年に大学を卒業しました。 本業は人事一筋25年本業は、人事(正確には総務関連も含む)一筋25年です。 1998年、大学卒業後、大手メーカー関連の化学メーカーの工場人事配属、人事としてのキャリアをスタートしました。  当時、入社した会社は業績が芳しくなかったです。社会人になりたてでしたが、人事施策(リ

    • マネジメントの極意ー助野会長と岡田監督の異なるアプローチー日経ビジネス記事より考察

       日経ビジネス2024/04/22-23の記事に『富士フイルムHD助野会長と語ったマネジメントの極意』(前編、後編)が掲載されていました。この特別対談では、阪神タイガースの岡田彰布監督と富士フイルムホールディングスの助野健児会長が、リーダーシップとマネジメントの哲学について深く掘り下げています。岡田監督は、自らのリーダーシップスタイルとして「選手と距離を置く」という方法を取り入れ、チームのダイナミクスと選手の自立性を促進しています。これに対して、助野会長は現場に足を運び、直接

      • 【書籍】AIを活用するーHRとミドルマネージャーのための戦略的洞察ー小澤健祐氏の見解から

         The21 2024年5月号「仕事と人生に効く100の言葉」の中で、小澤健祐氏の「AI を部下として使う時代にマネジャーに求められるもの」(p82)は、自自身のミドルマネージャーとして、またHRの立場としても改めて考えさせられるところがあり、大変参考になりました。重要な点を取り上げたいと思います。  小澤氏は、AIが職場にもたらす変化について言及しており、AI時代におけるマネジャーの役割の変化を強調しています。彼によると、マネジャーに求められるスキルセットには大きな変化が

        • 石倉秀明氏『THE FORMAT』ー「読む・書く」の力ーわかりやすく伝えるための新フォーマット

           石倉秀明氏の『THE FORMAT』(サンマーク出版、2022年)を取り上げたいと思います。本書は、リモートワークが主流になりつつある現代社会において、「書く・読む」というコミュニケーション能力がいかに重要であるかを説いています。石倉氏は、ほぼ全員がリモートワークで働く会社で長年働いてきた経験から、誰にでもわかりやすく伝わる文章を書くためのフォーマットを独自に編み出してきました。そのフォーマットを惜しげもなく紹介し、読者がすぐに活用できるようになることを目指しています。フォ

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          L.E.T.による対立解決ー「メソッドIII」と「価値観の衝突」の違いを理解することで無駄なエネルギーを使わない

           L.E.T.(リーダー・エフェクティブネス・トレーニング)において、非受容、私たちが問題を持つものとして、「メソッドⅢ」と「価値観の衝突」がありますが、異なるアプローチを提供しています。それぞれについて、私も過去に取り上げてはいますが、比較する観点で改めて取り上げてみたいと思います。これらの違いを理解することは、それぞれの概念が対処するニーズや状況を把握し、適切な解決戦略を選択するために重要になります。  これらの違いは主に対立の性質、存在するニーズの具体性、および解決に

          L.E.T.による対立解決ー「メソッドIII」と「価値観の衝突」の違いを理解することで無駄なエネルギーを使わない

          効果的なリスキリング戦略ー「3つの罠」を避けるためにはどうするか

           日経ビジネス2024/4/19の記事に『「リスキリング」の課題 効果が出ない3つの罠』が掲載されていました。  この記事では、企業が従業員のスキルアップを目指して実施している「リスキリング」についての取り組みとその際に直面する課題に焦点を当てています。リスキリングとは、急速に変化する業界や技術環境に対応するために、従業員に新しいスキルや知識を身につけさせることです。日本政府や経済産業省も、個人のスキル再構築を支援する施策を進めており、この分野に多額の投資が行われています。

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          長所と短所のバランスー効果的な人事管理の秘訣

           誰にでも「長所」と「短所」はあるものです。周りの人の長所に注目することの重要性と、そして、短所も含めた適切なバランスについて考え、具体的な人事戦略とその実践方法について考察してみます。 長所に注目することの重要性  長所に焦点を当てることで、ポジティブな職場環境を構築し、従業員の自己効力感を高めることに寄与します。従業員が自分の能力や才能が認識され、評価されると、仕事への情熱、創造性、そして責任感が高まります。このような環境では、従業員は自発的に自己超越の機会を求め、自

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          【15のチェックポイント】1on1面談ー継続的なコミュニケーションと個人の成長を支援する

           1on1(1対1)面談は、組織内でのコミュニケーションと個人の成長を促進するために非常に重要です。1on1では、上司と部下が直接顔を合わせて対話し、仕事の進捗、目標の設定、フィードバックの交換、キャリア開発や個人的な懸念事項について話し合います。これにより、個々の従業員が直面している課題を深く理解し、適切なサポートを提供することが可能になります。また、従業員のモチベーション向上やエンゲージメントの強化にも大きく寄与します。効果的な1on1面談を実施するためには、いくつかの重

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          【書籍】夢を形にする言葉の力ー国分秀男氏の指導哲学

          『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp146「4月25日:言葉は意識を変え、意識は行動を変える (国分秀男 東北福祉大学特任教授・元古川商業高等学校女子バレーボール部監督)」を取り上げたいと思います。  国分秀男氏は、京浜女子商業での勤務を経て、古川商業高等学校女子バレーボール部の監督として転職しました。そのキャリアで学んだ重要な教訓を話しています。最初に、彼は一流の監督たちから学び、特に宮本武蔵の読書を通じて、全てを投げうっ

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          「Youメッセージ」のコミュニケーションへの影響ー課題と解決策

           「Youメッセージ」は、他者に直接向けられる言葉遣いで、相手の行動や性格を批判的に指摘することが特徴です。このコミュニケーションスタイルは、相手に責任や非難を感じさせることが多く、受け取り手を守りに入らせ、防御的な反応を引き出す傾向があります。Youメッセージを使用すると、相手は自分が攻撃されていると感じ、建設的な解決に向けた話し合いが困難になることがあります。  Youメッセージは、相手の行動や性格に焦点を当てるため、対話の際に緊張感を生み出す可能性があります。相手は自

          「Youメッセージ」のコミュニケーションへの影響ー課題と解決策

          L.E.T.で学ぶ対決的I-メッセージーリーダーの感情表現と人間関係構築

           L.E.T.(リーダー・エフェクティブネス・トレーニング)では、対決的なI-メッセージは、コミュニケーションスキルを向上させるための非常に重要なツールの一つとして位置づけられています。このトレーニングプログラムでは、リーダーやマネージャーが日常的に直面する対人関係の課題を、より効果的かつ建設的な方法で解決するための具体的なスキルを学ぶことができます。その中でも特に重要視されているのが、自分自身の感情やニーズを率直に伝えるために「I-メッセージ」を活用することです。この手法は

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          職場における自我の役割と主体性の育成ー川上真史さんの指摘から考える

           川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #8自我と主体性」というテーマは、心理学の中でも特に人間の意思決定プロセスやパーソナリティ形成に焦点を当てており、特にフロイトの精神分析理論を基に自我の機能とその社会生活や職場での影響について述べられており、大変興味深いものでした。  自我は、内部の無意識的な衝動(イド)と外部の社会的規範や道徳(超自我)との間で調整を行う役割を持っています。このバランスをうまく管理することで、個人は社会内で適切に機能す

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          新時代の生存戦略ー齋藤孝氏によるAI進化論の適用から人事戦略を考察する

          『プレジデント2024年5/3号)』は、「AI時代の生き方大全」でした。その中でも、「齋藤孝の人生がうまくいく【古典の名言】「AIは人間を超えるのか」という疑問への最終結論」(p84)は大変興味深い内容でした。齋藤氏は、現代社会の急激な変化とAI技術の進歩に対する洞察とダーウィンの進化論を交えた議論に焦点を当てています。特に、生成AIの一例であるChatGPTの登場が示す技術進化の速度とその社会への影響を分析し、これに適応することの重要性を説いています。  齋藤氏は、AIの

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          人事評価の多面的な目的ー能力開発から組織戦略まで

           人事評価の目的を正確に理解を深めることは、組織の成功にとって非常に重要です。一般に、人事評価は単に「処遇を決める」ためのものと考えられがちですが、その実態はより複雑で多面的です。ここでは、人事評価が果たすべき多様な目的について掘り下げ、評価結果の有効活用についても考察します。 1. 能力開発の促進  人事評価は、社員一人ひとりの能力開発を促進する上で中心的な役割を果たします。評価プロセスを通じて、社員の現在のスキルセット、成果、そして潜在能力を明確に把握することが可能に

          人事評価の多面的な目的ー能力開発から組織戦略まで

          【書籍】時代遅れマネジャーからの脱却:飯田剛弘氏に学ぶ新マネジメント論

           The21 2024年5月号「仕事と人生に効く100の言葉」の中で、飯田剛弘さんの「多様なメンバーが集うチームをうまく導いていく方法」(p88)は自身の管理職の立場にとっても、また、人事の立場としても改めて考えさせられるところがあり、大変参考になりました。ポイントをを取り上げ、考察したいと思います。  飯田氏が提唱する現代マネジャー論は、多様性と変化に富む現代のビジネス環境に適応するための指針を示しています。彼は「時代遅れマネジャー」の特徴を挙げ、メンバーとの会話を避ける

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          組織内ポテンヒットー不明瞭な責任のリスクとその対策

           ポテンヒットは、野球で使われる用語で、内野と外野の間など、守備陣が思わぬところにボールが落ちてヒットになることです。たまに見かけることもあるでしょう。  組織内でも、責任の所在が不明確で放置されがちな仕事、すなわちポテンヒット状態が生じることがあるでしょう。この問題に対処することは、組織運営において避けて通れない課題です。この問題は、表面的には些細なものに見えても、放置することで組織に大きな損害をもたらす可能性があります。私も長年の経験で、ポテンヒットのような問題を的確に

          組織内ポテンヒットー不明瞭な責任のリスクとその対策