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子連れで上座仏教のお寺ボランティアに行ってきた話

こんにちは。今日もゆるい育児しています。

先日、テーラワーダ仏教のゴータミー精舎(お寺)へ2歳の娘を連れてボランティアに行ってきました。
→ 日本テーラワーダ仏教協会

初期仏教(上座部仏教・根本仏教などとも呼ばれています)を学び、怒らない育児を実践するようになってから育児をより一層楽しめるようになって
簡単にイライラせず、前よりラクに生きられるようになりました。

自分に変化を起こしてくれた初期仏教について、

もっと知って関わりたい!

そんな風に思っていたところでテーラワーダ仏教協会のHPにて協会機関誌の発送ボランティアの募集を発見しました。

すぐに、行きたい!と思ったものの
場所見知り・人見知りしやすい2歳0ヶ月の娘と一緒に行って

「そもそもボランティアの仕事出来るのか?邪魔なだけにならない?泣かれて大変かな?」

などなど不安もありました。
出来ない理由は山ほど浮かんできます・・。

でも、
気になったことはとりあえずやりたい!
本当にどうにもならなかったら帰ろうと思い、行ってみることにしました。

2歳児を連れ、いざ精舎へ

観光としてタイやカンボジアの上座仏教の寺院へ行ったことはあるのですが、観光以外で足を踏み入れるのは初めてで少々緊張。

ボランティアの集合時間の10分ほど前に伺ったのですが、中に入るとすでに10人以上のボランティアの方が作業されていて私と娘に気づいたご婦人がたが丁寧に出迎えてくださいました。

ベビーカーをガレージに運んでくれたり、作業空間へ案内してくれたり場所見知りでものすごい泣いてる娘をあやしてくれたり、娘におやつまでくれたり、本当に丁寧で慈悲の心でいっぱいのご対応に感謝しっぱなしです。


それでも初めての場所で、いきなり知らない人が10人以上いてなかなか泣き止まない娘(滝汗)。

お坊さまの神対応

『お坊さまの神対応』という表現はかなり罰当たりな気もしますが、正直な感想なのでこのまま載せさせていただきます!

娘がしばらく場所見知りで泣いていると

『泣き声が聞こえましたが、この子ですね』とおっしゃりながら上の階からお坊さまがいらっしゃいました。この時は存じ上げなかったのですが、後からゴータミー精舎の日本人の長老さまと知りました。

実は私、上座部仏教のお坊さまにこんなに近くで会うのは初めてでド緊張。
と言うのも、女性は上座部仏教のお坊さまに絶対に触れてはいけないことは知識として知っていたので、娘を抱っこしているとは言えお坊さまから近づいてくれるなんて、驚きと感動でした。

お坊さまは柔らかな表情で
娘の涙を何度も何度も拭って、頭を撫でてくださいました。

しかも、マジで仏教初心者で初めて精舎に来たような
『ウルトラハイパーにわか』の私を相手にごく普通にお話してくださいました。

娘がそれでもまだ泣いていると、猫がいるお部屋に行きましょうかと提案してくださり、なんと事務室に案内してくださいました。
初めて精舎に来て、信用できるか分からない初心者の私と娘を大切な書類もありそうなお部屋に通しちゃっていいのかなと恐縮しっぱなしです・・・。


お手伝いが何も出来なくて申し訳ないですと謝ると


『大変な時世の中、よく来ましたね。今日はこんな感じなのかと見たら十分。この椅子にでも掛けてゆっくりしていってくださいね』とおっしゃってくださいました。

、、、もう泣いちゃう!

そして、なんとそのままスーッとお部屋を去って行かれました。
静かな事務室に娘と二人w

もちろん私も大好きな仏教の精舎で何か悪いことをする気持ちは微塵もないですが、それでも見ず知らずの人を事務室に置いていけるなんて。。このお坊さまには人を疑うとか、そう言う気持ちがそもそもないのだと思ったら
鳥肌がブワワワーっと立ちました。

上座部仏教にお坊さまの在り方を間近で感じるだけで
本当にありがたい気持ちになりました。

『神対応』では表現しきれないほど、感激しました。


お部屋には寺猫さんがいて、動物が大好きな娘はしばらくお部屋で過ごし、娘もここは大丈夫な場所だと分かったようで泣き止みました。
事務室なので写真などは遠慮しましたが、とっても可愛い猫さんでした。
お坊さまの優しい眼差しを見たら、どんな子供でもここは大丈夫だと思えそうです。

しばらくすると娘、探検するほどの慣れようです!

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ボランティアのお仕事内容

しばらく事務室のお部屋で寺猫さんと過ごさせていただいて娘も落ち着き、
事務局の方にお礼を伝えて作業のお部屋に戻ることにしました。

今回のボランティアのお仕事内容は毎月会員に送られる機関誌の発送で、
宛名のシールを貼ったり、冊子に必要書類をはさんで封筒に入れ、封をして発送の箱に入れるなどなど。

私も、娘を見ながら少しの時間お仕事させていただきました。作業中もボランティア同士の交流が出来るので、皆さん楽しそうに作業しているのが印象的でした。

自己犠牲的な感じは一切なくて
「やりたいからやってる」
「来たいから来てる」というのが皆さんから伝わって、私も今後出来るだけ来たいし交流させていただきたいと思いました。

作業が終わってからのお茶の交流も、ほっこりした素敵な時間でした。
娘はすっかり慣れて、お釈迦さまの周りをうろうろしていました(おいおい)。

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2歳児もお仕事できた(?)


娘にゴミ集めをお願いしたら、大喜びでゴミを拾ってゴミ袋に入れるお仕事(?)していました。皆さんとっても優しくて、ゴミを小さくちぎって娘が何度も集められるようにしてくれました(泣)。

かえって仕事を増やしてしまって申し訳ないやらありがたいやらですが、本人は私も仕事したよ!と、少々得意げな顔でなんともいい表情していました。

2歳児、一応人生初めてのボランティア活動です。

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結論:行ってよかった!

私は大して働けず(大体抱っこか事務室)、全然役に立てなかったんですが
「子供が一人いるだけで雰囲気変わるわ。来てくれてありがとう」と
ボランティアのご婦人方から優しい言葉をかけていただけて励まされました。

普段では絶対に関われないようなお坊さまやボランティアの皆さんとお話させていただいて、普通の生活の中で学べないようなことを学ばさせていただく心豊かな時間になりました。

2歳児連れてのボランティアなんて無理って諦めずに行ってよかったです!

娘にも、お釈迦さまの教えを知って欲しいし、お坊さまの在り方を感じて欲しいのでこちらの精舎にはまた娘を連れて来たいと思います(もちろん迷惑にならない常識的な範囲内で、です!)。


スリランカやタイでは、子供達が寺院に出入りしているのが当たり前のようです。

特定の宗教勧誘するつもりはないのでお寺に限定でしませんが、ママと子が自分の普段のコミュニティとは全く別の拠点を作ることで、色々と悩みを解決できたり気分が変わったりすることもあると思います。


少なくとも普段関わらないような方と出会うと、視野がビヨーーーンと広がるので自分の悩みを客観視しやすくなると思います。


私はお釈迦さまの教えが大好きですし、お寺子育てっていいなあって今回思ったのでこれからも(コロナウイルスが収束したら)精舎ボランティアは積極的に参加することになりそうです。


子連れだからとか、そういう理由で行動できなかったらこんな沢山の学びや経験、発見もなかった。最初から諦めないで行動してよかったです。

ボランティア以外でも、何かまたやってみたいことがあったら子連れでもなんでも、どんどんやってみようと思えました!

感激してつい長くなっちゃいましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました!

皆さんが穏やかに過ごせますように♪

サポートは全額、運用後に喜捨(寄附)させていただきます。