僕らの「海街」を歩く。
是枝裕和監督の新作映画『万引き家族』
第71回カンヌ国際映画祭の最高賞:パルムドール賞を受賞というニュースが、日本に届いた週の週末。
富山のある「海街」を旅しました。
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是枝作品で1番好きな映画…
それは、「海街diary」
作品を通して描かれる、鎌倉の四季。
4姉妹が送る海街の日常を、そっと切り取った映像の美しさ。
撮影監督は、瀧本幹也さん。
フィルムで撮影された映像は、海街を連想させる淡いシアン色をメインとしながら、微かなピンクで人間の持つ温かみを表現してるよう。
何度も見返す、特別な映画のひとつです。
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ちなみに、『万引き家族』の撮影監督は、近藤龍人さん。
彼の作品には、「桐島、部活やめるってよ」や「横道世之介」。
観る映画を選ぶポイントとして、誰がこの作品を撮影したか?に注目するのも、また違う映画の楽しみ方があって面白い。
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映画を観る理由のひとつに、好きな映画の色合いや世界観を、自分の写真にフィードバックさせたいと言う想いがある。
「海街diary」を劇場で観た後の夏の終わりに、
あの景色を求めて、鎌倉を歩いた。フィルムカメラと共に
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富山にも「海街」がありました。
氷見という小さな町です。
「海街diary」の冒頭、ずずと3姉妹が出会った町(すずの故郷)を見下ろした景色は、鎌倉の景色に似ていると3姉妹が会話するシーン…
きっとそれぞれの心のどこかに、あの日見た「海街」があって、心癒される「場所」を探し求めているのかもしれない。4姉妹の父親のように。
Taku
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撮影場所:SAYS FARM
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