自分を客観視できていますか?

今日のは結構なを吐いております。

フリーランスはたった一人で会社経営するようなもの。タフでないとやっていけませんし、本来の仕事内容以外の様々な能力が必要です。

必要なものは、体力・精神力・持久力・交渉力。。。etc。本当に数え上げたらキリがないのです。

そんな中で、重要だと感じることのひとつが「自分を客観視できる能力」

これは本当にムズカシイ。私自身もできてるかどうか?自問しながら書いてみたいと思います。

客観視するために最初にすること

会社員であれば、いい意味でも悪い意味でも、客観的に自分を見ることは日常的なことです。同期入社の社員など、比較対象が近くにいるし、上司からの評価である程度自分の立ち位置がわかります。

それに比べると、フリーランスは、なかなか自分自身を客観的に見ることが難しいもの。

営業を成功させるためには、自分の能力を見極めて、適性を知って、しかるべきところへ営業をかけることが大切です。そうでなければ、まったくの無駄足になりかねません。数打てば当たるというものではないのです。

私はイラストレーターなので、イラストの仕事を例にとって書きます。

自分自身もプロとしてやって行こうと思うなら、まずは、プロのイラストレーターの絵とはどんなものか、知らなくてはいけません。

プロの絵、世間で認められている絵をたくさん見て、仕事を受けるにはどれくらいのレベルが必要なのかを知る。そして、自分が今どのくらいのレベルにいるのか、俯瞰して見ることは大切なことです。

恥ずかしながら、私も駆け出しの頃は、まったくできてなかったし、今もまだまだ足りてないことばかり。自戒を込めて書き留めておきます。

フリーランスがやってはいけないこと

もちろん、絵には好みがありますし、予算が限られている場合、ある程度アレな絵でも受注できることはあります。でもそれで「よし」と勘違いして活動していくと、結局行き詰ってしまうことになります。(自分もそうだったので、実感として書きます)

自分を客観視して、イケてないと思うなら、することはひとつ。腕を磨くこと。それしかないはずなんですが、なぜかそこで、ダメな方向へ行ってしまう人がいます。

ダメな方向とは、ずばり、怪しいコンサルの餌食になってしまうんです。

最近では、イラストそのものでは食べて行くのが難しいので、イラストで売れる方法を教えて儲けようという輩が増えています。そういうコンサルは大抵同じことを言うようです。「あなたの売りがわかりやすいように、自分の名前の後ろにキャッチコピーをつけましょう」と教えるのですね。

名前に「陽菜ひよ子@シズルな名古屋めしイラストレーター」とか「陽菜ひよ子@癒し系ほっこりイラスト描きます」とか付けちゃってる人を見ると、正直「あいたたたたたたっ」ってなります。

(Twitterなどで期間限定でイベントの宣伝や新刊のタイトルなどをつけてる場合は除きます)

もちろん、イラスト講師の中には、キチンとした実績があり、今も現役で活躍されている、ちゃんとした方も大勢いらっしゃいます。そういう方の講座では絵をキチンとみて、絵についての助言があるはずです。

講師のイラストの実績があやふやで、絵に対する助言がなく、キャッチコピーや売り込み方法だけを教えようとするようなコンサルには要注意です。

また、人によっては、そういったコンサルで結果を出せる人もいるかもしれません。でもそういう人は例外なく、キャッチコピーに自分の絵がふさわしくなるべく努力をしています。

そんなわけで、絶対やってはいけないことは「腕磨き」じゃなく「看板磨き」に走ること。でも本当に最近多いんです、そういう人。遠回りに感じても、腕を磨く以上に「売れる方法」はないのです。

説得力を持つためにすべきこと

たとえ名前にキャッチコピーを付けていても、イラストが素晴らしく、キャッチコピーが的を得たものならいいと思うんです。

ただ、キャッチコピーに書いてるようなことって、絵を見た人が「感じる」ことですよね。絵を見る前に情報だけ与えられて、実際の絵を見て「全然ちゃうやん」と思われたら、逆効果ではありませんか?

キチンと活動しているイラストレーターなら、そんなキャッチコピーなんて付けてる人はいません。だって、そんなの付けなくても、絵を見ればわかるからです。

ただ、プロフィールの「魅せ方」は大切です。

もしも自分が、例えば「食べ物イラストや名古屋めしのイラストが得意だ!」「それで売っていきたい!」と考えているなら、プロフィールにその言葉を盛り込むのは良いと思います。

でもイラストの場合は、文字より絵に語らせなくてはいけません。どんなに「得意です」と書いたところで、絵を見て納得させられなくては、説得力を欠きますよね。

そのイラストレーターが「名古屋めしや食べ物が得意かどうか」は、イラストレーター自身じゃなくて、絵を見た人が決めること、なのです。

そういう私の場合はどうか?

そんな私の場合はと言えば。。。
実際に、食べ物のイラストをお気に召してお仕事をいただけることが多いので、客観的に見てもたぶん、イケてるのだろうと思っております。
(でも自分から「食べ物が得意です」とは言わないですけどね)

と言いつつ、実はこのポスター、コンペで落ちたんですけどね(チーン)。
(許可をいただいて載せております)

その他お仕事で描いた食べ物たち。


これは、インスタに上げてた食べ物のイラスト。
毎日毎日食べ物ばっか描いてれば、そりゃ何かしらの形にはなります。
筋トレやバレエのバーレッスンみたいなもんです。

いかがでしょうか?

ただイラストは「好み」がありますから、「誰にでも好かれる絵はない」と思った方がよいです。

気に入っていただけましたら、お仕事のご依頼等は、以下のページよりご連絡いただけますと幸いです。
https://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/sb.cgi?pid=0


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陽菜ひよ子 / イラストレーター&漫画家&文筆家

著書『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所)。イラストのお仕事は、NHK・Eテレ『すイエんサー』、書籍『おいし なつかし なごやのおはなし』(戸田恵子著、ぴあ)など多数。現在2冊目の本の執筆中。ひよことプリンとネコが好き。 http://www.hiyoko.tv/

コメント4件

すごく参考になりました。
フリーランスの方で名前に肩書を付けているのを良く見かけるので、「アピールするのにそういう努力も必要なのかな」と漠然と思っていましたが、大事なのは「看板磨き」より「腕磨き」ですね。
ダイセンブさま やはりよく見かけますよね。名前に肩書やキャッチコピーをつけるのがすべて悪ではないとは思いますが、それだけになってはいかんな、と思うのです。
"絶対やってはいけないことは「腕磨き」じゃなく「看板磨き」に走ること"
おっしゃる通りです😥
"プロフィールの「魅せ方」は大切"
ここなんですよね〜。
やや勘違いで「看板磨き」になりがちですものね。
羊は草が好き!さま 本当にそうですね。
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