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【風呂酒日和78-1】 福の湯(ふくのゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


目白と椎名町の間くらい。
今日は福の湯という銭湯を目指しているのだが、方向音痴の私は迷子真っ最中である。
地図的に見ると三角っぽい道の真ん中あたりに福の湯が示されているのだが、どこをどう行けばたどり着けるのか全然わからない。

もしかして...もうなくなった?
これだけさまよっていると真新しそうに見えるマンションがどれも元福の湯に見えてくる。
銭湯文化はやっぱり廃れていってしまうのかな...切ない。


そろそろ三角を2周してしまうよというくらいのタイミングで細い道の向こうに看板を発見。
あった!よかった。私が生粋の方向音痴なだけだった。

ちょっとこわい雰囲気の細道を進むと、道は右に曲がって続いている。ほうほう。さらに細い道を歩いていくとやっと入口を発見。
あー向こうからも来れたんだ。ぐるぐる回ってた一角に2箇所も入口があったというのに見つけられないなんて。ひどい。


やっと出会えた福の湯にいそいそと入場。
お〜、なんか古民家っぽい。
ちょっとあそこを思い出す。用賀の銭湯。

深い色の木の柱、飛騨高山と書かれたお土産っぽい傘、つきあたりの壁には昔の電話機がある。
あれ、トトロに出てくるやつだよね。この電話かわいいよね。

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