世知辛いから甘いものでも食べようね

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25歳の誕生日に、雨を

25歳になった だんだんと年齢を重ねる日にはしゃぐこともなくなり、かと言って別に嫌なわけでもない 休まなかったから仕事だったし、ただ会社の人が慣習としてお祝いしてくれて、あとは少しの友達からのメッセージと母が手の込んだご飯を作ってくれた、ほんの少しだけ特別な1日 珍しく1日にわたってずっと雨が降っていて、都会ど真ん中のガラス張りのオフィスから「今日はずっと降るんだな」と思っていた 気圧なのかその薄暗さなのか、私の気分もずっと悲しくて寂しかった メールだけを返しながらぼんや

    • 人の連続性と私の不器用

      丸ごと良い人もいなければ丸ごと悪い人もいないし、いつも楽しい人もいなければいつも泣いている人もいない。ある人の好きなところもあれば嫌いなところもあって、その人が愛しくて仕方ない日もあれば憎くてどうしようもない日もある。 反対に思えるものも全ては繋がっていてそこに境目はない。人なんてきっと特にそう。1人の人をとっても、辛うじて外側の入れ物があるから綺麗に形を保って収まっているものの、中を覗けば色々な要素が連続して繋がって蠢いてその人を作っている。それが人の面白さであり、感情の

      • Feel free to help yourself

        みんなへ 私の最近のスタバおすすめカスタムを紹介するね イングリッシュブレイクファーストティーラテ(アールグレイでも美味しいよ)を シロップ少なめ、オールミルク、アーモンドミルクに変更するの 茶葉を抽出するためにお湯少し入れますけど良いですか?って聞いてくれるから、はいって答えるんだけど、答えるたびに律儀とはこのことって思うんだよね、マニュアルだとしてもね みんなもそこまでセットで楽しんでね あったかくてほんのり甘くて、飲んだ瞬間顔がほころぶ幸せの味がするはず

        • 好きだった人に似てる高校生が電車で席を譲ってた

          私には好きな人がいた。 こう書くと泣ける失恋話が始まりそうだけど、残念ながら、違います。泣ける話を期待した方はほんとにごめんなさい。私がただウワーとなってウワーとなったお話です。 前置きはこの辺にして、今日私は良い場面に遭遇した。 帰りの電車で私がドアの側に立っていると、端に座っていた高校生がベビーカー連れの親子にさっと席を譲っていた。一旦断られても文字通り腰を低くして、「いいんですいいんです!どうぞ!」と言って譲っていた。 3ヶ月に一回くらい遭遇する電車での席の譲り

        25歳の誕生日に、雨を

          就活が唯一教えてくれたこと

          大学3年生の三月、就職活動真っ只中。6個目のエントリーシートを書きながら私は死にたくなっていた。生きていける気がしなくなっていた。 もともと何に対しても受動的で活発ではない私は通常通り就活も始めるのが遅かった。焦りが積もり積もった2月、なんとかなるだろうという思いのもとやっとゆるやかに就活を始めた。始めてすぐ私は暗い気持ちを感じた。でもこの時はこの暗い気持ちはただの就活に対する怠慢で、意識するに値しないと思っていた。   暗い気持ちをぶらぶら抱えながらだらだら就活を続けて

          就活が唯一教えてくれたこと