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"農の最高傑作を創る" 2017年6月、宮城県大崎市田尻において、…

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"農の最高傑作を創る" 2017年6月、宮城県大崎市田尻において、農業でふるさとを盛り上げるべく、退路を断って挑戦を本格化しました。 農業を柱に、唯一無二完全オリジナルのカップ型パンであるベジベジパンの製造・販売。現在数名の仲間たちとふるさとアゲアゲ計画を展開し始めました。

最近の記事

”農の最高傑作を創る!” 第九話 退職を決断

第一話から第八話まで、僕がどんな流れで農業に出会い、興味を抱き、深掘りしていったかを書いてきました。 今度は、2015年、2016年を会社員の側面から書いてみます。 なぜなら2016年は、農業ビジネスをとことん考え研究した年であるとともに、僕が15年間お世話になった会社を退職しようと決断した、人生の転換点となる年だったからです。 【異動】 2001年10月、僕が27歳の時に15年半お世話になることになる会社に、中途入社しました。 第一話でも書いた通り、社会人としてまるっき

    • ”農の最高傑作を創る!”第八話 カップ型パンをひらめく

      【農業ビジネス分野を考える】 栽培した野菜にどうやって価値をつけることができるだろうか。 無い知識を振り絞っていくつか考えました。 ●珍しい野菜を栽培する ●ただひたすら野菜販売力を身に付けていく ●新しい流通経路をつくる ●近未来的スマート農業での大規模農業 ●農具、マシン、ユニフォームなどの販売 ●加工品製造 大前提としてあったのは、第六話に書いた通りでして、「人世のために働く」ことであり「喜びを提供する」こと、最大目的は「熱狂を創る」ことです。 大きいことを言うようで

      • ”農の最高傑作を創る!”第七話 農作業と販売の先の壁

        頭の中を整理しながら、どんな農業を目指すかを考えていきました。 農業だけではなく、農業関係の分野も考えていきましたが、結論としてプレーヤーとしての百姓になることを目指すことにしました。やっぱりプレーヤーが一番カッコいいからです。 そして、いくつかある中から、”自然農”と呼ばれる農法を選択しました。 人世に最大限貢献するためには、どの分野でどんな風に働くのが効果的なのか、僕の理念に即しているのか、進んでは戻るを繰り返した理詰めの選択でした。 【考えるより動け】 頭の中はグ

        • ”農の最高傑作を創る!”第六話 僕が掲げるてっぺん

          2016年は、一年かけて考えをまとめるという中々ボリュームある作業に取り組みました。 作業を開始するにあたりまず決めるべきは、挑戦の最大目的でした。 情報や知識を整理しながら、並行しててっぺんに据える最大目的を研究、探究し続けました。 【整理を始めるにあたって】 2014年、2015年と、農業についてや経営について、あれやこれや知識や情報を頭の中に叩き込んできました。 2016年は年の初めから、貯め込んだ知識や情報を紙に書き出して、整理する作業を進めていきました。 何も考

        ”農の最高傑作を創る!” 第九話 退職を決断

          ”農の最高傑作を創る!” 第五話 ひたすら情報収集

          2015年は、絵を描くように続けてきた空想農業に加えて、経営を学んだことでより現実的な考え方に変わっていくための、予備知識を貯め込んだ年でした。 営業マンとして働く中で、通勤時間や隙間時間や休日を利用して、農業に関係する知識や経験をただただむさぼっていました。 【はじめの一歩】 ほとんど「無」の状態の僕がまずやるべきことは、農業についての情報収集でした。 どんな農業があるんだろう?農業はどんな市場になっているんだろう?どんなお百姓さんがいるんだろう?本気になって考えてみた

          ”農の最高傑作を創る!” 第五話 ひたすら情報収集

          ”農の最高傑作を創る!”第四話 農業挑戦の入り口に立つ

          向こう見ずな性格です。何とかなる、と考えてしまう浅はかさを持っています。 軽はずみな返事をしてしまったために、自分の首を絞めてしまうことがしばしばあります。 第四話は、人生を変えることになった僕のおバカ物語の典型的エピソードです。 【後悔】 公私共にとってもお世話になっていた経営者の方からお誘いをいただき、少々戸惑いはしたものの、2014年2月、僕は経営塾と呼ばれる「道場」に入門?することになりました。 建前上は農業経営者を目指すということにはなっていましたが、その実は自

          ”農の最高傑作を創る!”第四話 農業挑戦の入り口に立つ

          ”農の最高傑作を創る!” 第三話  震災~空想農業の破壊と復興~

          一話丸々震災のお話です。社会への影響ももちろん大きかったし、僕にとってもそれはそれはとても大きな衝撃だったからです。 地震が起きた時の様子や心情、その後の経過と心境の変化などを書いていきます。 では。 2011年3月11日。 目の前の色んなものがボロボロになり、なくなり、ありとあらゆる生活インフラが壊され、普通だと思っていた便利な生活がなくなりました。常識と思っていたことも時に非常識になり、僕の脳ミソの中もガラガラとシャッフルされました。 シャッフルされた中には、もちろん膨

          ”農の最高傑作を創る!” 第三話  震災~空想農業の破壊と復興~

          "農の最高傑作を創る!” 第二話 なぜ農業?

          初めて畑を借りたのは2016年。面積は4畝(約400㎡)ほど。2017年には1.4反(約1,400㎡)、2018年に1.6反(約1,600㎡)、2019年に1反(約1,000㎡)。途中足したり引いたりはありまして、現在は4圃場、合計で4反ちょっとの面積で畑作やっています。 農薬は一切使いません。強いこだわりがあるのではなく、使い方がわからないだけです。 肥料も同じです。基本的には使いません。野菜たちに必要以上のぜいたくをさせるのではなく、必要な栄養素はできる限り自分たちの力

          "農の最高傑作を創る!” 第二話 なぜ農業?

          "農の最高傑作を創る!"第一話 自己紹介

          ”喜びも感動さえも超えていく 農の最高傑作を創る”  農業の力で世の中を盛り上げるぞー!とこの理念を掲げ、2015年に畑作農業への挑戦をスタート。そして2021年には東北本線田尻駅前にお店を構えながら、完全オリジナル商品であるベジベジパンなる商品を製造、販売、今に至っております。 9年が経とうとしている現在、前進と後退を繰り返しながら驚くほどのスロースピードで進行中です。 わが家は、農家でもなくパン屋でもありませんでしたので、農業もパン作りも店舗営業も経営もすべて初めてで

          "農の最高傑作を創る!"第一話 自己紹介