WBCの決勝を観ながらこんなこと書くとか
こういうことをするから頭がぐるぐるするのでしょう💦

5月に
この家を出ることにしました。

この家に入って5年？6年？
思うだけで動けず
今度こそ、今度こそ、を繰り返し
アパートを探して、諦めて
また探して、諦めて
そうしてるうち、目新しい物件なんてなくなって

「あの時申し込んでいたら」
「思い切って決めていたら」

振り替えって悔やんでばかり。
八方塞がりのように高い壁に囲まれたようで
自分が悪いのに「ここを出して！」と叫びそうなくらい追い込まれ

新しいアパートを見付けた時
これを逃したらもう出られない。
そう思って直ぐに物件を見に行き
娘と周辺を見回って
母には「ここに決めようと思う」
ネットの画像やストリートビューだけ見せて伝えました。

あ、ちょっと遡りますが

コロナが落ち着いて来たことから
何年振りかに母が同窓会に行き
それ以来、同級生の友達と食事をする機会が増え
ご近所さんとお茶する機会も増え

何だか母が楽しそうで
ちょっと良いなって思い始めました。

そんな頃から
母は一人でも大丈夫なんじゃないか
そう思うようになりました。

勝手な思い込みです。

そして
一緒に出掛ける人たちは
子供は結婚したり就職したりしていて
ご夫婦だけとか一人暮らしとか
でもお金にはちょっとゆとりがあるようで

そんな人達と付き合うのに
母一人がお金のことを気にしているのが
可哀想で、申し訳なくて

私や娘がいなかったら
もっと気兼ねなく楽しめるのに。

否、そもそも私がまず収入があれば。
そっちが問題なのですが。

そこも都合良く思い込んでしまう
そんな自分がまた嫌になったり

その頃から母には
「良い部屋が見つかったら出て行くから」
と伝えてありました。

でも、ずっと前から何度もそんなことを言っていたので
母はまた口先だけだと思っていたかもしれません。
でも今回は本当に。
驚いたかな…
でもどこかで覚悟はしていたと思うんだけど…

コロナが落ち着いて来たから
今年の夏は東京の叔父が遊びに来るだろうと話していた時
どの部屋に泊まって貰おうかと言う私に
「2階はあんた達が寝てるから、北の部屋で良いんじゃない？」
まだきっと私たちはこの家にいるだろうと
そんな風に母が言っていたのが2月頃。

やっぱり驚いたかもしれません。

胃が痛い…

でもね、
私は、私たちは出て行った方が良い。
「ここでは何もできない」
そう思い込んでしまっているから。

娘は英語を勉強したり、動画を見たり
私は安い在宅ワークをしていて
母は仕事に出掛けて、家に帰っても掃除したり
忙しそうだなと気付くと私も色々やったけど
やっぱり母がやってくれると分かっているから
甘えて何もしなくて

でも母はもう79歳。
お医者さんに行くことも多くなった。

娘も甲状腺でお医者さんに行くし
私は行きづらくてちょっと体調悪いぐらいなら我慢して。

こんな生活そうそう続くわけない。

そんな時、同窓会があって、楽しそうな母を見て
もう好きに生きて欲しいな、なんて
そう思ったら
「早く出ないと」
「早く出ないと」
そればっかりになってきてしまいました。

ちょっと焦り過ぎかな…

部屋を決める時少しそう思ったけど
ここまでダラダラしてきて
今更何言ってんだ、とも思えて

もう腹を括れよ

自分に言い聞かせて決めました。

偉そうなことを言っているけれど
在宅ワークでの僅かな収入で
部屋など借りられるはずもなく
結局母にお世話になる。
どこまでも親不孝。

でも、それをここで終わらせたい。
そういう覚悟は持っています。

ただ、本当に身勝手なもので
ここを出ると決めた途端
一人になる母を思うとしんどくて

ご飯を食べながら
これからはここで一人で食べるんだな…
とか

「じゃあね、おやすみ～」
って私と娘と、お父さんの写真に声を掛けて
寝室に入っていく母を見ながら
これからは誰ともおやすみを言わずに寝るんだな…
とか

何度も何度も想像して泣きそうになって
そんなの想像しなくて良い。
お母さんの気持ちはお母さんしか分からない。
自分に言い聞かせて思いを振り切る。
それをぐるぐると繰り返しています。

でも、きっとこれも今だけ。
引っ越しの準備も始めるし
仕事も、もう在宅でとか言ってられない。
家賃を払って、光熱費を払って、
自分で全部できるように仕事を決めないといけないし。

あっという間にその日は来るのでしょう。

そして、私たちは私たちの毎日が。
母は母の毎日が。

また始まって、それが普通になっていけば。

そう思って進めていくしかないのです。
もう決めたんだから。

って、締めくくる頃にはもうWBCは終わっていて
何だか、しんどいながらも
ちょっと勇気を貰って、前に進もうとしている。

きっと辛いのは今だけ。
しんどいのもしばらくの間だけ。

頑張るしかない。
きっと上手く行くから。
信じて準備をしようと思います。