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正念場の粘り(孟子)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

むべからざるに於いてむる者は、まざる所なし (孟子)

(意味)

 やめてはいけないところで、やめてしまう人は、何事においても中途半端である。

 人生には正念場が何度か訪れることでしょう。仕事の小さな山場は何度もやってきます。そんなとき、あきらめるか、粘り強く取り組むか、が人生を決めるのだ、という厳しい言葉です。

試合の心構え

 スポーツの世界では、「あきらめない」精神が常に求められます。

 先日テレビ番組で、男子プロバスケットリーグ(B-League) 川崎ブレイブサンダースの篠山竜青さんが、小学生の質問に対してこんな回答をしていました。

(小学生)「試合で、敵に大差をつけられたとき、どういう気持ですか?」
(篠山)「バスケは、1点ずつしか点は入っていかないんだよ。一発で逆転することはないんだから、そんなときこそ、1点を積み上げるしか無い。だからあせらず、落ち着いて点を重ねるのみ。」

 小学生もなかなか鋭い質問しますが、篠山さんの答えも秀逸です。

 「修羅場」をむかえたときに焦ったり、一発大逆転を狙った博打に出るのではなく、そんなときこそ落ち着いてやるべきことをやる、これは人生のそんなシチュエーションでも言えることですね。


「最後まで、あきらめちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ」(安西監督)

 同じバスケの超人気漫画「スラムダンク」の安西監督の名言です。スラムダンクを読んだことのない方でも、この言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

私の場合

 以前、記事にしましたので、よかったらコチラもご覧ください。仕事で正念場を迎えたとき、外的要因の厳しさもありましたが、大きなプロジェクトを最後までやりきることができませんでした。

 私はそれ以来この言葉を糧として「あきらめない精神」を持とうと決めて次なる正念場を乗り切ろうとしています。

 篠山さんの言うように、そんなときこそ焦らず落ち着いて、やるべきことを淡々と行うことが大切なのですよね。


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