Hiroki Asada (Baridi Baridi Inc. CEO)

Baridi Baridi Inc. 代表取締役 タンザニアでエアコンのサブスク事業を…

Hiroki Asada (Baridi Baridi Inc. CEO)

Baridi Baridi Inc. 代表取締役 タンザニアでエアコンのサブスク事業を展開しています。常識や課題にチャレンジしていくのが好きです。 Website: https://baridibaridi.co.tz/

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タンザニアのエアコンスタートアップはどんな人がやっているのか?

今回の記事は自己紹介です。 「自己紹介するなんて恥ずかしすぎるやないか」 と避けてきたテーマですが、スタートアップの社長として「自分がどんな人か」を出していくのも大事だと思い、重い腰を上げて書くことにしました。 弊社には、将来有望な学生インターンが3名働いてくれていますし、ありがたいことに「働きたい」と言ってくださる方も増えています。これから仲間になっていく方々に向けても、何かしら伝わるものが書けたらいいなと思います。 私はタンザニアでエアコンのサブスクリプションサービ

    • タンザニアに来てからの4年間で気付かされたことと今後に向けて

      2019年9月に初めてタンザニアに来てから、気付けば4年が経ちました。 2020年にエアコンのサブスクリプション事業の会社"Baridi Baridi"を立ち上げ、2021年4月からの販売開始後は、悪戦苦闘しながらの2年半を積み重ねてきました。 良い意味でも、悪い意味でも、濃厚な4年間でした。 その中で気付かされたことを書き残しておこうと思います。 1. 事業の難しさ × 市場環境の大変さエアコンのサブスク事業は世界で初めてのチャレンジです。 この事業をゼロから作り上

      • 走るのをやめて、一度立ち止まってみた。

        先月、2週間丸々休みをとった。 一度、立ち止まって休む必要性を感じたからだ。 社会人になってからこれまで"休む"ということをあまり積極的に選んでこなかった。 そんな自分が休んだことで、気付けた"今後の人生で大事にしたいこと"を自身のための記録として残そうと思う。 休みの過ごし方休みに入る時に決めていたことが1つある。 “2週間後に、完全にリフレッシュして、元気な状態で仕事に戻る”ということだ。元々がワーカホリック気味だから、これはしょうがない。 そのためにやることを

        • SNSが苦手な経営者がなぜ1年以上noteを続けられているのか?

          2020年の創業時より 毎月noteを書き、発信しています。 それまでは、ほとんどSNSをやっておらず、 発信すること自体にも苦手意識がありました。 ちなみに、創業時、Twitterのフォロワー数は80人ほど。 フォロワー数が10倍以上の学生のインターン生や若手メンバーに、”社長の発信力なさすぎる問題”をいじられたことは、1度や2度じゃすみません。 そんな経営者が なぜnoteで発信を始めようと思ったのか? なぜ1年以上noteを続けられているのか? を今回のnoteで

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        タンザニアのエアコンスタートアップはどんな人がやっているのか?

          The Products We Sell Have a Huge Impact on Global Warming. That is Why...

          I am representing a company that provides Air-Conditioning subscription service in Tanzania. This is a service in which Daikin ACs are provided free of charge for the initial cost (equipment cost), and paid subscription fees in either dai

          The Products We Sell Have a Huge Impact on Global Warming. That is Why...

          私が売っている商品は、地球温暖化への影響がとてつもなく大きい。だからこそ。

          タンザニアでエアコンのサブスクリプションサービスを提供する会社の代表を務めています。 ダイキンのエアコンを初期費用(機器代)を無料で提供し、1日/7日/30日単位でサブスク料金を払って使ってもらうサービスです。(*据付の工事料は有料になります。) ダイキンのエアコンは省エネ性能が高いため、現地での普及品に対して、平均60%の電気代削減になります。日々の電気代を節約しながら、その節約分で無理なく、サブスク料金を払ってもらうビジネスになります。 地球温暖化への影響この本の中

          私が売っている商品は、地球温暖化への影響がとてつもなく大きい。だからこそ。

          タンザニアであったおもしろい話

          前回の話の続きです。 元気になる国タンザニアでは、ほぼ毎日何かしらおもしろいことが起きます。そんな日常でのおもしろい話を、今回のnoteでは紹介します。(いつものnoteよりのんびり読めるものにしました。) 目次 1. 人との出会いの話 ・アルファードに乗ったUber運転手 ・カフェのおばちゃんの娘さんを紹介されると 2. トラブルの話 ・タンザニアでは数Iと数Aの違いを説明させられる ・自転車がパンクしたらビーチに行こう 3. エアコンの話 ・据付チームに今日の仕

          タンザニアであったおもしろい話

          タンザニアに来ると元気になるのはなぜだろう?

          タンザニアに来ると元気になるらしい。 肌荒れがマシになった。 肌ツヤが良くなった。 喘息がマシになった。などなど 実際に変化を感じるぐらい元気になるらしい。 2・3人ではなく、周りの人がこぞって同じようなことを言っているからおもしろい。 この不思議な感覚が気になって、 ”なんでなんだろう?”と とりとめもなく考えてみたことをnoteに書いてみようと思う。 パーッと雑多に考えると色んな理由が思い浮かぶ。 暖かくて、太陽の日差し浴びられるからかな。 自然が多くて、大

          タンザニアに来ると元気になるのはなぜだろう?

          デザイナーさんからの経営アドバイスが鋭かった話

          今回のnoteは、何かを形にして表現するという経験って良いんじゃないの?という話を書こうと思います。 きっかけは弊社のチームミーティングでの話です。 デザイナーの山西さんに、アートディレクターとして顧問業務をお願いしています。(↓山西さんのポートフォリオ) チームミーティングに入っていただき、「Baridi Baridiは5年後どういう会社として見られたいのか?」というテーマで話をしました。 そこでの山西さんの言葉の中で、一番想いに残ったのが、「”何”に形を与えるのか?

          デザイナーさんからの経営アドバイスが鋭かった話

          弱点が分かれば、経営戦略論は役に立つ

          大学の恩師からお声がけしてもらい、大学時代所属していたゼミ生向けに、「経営戦略論と実践」というテーマで話をさせてもらう機会をいただきました。 その恩師は、ちょうど、先月が退官ということで、何かしらの恩返しをできる機会をもらえたことがうれしかったです。(ぐうたらな大学生活を送っていた私に、学ぶこと、考えることの楽しさそして多面的なモノの見方を教えてくれたのが、その恩師でした。) 何を話そうかなと考える中で、学んできたことを振り返るキッカケになったので、今回のnoteはその振

          弱点が分かれば、経営戦略論は役に立つ

          "かっこいい経営者"はいらない

          だいぶ前に、ある著名な経営者のインタビュー記事を読みました。 その経営者は「会社の立て直しや苦境におけるチャレンジに、モチベーションや達成感を感じる」と意気揚々と答えていました。その言葉に、強い違和感を感じたので、今でも覚えています。 なぜ、違和感を感じたかというと、私が思う経営者の仕事とは、難局に対して、かっこよく活躍することではない。それよりも、まずは、できるかぎり問題が起きないように、チームが苦境に陥らないように最善を尽くすことだと思っているからです。 同様のこと

          "かっこいい経営者"はいらない

          岩倉使節団から気付かされた感じる力

          「特命全権大使 米欧回覧実記」を読んだ。 この本は、岩倉使節団に関する話。約150年前、日本政府の中枢メンバーが欧米諸国を世界一周して、1年10ヶ月旅したというとんでもない話の記録です。 一部のメンバーが欧米を視察するだけの話が、おれもおれもとなり、大きな使節団になったのが、岩倉使節団らしい。また、元々14ヶ国を10ヶ月で周る予定が、1ヶ国目のアメリカから予定を大幅にオーバーして滞在。留守政府に「はよ帰ってこい!」と怒られて、渋々、1年10ヶ月で帰ってきたのが、この使節団

          岩倉使節団から気付かされた感じる力

          そろそろ東京じゃなくていいかも、と思うエンジニアの方へ

          エンジニアの採用を開始するにあたって、採用エージェントの方や外部の方に相談すると、毎度言われることがあります。 「エンジニア採用。しかも神戸勤務なんですか。東京じゃないと、それはかなり難しそうですよね。」 はい、難しすぎて泣きそうです。笑 なので、CTO候補もしくはテックリードとして一緒にサービスを作る未来の仲間に向けて、長めのメッセージを書いてみることにしました。エンジニアの方はもちろん、周囲の興味ありそうな方に紹介いただけたら大変うれしく思います。(詳しい募集ページ

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          常識こそクリエイティブのチャンス

          今回は常識について書いていきます。 “常識”って何だろうか?と考えることになったきっかけは、子どものときからの祖父の教えです。「”常識”はもたなくていい、”良識”をもちなさい。」という教えで、今でも大事にしている言葉です。(ちなみに祖父の言葉でもう1つ大事にしている言葉は「妻を大切にしなさい」という言葉です。その影響もあり、私は他に追随を許さないトップ愛妻家の1人です。) 戦前生まれの祖父にとって、祖父は、戦前/戦後という時代の変化を経験し、都合のいいように移り変わる”常

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          熱い想いがあるのにうまくいかない人に読んでほしい話

          ーー自分は正しいことを言っているのに、協力してもらえない。 ーー熱い想いを持って一生懸命やっているのに、伝わらない。 このようなもどかしい経験をしたことがある人はいませんか。 特に若くてやる気のある人や、大きな組織に所属している人ほど、このような想いを感じやすいかもしれません。 うまくいかない理由は、内容そのものに問題があったのかもしれませんし、言い方や態度が悪かった可能性もあります。 でも、本質的な問題は全く別のところにあると私は思います。しかも、これは情熱を持って

          熱い想いがあるのにうまくいかない人に読んでほしい話

          "想いのこもったロゴを世界へ" その2

          このロゴをデザインをしてくださったのは、写真家兼デザイナーの山西崇文さんである。 山西さんは今回のロゴデザインへの想いをnoteに寄稿してくださり、私もその文章と信念に強く刺激を受けた。元々、自分自身で文章を書く予定はなかったが、私自身も"ロゴ制作について"と"今後への想い"を文字に残しておこうと思う。 ↓寄稿いただいたnoteはこちら 口の悪いおじさんとの出会い私は米国留学時に芸術学科で写真を専攻していた。専攻したのは単に"英語を勉強したくない"という安直でふざけた理

          "想いのこもったロゴを世界へ" その2