マガジンのカバー画像

漁業のはなし

92
漁業とか、一次産業のあれこれとか。
運営しているクリエイター

2018年12月の記事一覧

格段にスピードが上がったらしい

格段にスピードが上がったらしい

今月頭くらいにこういうnoteを書いてました。養殖いかだの浮力を増やすための樽入れ、樽縛り作業。



寒波の影響でしばらく強風が続いてたり、他の作業があったりで、なんだかんだやっと今日全部終わりました。

文字で書いても伝わりづらいので、樽入れをしてロープで縛っている社長の写真を並べます。
うまく想像してもらえたらいいな。



社長が足を使っていかだに樽をはめて、私がその後を追いな

もっとみる
漁業の未来を繋ぐための一歩

漁業の未来を繋ぐための一歩

陸前高田内で立ち上がった漁業の担い手協議会に参加している各団体のメンバーたちと一緒に、Fisherman Japan や行政、組合での取り組みを勉強しに石巻へ行ってきました。

どこで話を聞いても、とにかくすごい。コミュニケーションがとにかく綿密で、一体感があった。

行政面やお金のことは全然わからないから、私がやれることって全然ないのだけど。

いろいろと予算や企画が進んだときに、うちの職場

もっとみる
職人たちの技術力がもろに現れる

職人たちの技術力がもろに現れる

うちの職場では、生食用の殻付き牡蠣を専門にしています。
なので、むき身は頼まれたときにだけむくスタイル。

むき身は専門ではないのだけど、うちの会長が若い頃はむき身を専門にやってたそう。でもそのうちに設備投資をして、殻付き牡蠣へと転向したらしい。

そういう経緯があるので、当たり前だけどマルテンの中では会長がいちばんむくのが上手。

最近少しずつだけどむく姿が増えてきたので、年末にかけてむき身

もっとみる
一気に冬になった

一気に冬になった

昨日と今日は海からあげてきた出荷用の牡蠣をひたすらサイズわけをしてました。

出荷する牡蠣は掃除する段階でおおまかにサイズわけをしているんだけど、直送している飲食店さまや魚屋さんのニーズに対応して、出荷直前はさらに細かくサイズわけをしています。

牡蠣は出荷前まではネットに入れて海で休んでてもらって、出荷直前に海からあげるスタイル。

牡蠣の掃除をするとき、鉈によるショックを受けることで牡蠣自

もっとみる
作り手冥利につきると実感する日々

作り手冥利につきると実感する日々

12月に入ってから、いろんな友達から牡蠣のご注文をいただくようになりました。みんな最高すぎる。
「食べたい」「買いたい」っていう連絡をもらうたびに日々泣いています。(心の中で)



ツイートしちゃうくらい最高だったのが「牡蠣が好きなお母さんに送りたい」という大学の友達からの注文。
到着日がお母さんの誕生日だったらしくて、めちゃくちゃ喜んでたとのこと。

去年からうちの牡蠣を買う計画を

もっとみる
#牡蠣を愛でる会 はどこまでも続く

#牡蠣を愛でる会 はどこまでも続く

今日は沖で浮き樽作業…のはずが強風により断念。
みんなで陸上作業をしていました。

ところでだけど、浜には10時に「一服」と呼んでる休憩時間があります。

体力を使う仕事だからお腹が減ってると動けない、だから食べましょう的なやつ。

いろいろとお菓子やらお茶やらを食べ飲みしながらまったりする時間が10時頃に設けられてる。(わかめの時期になると仕事時間ものびるから、15時にもお茶の時間がある。)

もっとみる
定期的な施設管理の大事さ

定期的な施設管理の大事さ

今日は海の上でいかだの浮き樽移動と樽縛り。

木を組んで作った養殖いかだを海に浮かすために、発泡スチロールの丸い浮き樽を入れる必要があるんだけど、今日は、それを少し移動させてロープで縛りなおす作業をしてました。

自分の体重を使って足で樽を動かす必要があって、アクロバット体勢になっちゃうから毎回筋肉痛になる。(たぶんそれって私だけ。弱い…。)
いま絶賛筋肉痛気味です。

この作業を言葉で伝える

もっとみる