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大いなる救いは、大いなる混沌の果てに来る。 〜 「マグノリア」アメリカ映画🇺🇸

転々と変わり、淡々と進む話に何の意味があるのかよくわからないまま最後の最後のほうまできてしまい、あと少しでラストという瞬間。

このラストですべてが変わった。

あれだけのために、前置きとして2時間半があるんでしょう。

あのラストは、映画の中の人にとって、ちょっとした、ほんとうにちょっとの救いになったのでしょう。

偶然のような必然。

偶然のように見える出来事は、すべては必然性の元になりたっているんですよね。

ちょっとした隙にそれまで絡み合うことのなかった糸が絡み合いだして、つながり始めていく。

ラストの場面は偶然のような必然。

このラストは、もしかすると映画史上にのこるラストかもしれない。

大いなる救いは、大いなる混沌の果てに来る。


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