久津佑介/プロダクトマネージャー

「人が活き活き働く社会」を実現させたい。プロダクトマネージャー@グロービス。 プロダク…

久津佑介/プロダクトマネージャー

「人が活き活き働く社会」を実現させたい。プロダクトマネージャー@グロービス。 プロダクトマネジメントのブログは別でやっているので、こちらでは雑多なことを書いていきます。

最近の記事

欅坂46への思いを書き殴る

欅坂46が今日5年間の活動に幕を下ろしました。最後の「THE LAST LIVE」は非常に素晴らしいパフォーマンスでした👏 これから櫻坂46として活動しますが、ここで一区切りというところでこれまで秘めていた欅坂46への思いの丈を書き殴ってみます(Twitterでちょこちょこ出してましたが、実は隠れ欅オタなのです)。 1.出会い欅坂46に興味を持ったきっかけは「ガラスを割れ!」のMVです。なのでかなり後発組です。それまではなんとなく「アヴァンギャルドなパフォーマンスをするア

    • 情報過多な現代社会において本当に頭を使って考えられているかを問う

      レイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』を読んだ。 『華氏451度』は焚書をテーマにしたディストピア小説で、国民にとって害悪とみなされる本の所持を禁止しすぐに燃やしてしまう社会を描いている。これにより人々を「考える」ことから遠ざけ、戦争中の国家にとって危険な思想が生まれないようコントロールされている。 あらすじはこちら。 舞台は、情報が全てテレビやラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマ

      • ドキュメンテーションの3つのポイント ~新卒研修資料より~

        以下の記事の続きで、CAMPFIREの新卒メンバー向けに研修コンテンツを作成したので、一部公開してみます。誰かの役に立てば幸いです。 後半のテーマは「ドキュメンテーション」です。 組織内のコミニュケーションとして、対面・メール・チャットなど様々なものがあり、時代とともに変化し続けていますが、ドキュメント(文書・書類)を介してのコミニュケーションは根強く残っています。特にステークホルダーとの合意形成や、チームメンバーに期待通りに行動させること、そして相手に魅力を伝える時など

        • タスクマネジメントの3つのポイント ~新卒研修資料より~

          家に閉じこもっているから実感が薄いですが、春です。新生活の季節です。 CAMPFIREにも新卒メンバーが加わってくれました。ありがたや。 そんな彼ら・彼女らのために研修コンテンツを作成したので、せっかくなのでここで一部公開してみます。誰かの役に立てば幸いです。 テーマは「タスクマネジメント」です(ドキュメンテーションについてはまた別の機会に)。 新卒に限らず、ビジネスパーソンにとってタスクマネジメントは重要なスキルです。一部マイクロマネジメントが行われてる組織や、ルーチ

        欅坂46への思いを書き殴る

          CAMPFIRE Ownersに込めた思いと苦労話

          この記事は「2019年に立ち上げたサービス Advent Calendar 2019」の21日目です。 CAMPFIREでプロダクトマネージャーをやってる久津(ひさつ)です!元々リクルートテクノロジーズにいましたが、今年3月からCAMPFIREにジョインしております。 我々が今年立ち上げたサービスは融資型クラウドファンディング CAMPFIRE Ownersです! CAMPFIRE Ownersとは?既存の金融機関や金融サービスからの資金調達が難しく、日々の経営で得た利

          CAMPFIRE Ownersに込めた思いと苦労話

          わかりあえない他者が集まって良い成果を出すために

          NewsPicksの新書籍レーベル、NewsPicksパブリッシングより発刊された「他者と働く ──「わかりあえなさ」から始める組織論 (宇田川 元一)」を読んだ。 ものすごくざっくり要旨をまとめると以下の通り。 ・組織の適応課題(関係性の中で生じ、既存の知識/方法では解決できない課題)を解決するためには対話が必要 ・相手と自分が持つナラティヴ(立場などによって生まれる解釈の枠組み)は異なるため、基本的に相手とはわかりあえない前提で考える ・相手のナラティヴを観察し解釈す

          わかりあえない他者が集まって良い成果を出すために

          サブスクリプションサービスの棚卸し #わたしのサブスク

          最近様々なサブスクリプションサービスが増えてきています。 でも「これは便利!」と思って次々に契約していくと、気づいたら月々の請求がとんでもないことになりがちです。 今ちょうどNetflixを契約するかどうかを悩んでいるんですが、既にそれなりにサブスクを使っているので二の足を踏んでます…(そして可処分時間を大量に奪われる予感しかしないのも理由の一つw) というわけで棚卸しすることにしました。加えて皆さんがどのようなサービスを使っているのかも知りたいので、教えて欲しいです。

          サブスクリプションサービスの棚卸し #わたしのサブスク

          お互いの意見を殴り合う世界を目の当たりにして思うこと

          この1週間、様々な出来事がSNSやマスメディアを騒がせました。Twitterやテレビを見ていると、京都アニメーションの件とDJ社長の件と吉本興業の件とDragon Ash(RIZE)の件と選挙の件で情報が氾濫してました。 そこで繰り広げられていたのは殺伐としたお互いの意見を殴り合う世界でした。 ある人が1つの事象に関する意見を発すると、誰かがそれに対して批判をし、殴り合いに発展する、或いはリングアウトさせられる。またある人が1つの事象に関する意見を発すると、誰かがそれに対

          お互いの意見を殴り合う世界を目の当たりにして思うこと

          行動を伴う共感と、伴わない共感の違いは何か?

          生活が豊かになりモノが溢れかえり、またSNSで容易に不特定多数の人とコミュニケーションを取る方法を得た日本社会において、人は「モノ」ではなく「コト」をトリガーとして行動するようになってきました。 その行動への意思決定のプロセスの中で、「共感」が重要な鍵となっています。 ただ優れたモノだからという理由ではなく、はたまたただ有名な人が勧めているからという理由ではなく、対象やそれに付随するストーリーや哲学性に共感することが最も行動につながりやすいと言われています。 では「共感

          行動を伴う共感と、伴わない共感の違いは何か?

          問題の解像度を上げるべきか否か

          いきなりですが自分は「問題の解像度上げたがり」です。 プロダクトマネジメントをする上で直面する様々な粒度の問題に対して、解像度を上げずにはいられないのです。 敵陣の陣形を把握しないまま適当に砲撃をするような、つまり「漠然とした問題に漠然とした対応をする」のが苦手で、敵陣の陣形を分析してからどの攻撃方法をどこにぶつけるのが最適なのかを見極めてから攻撃を仕掛けたいタイプです。 以前少し複雑なプロダクトを設計している最中に、ユーザーのステータスが複数個増えるような仕様変更があ

          問題の解像度を上げるべきか否か

          転職時に引きずるべき成功体験と捨てるべき成功体験

          FacebookやTwitterで報告した通り、2月末でリクルートテクノロジーズを退職し、3月からCAMPFIREに新規事業のプロダクトマネージャーとしてジョインしました。 それから現時点で約2週間経過しましたが、この期間にやったことを振り返ると、 ・プロダクトロードマップ策定 ・ビジネス戦略検討(リーンキャンバス作成) ・KPIツリー策定 ・諸々案件の開発ディレクション ・組織設計 ・業務フロー整備 ・採用面接2回 ・採用プロセス整備 などなど。我ながらな

          転職時に引きずるべき成功体験と捨てるべき成功体験

          ムハマド・ユヌスの偉業に学ぶPMとしての姿勢

          久津(@Nunerm)です。 ムハマド・ユヌスと言う人物をご存知でしょうか。 バングラディシュの経済学者で、マイクロクレジット(=貧困層に無担保で少額の資金を貸し出す貸金業)を行うグラミン銀行を創設したことで多くの貧困者を救い、2006年にはノーベル平和賞を受賞された方です。 この方の自伝を読んだのですが、バングラディシュに存在する「貧困」という問題を解決に導くプロセスや姿勢が、PM(プロダクトマネージャー)である自分にとっても非常に参考になるものだったので、このnot

          ムハマド・ユヌスの偉業に学ぶPMとしての姿勢

          窮地に立たされた日本で、我々がやるべきこととは 〜安宅さん講演より〜

          久津(@Nunerm)です。 NewsPicksアカデミアのイベントで、「イシューからはじめよ」でお馴染みの安宅和人さんの「ポスト平成のシン・ニホン」という講演に参加しました。 かなり気づきの多い講演だったので、ここに簡単にまとめます。最後に自分なりの「これからの行動指針」を書きます。 NewsPicksアカデミア会員はいずれ動画で観れるはずなので、ぜひ観ていただきたい。 世界は歴史的な局面を迎えているのに、日本は危機に瀕している・これから全ての産業がデータ×AI化す

          窮地に立たされた日本で、我々がやるべきこととは 〜安宅さん講演より〜

          自分の考えを人前で話すことはいいことずくめ

          久津(@Nunerm)です。 ここ半年くらい、人前で話す機会が増えました。 以下のようなプロダクトマネージャー、エンジニアリングマネージャーのミートアップのLT(ライトニングトーク)枠で話させてもらいました。 ※「ライトニングトーク」の説明はこちら また自ら運営している組織内ライトニングトーク大会で2回ほど登壇もしました。 この半年はこれらの活動によって様々な出会いや学びが生まれ、これからも継続していきたいなと思っています。 というわけで、この記事では人前で自分の

          自分の考えを人前で話すことはいいことずくめ

          「ざっくりでいいから見積もり出してよ問題」に対抗する"SWAG"スタンプ活動

          久津(@Nunerm)です。 「タダでやってよ問題」と言われてピンと来る方はいるでしょうか? こちらの記事で澤円さんが説明しています。 このように、形になるものに対しても「タダで」とか「お友達価格で」とか平気で言う人がたくさんいるのですから、パソコンのOSやソフトウェアのメンテナンスなどは、見た目にその違いが分かりにくいのもあって「あなたにとっては簡単なことだろうから無料で当然」という思考になりがちなようです。 ということで、とにかくエンジニアの皆さんにお伝えしたいのは

          「ざっくりでいいから見積もり出してよ問題」に対抗する"SWAG"スタンプ活動

          良書「FACTFULNESS」を読みながら過去の「思い込み」を見つけよう

          久津(@Nunerm)です。 発売早々大きな話題になっている書籍「FACTFULNESS」を読みました。 結論から言って「この情報が溢れる社会においては全員が読むべき」だと思います。 どんな書籍か?著者はスウェーデンの医師、公衆衛生学者、ハンス・ロスリング氏です。公衆衛生を改善するべく世界中を飛び回ったり各学会で発表をしたりして培った様々な経験から、 「人々は事実を把握していない」 「人々が持つ思い込みによって間違って事実を認識している」 「データを使って世界を正しく

          良書「FACTFULNESS」を読みながら過去の「思い込み」を見つけよう