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適当美

適当って素晴らしい。適当って、その場に合わせて要領よく、ある意味いい加減にやるっていう意味もあるけれど、程度がほどよいこと、程よく当てはまることも同じ「適当」。

いい加減に、ある程度手を抜いてやることが、そもそも1番丁度良かったり。一応美容家として、今まで完璧に自分の理論を持って、たくさん知識を持って、技術を使って美を磨くようにしてきたけれど、なんだかそういう美容って肩身が狭くて私にはしっくり来なくて。私の美の秘訣って何かなあって考えてみた時、「適当であること」な気がしてきてる。

美に正しさは絶対求めない。絶対正しいなんてこの世に存在しないから。肌が綺麗なことだけが美しいなんて思わないし、小顔なことが美しいなんてこれっぽっちも思わない。美は、千差万別。人の数だけ美がある。シワシワなおばあちゃんだって本当に美しいと思うし、真っ黒焦げに焼けた部活女子だって美しい。自分が「こうでないと美しくない」なんて決めないで。いい印象を与えるものだけが美しいものでもないし、そもそも誰かに認めてもらうためだけに美しさを求めるものでもない。

その結果、私は私に適当に、適当であることにした。人は一度極めると、ある程度緩めたくなるものなのかもしれない。そしてある程度緩まると、また極めたくなるものなのかもしれない。そんな私は今適当である時。そしてそれが心地いい。

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