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フジロック2019どこよりも早い現地グルメレポート!

グルメメディアヒトサラの社員がリアルな食体験を綴るリアルめし。金曜の志津がフジロック2019に行ってきました。てか行ってます。

どこよりも早い現地レポ

この記事では「どこよりも早い」というタイトルが嘘にならないように、まさに今日、私が食べたオススメのフェス飯をご紹介します。

そう、今回はリアルタイムめしです。

もはや食べながら書いてます。しかも今日のヘッドライナーのケミカル聴きながら公開の段取り取るという社畜っぷり。

ヒトサラは編集部チェックが厳しいから、リアルタイム投稿は絶対無理。しかも、ヒトサラでは扱いにくい屋台系の食レポ。ヒトサラnoteでは、こういった本体では扱えないような、noteならではの記事を投稿することを目指しています。
私はデザインが本業なので、ライティングは全然ダメですが、仕事柄いろんな美食に触れてきた視点(つまり個人的な主観)で、このフジロックでの食体験を速報したいと思います。

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今年の前夜祭の様子。フジロックの会場で一番大きなフードエリアオアシスで行われる。20:00に花火があがります。


今日のリアルタイムめし

ではさっそく、昨日の前夜祭から今日まで私が食べたフェス飯のうち、美味しかったものを紹介します。

渡なべの海老油そば

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自然×ジャンクフードのマリアージュ。

屋外で食べるラーメンってなんか異様に美味しく感じませんか?正にそれです。苗場の大自然の中ではジャンクさが最高のスパイスになります。
オレンジ色の濃厚な海老油を麺にテカりが現れるまで混ぜ込むと、フワーっと広がる海老香。食欲のままに勢いよくすすると口内で香りが倍増します。太麺をガシガシ噛み進めれば、大量の玉ねぎから刺激的な甘さを感じ取ることができます。それらの暴力的とも言える海老と玉ねぎの存在が、穏やかな自然に囲まれた環境とギャップを引き起こす。それらがこの料理を病みつかせる決め手なんだと思います。

この最後の一口が強烈にうまい。

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メンマやチャーシューといった具もたくさん。汁なしなので、比較的持ち運びやすい。私は過去に1日3杯食べたことがあります。
出店場所は先述のオアシス。

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今年は汁なし坦々麺が新登場。マーラーの痺れが効いた逸品に仕上がっているが、海老らしさは油そばに軍配。


元祖 越後もち豚の串焼き

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肉汁したたるプリプリの豚肉。

オアシスで一番長い行列をつくる屋台メシ。シンプルな料理なんですが、もっちり柔らかくて、何より超ジューシー。越後の豚さんたちは、いい物食っては寝てばっかのライフスタイルなんだろうな。そんな味がする。
塩味とニンニク味噌があり、サーブ直前でスタッフからどっちにするか聞かれます。

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さすがフジロック推薦の店と謳うだけあって、列やばい。時間の余裕をもって。


プリンスホテルのフォアグラライスボウル

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ついに森の中でフォアグラを食べられる時代が来たか。

これも海老そば同様のギャップ案件。普段、高級店でしか食べないフォアグラを、大自然の中で食べる行為そのものに、特別な味わいがあると言えるかもしれません。割り箸でガツガツいっちゃうのが背徳美味。もったりしがちのフォアグラ丼に、サラダがフレッシュな食感を与えてくれます。
お膝元だからか、場所はオアシスの一番人通りのいいポジションですw

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噂によるとプリンスホテルさんの新卒研修では、フジロック店の手伝いをさせられるらしいです。
普通に羨ましい。


他ステージのオススメごはん

すべてオアシスの紹介になってしまったので、少し他のステージのグルメも紹介します。
4年も行ってると、もうだいたい食べるものが決まってきますので、個人的にオススメ(いつも食べている)メニューをご紹介させて頂きます。

Field of heaven
サクラグミのマルゲリータ

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森にピザ釜を持ち込んでしまうこだわり。

音楽性の高いアーティストが出演するステージfield of heaven。ボードウォークという2kmくらいの木製の遊歩道を歩いて辿り着けるヘブンです。ここではサクラグミのピッツァが人気です。屋台なのに釜が用意され(出店の大変さ恐るべし)、お店と変わらないような本格的な釜焼きマルゲリータを食べられます。熱々だからチーズが伸びて美味しい。
最高のbgmで味わってください。

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本当にピザ釜があります。

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ただ超人気なので、こちらも時間が必要。焼き立てを提供するため、注文後に番号で呼ばれるシステムなのですが、お店の右側で番号を聞き漏らさないように待つのに根気と集中力が大切です。


Day dreaming
レストランアルムのソフトクリーム

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山頂で食べるソフトクリーム。

最も標高の高いday dreamingステージ。日本一長いゴンドラに揺られて登り着く山頂の高原。ここに大きな山小屋風レストランがあり、そこのソフトクリームがオススメです。ソフトクリーム自体も当然美味しいのですが、ここday dreamingで食べることが最高に美味しいのです。この標高では地上よりも5度くらい涼しく、フカフカの芝生が一面に広がる。djが「ンツンツ」とイカした爆音を流していて、みんな芝生の上で寝転んでいたり、目をつむって身体を揺らしていたり、この世のものとは思えないピースフルな景色が広がります。ここはもう何を食べても美味しい場所なのです。

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お昼のDJは浅野忠信さんでした。


Blue galaxy
パエリアおじいちゃんのパエリア

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海汁と肉汁で炊き込む旨みの塊。

残念ながら今年は不参加。

これは料理そのものがピュアに美味しいです。私の経験上、通常のパエリアは、特別な店でない限り、パサついていたり、味がハッキリとしないことがあります。でもこれは魚介と肉の旨みがグジュグジュにお米に染み込んでいて、お粥みたいなパエリアです。言うなれば旨みで炊いたお粥。ソーセージも美味しいので、マウントすることをオススメします。
オアシスの隣にあるブルーギャラクシーにあります。フジ以外にも出店してるお店のようなので、お目にかかったら是非お試しください。


まだまだステージがありますが、一旦この辺で。新しめのフードエリア、ワールドレストランは明後日行ってみます。


著者は今年で4年目。

フジロックは2016年から毎年4泊5日のテント泊のため、ザックの中身はキャンプギアで占めるので、食材をあまり持っていけません。だから会場の屋台で食料を調達します。初めて屋台のご飯を買って食べたとき、私は気づきました。

「フェス飯がうまい」

私は多分ステージを見に行く回数よりも、屋台に行く方が多いと思います。音楽フェスという本質は分かっていますが、3日間でたった7ステージとか私にとっては普通です。それくらい美味しいものがいっぱいと伝えたいです。

なぜなら出店のラインナップには、ミシュランの星を獲得してる日本料理店の「櫻川」や、肉ブームの頂きに佇む「肉山」も参戦しているんです。普通に予約することも困難な名店が、こんなところで、しかも屋台価格なら尚更食べるしかない。それを知ってからは、フェス飯を食べることも苗場に行く大きな理由です。

櫻川の鱧にゅうめん

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今年はうどんでの提供。

毎年ミシュランの一つ星を獲得している実力店です。看板を見た時は目を疑いました。メニューは鱧にゅうめん。あっさりでも深いお出汁の効いたスープ、それを吸った細麺がスルスルと喉を通ります。疲れた身体に染み込むタイプ。繊細な香りを放つ鱧を、汗まみれ&泥だらけで食べるのが、申し訳なくなります。

本店情報
https://hitosara.com/0006076592/

肉山のレアカツカレー

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残念ながら今年は不参加。

東京吉祥寺の本店は全く予約取れませんでしたが、レアカツとカレーを引っさげて向こうからフジに来てくれました。フジロック店ではレアカツをカレーにマウントするのが定番。
ガリガリに揚がった硬めの衣の中に隠れるジュクっとした赤いカイノミ。カレーは実店舗で提供する蟹味カレーではなくビーフカレー。説明不要の逸品です。

肉山オーナーさんのトークhttps://hitosara.com/contents/chefstable/archive/mitsuyama.html

これら有名店が出店するほど、フジロックのフェス飯はハイレベルなのです。

言われなくてもそうすると思いますが、フジロックに行った際は、音楽だけでなくご飯にも注目してみてください。

最高のbgmで食べる最高のごはんです。


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