記事一覧
「ことば」とは何か?
「ことば」について、哲学者苫野一徳氏がVoicyで解説していた。これによると師匠の竹田青嗣が『言語的思考へ』で言語の本質について解明されているということでした。
2024年4月26日付で投稿した記事ウィトゲンシュタインと言語哲学(分析哲学)では言語の数学化を目指していた論理実証主義者の起点となった前期ウィトゲンシュタインの理論は後期ウィトゲンシュタインによって否定されたと記述しました。
現実世
「ラッセルのパラドクス」について
以前の投稿記事プログラミングと論理学でフレーゲが構想した論理主義はラッセルにより矛盾を指摘されて挫折したと記述しました。その矛盾は「ラッセルのパラドクス」と称されていた。
フレーゲは、自身が構築した述語論理を算術においても還元できるもの考えていたが、実は述語論理の体系だけでは不十分だった。
というのは、算術的命題をすべてカバーするだけの表現能力を獲得する必要があった。そのためには、命題関数に変
文化系トークラジオLife「ややスピ!?~令和的スピリチュアルを考える」を聴きました
二ヶ月に一回放送される番組を今回も視聴しました。TBSラジオで29日深夜1時から放送された番組ですが、28日に補欠選挙があったので、YouTubeで選挙結果を伝えている番組を一通り観て、他の番組を探していたら、この番組にヒットしたので、前回に引き続いて視聴することになった。
著作権にかかわるため、YouTubeでは出演者がリクエストする曲はカットされるので、その場合は、Radikoで聴いていまし
1960年代前半と後半の学生運動について
昨日は、スピノザについての國分功一郎氏の解説の要約を4千字以上の記事を投稿したので、今日はいささか虚脱状態です。
投稿記事のネタは、基本的には読書した本の中から、触発されたことを書いていくというスタイルを保っています。
今回は、どんよりとした状態なので、軽く以前読んだことのある「大江健三郎と柄谷行人の対談」本を取り上げます。
定年退職後に、マルクスの資本論を学びたくなり、古本屋で『資本論』を
ウィトゲンシュタインと言語哲学(分析哲学)
現代論理学を創始したフレーゲに深く影響を受けた前期のウィトゲンシュタインは主著『論理哲学論考』(略称論考)で思考の限界、言語の限界を引くことによって、哲学上の諸問題は解決したと考えた。
自然科学「自然の数学化」という方法によって自然の客観認識をなしとげたように「言語の数学化」を現代論理学は狙っていた。
言語の数学化に関して、竹田青嗣氏は次のように述べる。
ウィトゲンシュタインの論考もまさしく