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忙しすぎて、心の余裕がないあなたに、贈りたい一冊(本『マンガでわかる 神・時間術』の感想)

もしも、過去に戻り、 
昔の自分に、 
一冊の本をプレゼントできるとしたら…… 

私は、あのときの自分に、 
この一冊を贈ります
。 

マンガでわかる 神・時間術』 

忙しすぎて、心の余裕を失った私


あのときとは、 
2年前のこと。 

私は、 
新規プロジェクトのリーダーに 
抜擢
されました。 

人生初の経験。 

「絶対に成果を出す」と、 
希望に目を輝かせていたのです。 

毎日が、未知の経験。 
仕事内容も新しく、 
チームの先頭に立つのも 
初めての経験でした。 


はじめは気合十分でしたが、 
次第に暗雲がたちこめます
。 

うまくいかないことが増え、 
空回りすることが増えたのです。 

私は焦り始めます。 

「もっと頑張らなきゃ…」。 


次第に私は、 
仕事時間をどんどん増やすように
なりました。 

昼休みを削り、 
昼食もとらずに仕事。 
休憩も挟まず仕事。 
帰ってきても深夜3時まで仕事。


あのときの私は、 
「休むことは悪だ」とさえ、 
正直思っていました
。 


けれども、皮肉なことに、 
頑張れば頑張るほど、 
成果は出ません
。 

空回りも増え、 
どんどん孤立しました。 

なぜこんなに頑張っているのに、 
 私は報われないんだ…
」と、 
イライラすることも増えました。 

結果、 
長時間労働と人間関係のストレスで、 
私は心身の調子を崩し、 
休職
することになったのです。 

私が、心の余裕を失った「理由」


今なら分かります。 

なぜ、あんなに頑張ったのに、 
一向に成果が出なかったのか。 

なぜ、心身を壊すまで、 
長時間働いてしまったのか。 

それは、 
成果を出すために 
「仕事の時間量」を最大化 
しようとしたから
です。 


私は、 
要領のいい人間ではありません。 

テキパキ仕事ができないので、 
成果を出すためには、 
時間量を増やすしかない、と思っていました。 

成果が出ている間は、 
「よし、やるぞ!」という高揚感が、 
体を動かします。 

けれども、 
うまくいかないことが続くと、 
モチベーションが下がり、 
仕事時間も雪だるま式に増えていった
のです。 

次第に、 
仕事時間が、 
プライベート時間を侵食し、 
ゆっくりした時間は皆無
となりました。 

ピンッと張り詰めた糸が、 
パチっと音もなく切れるように、 
私は、ベッドから起き上がれなくなったのです。 

心の余裕を取り戻すための「時間術」 



あのときの私は、 
一体どうすればよかったのでしょうか。 

その答えは、 
この本に書かれていました。 

『マンガでわかる 神・時間術』 

この本では、 
頑張りすぎて、疲れきった会社員が、 
数多く登場します。 

そして、悩める彼・彼女らに対し、 
スーパー産業医が、 
時間術の観点から、 
助言を行います。 

その教えのおかげで、 
社員の生産性がみるみる上がり、 
心身の健康を取り戻す、 
というストーリーです。 


では、どうやって、 
疲れ切った会社員は、 
復活することができたのでしょうか
。 

その答えは、 
一言でいえば 
「集中力を使いこなす」ことにあります。 

本書には、以下のような一節があります。 


同じ1時間でも、 
 集中力を2倍にして、 
 仕事効率を2倍にすれば、 
 2倍の仕事がこなせる
」 


この一節を読んだとき、 
思わず目を見開きました。 
時間術に集中力が必要だなんて、 
考えたことがなかった
からです。 

同時に、 
脳天に稲妻が落ちたような、 
衝撃も受けました。 

なぜなら、 
私がやっていたことの全てが、 
時間術のタブーだった
からです。 

本書には 

6時間睡眠を14日間続けると、 
 48時間徹夜したのと同程度の認知機能
、 
 具体的には、 
日本酒を1~2合飲んだ時の 
 酔っ払いと同程度の認知機能
になる」 

と書いてあります。 

眠たい目をこすり、 
エナジードリンクで無理やり目をこじ開け、 
深夜まで仕事をした日々。 

皮肉にも、 
馬車馬のように働くことで、 
私の集中力は、泥酔時と同じ状態になり、 
生産性の低下、仕事時間の増加、 
そして心身の不調につながってしまった
のです。 



この本を読んだいま、 
私は、以下の時間術を実践
しています。 


・集中力を要する作業は「朝」に行う 
・15~30分おきに、休憩をはさむ 
・7時間以上の睡眠をとる 


効果は抜群です。 
判断力・処理能力・行動力など、 
脳のパフォーマンスが軒並み上がった
と感じます。 

集中力の波にあわせて作業を割り当てるだけで、 
こんなにも効率が上がるなんて、 
夢にも思いませんでした。 


また、 
効率化して生まれた時間の使い方も、 
変わりました
。 

これまでは、 
少しでも時間が空けば、 
仕事を入れ込んでいました。 

だから、 
どんなに時間があるときも、 
「あれもこれもしなきゃ」と 
心に余裕が生まれることはありませんでした。 

今は、 
少しでも時間が空けば、 
遊ぶようにしています
。 

事前に作った 
「遊びのTodoリスト」から、 
したい遊びを選ぶ
のです。 

最近のオススメは 
3分エアロビ」。 
楽しい音楽にあわせ、 
体をリズミカルに動かせば、 
3分で気分爽快になれます。 

また、 
まとまった時間があれば 
映画」を観ます。 

映画を見ると、心が揺さぶられます。 
日々の生活にもハリが出て、 
1つ1つの出来事に、 
ありがたみを感じるようになりました。 

どこまでも時間に追いかけられる人生か。 
それとも、 
限られた時間の中で、楽しみを増やし続ける人生か。 

どちらが幸せかは、 
もはやいうまでもありません
。 

時間術を実践する暇すらないあなたへ


とはいえ、 
激務の真っ只中にいる過去の私は、 
きっとこう反論することでしょう。 

そんなこと言っても、 
 〆切だらけで、 
 時間術について 
 考えるヒマなんてないっ!
」と。 

たしかに、 
「時間術について本当に考える必要がある人」ほど、
「時間術について考える余裕がない」のが、 
実情
だと思います。 

けれども、 
いえ、だからこそ、 
一度立ち止まって考えてほしいんです。 

時間に余裕のない生活を続けたら、 
当然、 
そのままの生活が続きます。 

その生活は、 
確実に、 
心の余裕を奪います。 

そして、 
心の余裕が0になったとき、 
心身の不調という形で、 
人は動けなくなってしまうんです。 
私がそうだったように。 


時間の余裕が、心の余裕を生みます。 
裏を返せば、 
時間の欠乏が、心の欠乏を生みます。 


だからこそ、 
時間の余裕がない人ほど、 
『マンガでわかる 神・時間術』を 
読んでほしい
んです。 

この本はマンガ形式なので、 
スキマ時間だけでも、 
気軽にサクッと読むことができます
。 


そして、読んだら、 
ぜひ1つでもいいから、 
内容を実践し、 
生み出した時間を、 
仕事でなく、 
「心地よい時間に充ててほしい」
んです。 

「いやいや、 
 休むヒマなんてないっ!」と、 
あなたはそっぽを向くかもしれません。 

けれども、 
「仕事時間を減らし、ゆとりある時間を増やす」ことは、
一見、非効率なようで、実は、 
仕事のパフォーマンスを上げるために重要だと、 
私は感じています。 

そして何より、 
「心地よい時間を増やす」ことは、 
「幸せな人生を生きる」ことにほかなりません
。 

なぜなら、 
幸せな人生とは、 
細分化していけば、 
「心地よい時間」 
に行き着くからです。 

「神・時間術」の目的は 
「心豊かな人生を送ること」にある
のだと、 
私は思います。 


時間の余裕が、心の余裕を生みます。 
そして 
心の余裕は、人生を豊かにするのです。 



あのときの私のように、もしあなたが 
「頑張っているのに報われない…」と、 
もがき苦しむならば、 
ぜひこの本を手にとってください。 

頑張る必要はありません。 
むしろ、 
頑張りすぎないほうがいいかもしれません。 

頑張れるときに、 
集中して頑張る。 
頑張れないときは、 
しっかり休む。 

メリハリを効かせ、 
集中力の波を乗りこなす。 

神・時間術を実践することで、 
暗いトンネルから抜け出て、 
幸せな人生への扉が開かれることを、 
心から願っています。 



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