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春キャベツ大好き~桜えびとしらすと春キャベツのペペロンチーノ

雪が解けて川になって花粉が飛んで、春キャベツがおいしい季節になりました。
春キャベツと在庫してあったアレやコレやで、行き当たりバッチリなパスタを作りました、という記事です。

冷蔵庫の中に使いさしのアンチョビが眠ってませんか?

本日の主な材料はこんな感じです。

何か忘れてる気がするんだけど誰か知ってる?

キャベツにはベーコンとかパンチェッタよりも、えびや小魚の風味が合いますよね。

いつ開封したか忘れたアンチョビ

海外製の瓶って強く締めすぎると緩くなるので、キッチンペーパーで巻いて冷蔵庫に保管するのが自分なりのリスクマネジメントです。瓶が倒れて冷蔵庫に魚臭い油が蔓延する事故の教訓から。

いつ買ったものか忘れたけどいい色合いなのでヨシ!

桜えびの旬の季節は、4月~6月、あるいは10月~12月とのこと。前に作ったこちらの記事の時の桜えびのほうが見た目がおいしそう。そしてケーパーは今日は在庫がありませんでした。

ま、今日はあくまで主役は春キャベツなので。

しらす。なぜなら冷蔵庫にあったから

我が家ではキャベツとじゃこ(乾いてるほうの小魚)のペペロンチーノをよく作るのですが、きょうも都合により”しらす”です。

にんにくは2片使います

にんにくの分量は味を左右する大きなファクターではあるけど、その日の気分とか翌日の予定とか、在庫との関係とか、総合的に判断する必要がある難しい課題ですよね。
ま、今日は気分で2片。

本日の主役、春キャベツ

やわらかい春キャベツは我が家でも人気の食材です。
しかし、このキャベツは写真に登場するだけの"新しく買ってきた、次に使う春キャベツ"であることをここに白状しておきます。
実際に今日の料理に使うのは、冷蔵庫の中で一休みしていた、前日の使い残りの春キャベツです。でも、そっちも春キャベツだからいいじゃないですか。

簡単にパパッと作りたいけどね

そんなに難しい手順でもなんでもないんだけど、息子が撮影してくれた写真点数が多くて、簡単に見えない気がします。でも、簡単なんです、本当ですよ。

にんにくは芽が出ていたでごじゃる

手順1はにんにくを、じゃなくてお湯を沸かします。
その間に、材料をカットしていきます。まずはにんにく。理由はない。

芽と根を落として、縦に半分に

「にんにくの芯を取り除かないと胸焼けする」というのを、魚喃キリコの『ハルチン』で読んだのがきっかけで、芯は取る派閥になってしまいました。キックバックとか裏金には関与してません。

縦に切ってあれば取りやすい

スライスしたにんにくをフライパンに放り投げ、たっぷりのオリーブオイルをそそぎます。

もうちょっと被写界深度を深くしてほしかった

オリーブオイルを温めるときに最初からにんにくが入っているほうが香りがオイルに移るので良い、という話をどこかで聞いた気がするけど、出典は不明です。

オイルはこれでは足りなくて、後で足すことになりました

中火で温めている間にキャベツをカットします。

大きさとかにこだわりはありません、だって柔らかいから

キャベツを切っている間に、にんにくが沸々と泡を出し始めます。

このときが一番食欲をそそりますね

そして、キャベツは一度沸騰したお湯で茹でちゃいます。

お湯から上げて空気に触れさせて、またお湯に戻すと火が通りやすい

キャベツがしんなりしたら、お湯から上げてフライパンに投入。

油がはねることがあるので、火は止めておきましょう

そこにアンチョビも入れます。

フィレで2~3枚が適量かな

そして、パスタをゆでます。今日も1.4mmのフェデリーニ。なぜなら、在庫していたから。

350g茹でますが、何人前かはヒミツです

今日も今日とて、鍋が小さい問題があるけど、そこのところは一つ気合でどうにか押し込みます。(これが一番むずかしい工程かもしれない)

パスタを折らないように気をつけながらトルネード方式でまんべんなく

タイマーを「5分30秒」にセットして、ソースづくりのほうに戻ります。

キャベツを焦がさぬよう

本日は脇役である桜えびとしらすを投入します。

彩りが良くなって映えますね
しらすも同じタイミングでよろしい

しらすがすごいスピードで投入されてるように見えるけど、シャッタースピードが遅いだけです。

年季の入ったタイマーは無印良品の何年物?

パスタをゆで始めて1分半経過したところで、菜箸でぐるぐると回します。これをサボるとパスタがくっついちゃって、いかんともしがたい状態になってしまいます。

ちょっと持ち上げてくっついてないことを確認

そして、この工程でゆで汁に十分な小麦成分が溶け出している(はず)なので、そのゆで汁をお玉にすくってフライパンに投入します。

泡立ってるところが小麦成分なんじゃないかと信じている
1人前につきお玉に一杯を目安にしてます

これで、油とゆで汁で「乳化させる」と言われますが、科学的にはこれを乳化とは言わないそうです。たしかに、マヨネーズにおける乳化とこれとは性質が違いそうですよね。
でも、どちらにせよよく混ぜて液体が均一な状態になるようにしておくと吉です。

そして、このタイミングで何をわすれているか思い出しました。

鷹の爪です

うっかりして間抜けな味が仕上がるところでした。ちょっと足りないけど中華食材の輪切り唐辛子があったので、それ投入します。
そして、冷蔵庫のドアポケットから語りかけてきたのがレモン果汁。今日はさわやかに春キャベツを楽しもうとしているので、マリアージュの予感です。

シチリアとかフェミネロとか、音がすでにおいしそう

適当にドバっと注いでもそんなに酸っぱくはなりません。

魚介とレモンは素敵な組み合わせ

そして、本日の味の決め手はこちら。

我が家にもありますよ、青い蓋のコレ

しょっぱいのが好きなら多め、そうでもなければひと回しぐらいですかね(適当)

ゆで汁が桜えびを柔らかくしてくれます

タイマーが鳴ったら火を止めて、パスタをフライパンに投入。

350gのパスタをこのざるで受け止めるには修行が必要
良く混ぜます

ペペロンチーノで一番大事な工程が実はこの「混ぜる」工程なんじゃないかと思うのです。麺を食べているときに味が薄いと感じる部分があると残念な気持ちになるので、かといって外食で食べるとやたらとしょっぱい油に浸ったパスタみたいになってることもあって、あれはあれで残念なので、油の量とか塩の量よりも、この「混ぜる」工程をしっかりやる方が重要なんじゃないかと思うのです。
ゆで汁はすっかり吸われるぐらいがちょうどよいのです。

うま味成分をたっぷりと吸い込んだ小麦

おなか一杯になるまで食べたい、ペペロンチーノ。

盛り付けは自然な流れで具材がトップにくるようになります
はい、できあがり

ということで、春キャベツが好きな人にはたまらないペペロンチーノの出来上がりです。
各食材の分量は適当なのでレシピとは呼べないと思い、工程をご紹介しました。作る工程はいろいろあるけど、食べると5分で終わっちゃうんですけどね。

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