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きみの目が教えてくれることを信じてはいかんぞ。目に見えるものには、みんな限りがある

言わなかったこと、記されなかったこと。
真実は、そこにあるのかもしれない。
その昔、真実が見つけるものではなく、体得するものであったように。

放たれた言葉より、呑み込まれた言葉を。
なされたことより、なされなかったことを。
より大事にしなくちゃいけない。

言葉にできることよりも、言葉にできないもののほうが、
ずっとずっと複雑で重たくて面倒くさいし、
気持ちが深ければ深いほど、言葉になんてできない。

だから、
言語化で失われる部分。
行と行のすきま。
無言。
登場しないとき。
背を向けたあなたとわたしの顔。
もっと考えなければいけないことは多い。

だのに、
何度戒めても、すぐに忘れてしまう。
結局、明確に記録に残すには言葉しかないのだけれど、
人の心には自分の意に沿う言葉しか心に残らないのかもしれない……
それでも何かのために拾ったことばの断片たちを…

いちばんたいせつなことは、目に見えない
――星の王子さま
物事をすべて自分の理解できる範囲に引き寄せて安心するのではなく、時に近寄りがたく、怖いとという感情を抱くこと、それは人が成長していくうえで大切な感情のひとつなのではないかと思います。
――某雛人形サイト

言葉で表現する幅を広げるために、
言葉の種類を増やしたい。
それが、私の多言語学習の理由。
見失ってしまわないために。
2020年4月のおわりに  ほかる


訳本も、原作で読めるようにせねば……。


タイトルは、『かもめのジョナサン』(完全版、リチャードバック著、五木寛之創訳)より

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