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将来の意思決定の不安を和らげるキーワード~トンネリングを知ろう~

先日ある本を読んでいたときのこと。

トンネリングという単語に出会った。

すごく真面目な本なのに、
ポンネリングが
頭に浮かんできてしまって、
急に頭のモードが
切り替わってしまった。


甘いものはそんなに食べないのに、
あの触感が
欲しくて食べたくなる。

少し時間を置いてこの本を
読み直してみる。


トンネリングとは

この本によると、
トンネリングとは重要な資源が不足していると、その不安に思考を支配されて、直近のこと
しか考えられなくなる状況
現象のことを
さす
そうだ。

ここでいう資源は、お金であったり、
時間や気持ちのゆとりといった
精神的要素も含まれてくるだろう。

たとえば、お金の不安が大きいあまりに、
情報を精査する余裕もなく
高金利のローンを組んでしまう。

上司のパワハラに怯えるあまりに、
他にも頼れる手段があるのに
逃げの退職をしてしまう。
こんなことが挙げられる。

トンネリングの状態になると、
それこそいっぱいいっぱいの状態になり、
合理的な判断ができなくなるのだ。

今思えば、自分にも
トンネリングの現象に
遭遇した経験がある。

学生時代、アルバイトに
明け暮れすぎて身体を壊した。
毎日のようにインスタント食品を
食するのが当たり前に
なっていた。

もちろん大学の学費を稼ぐという
立派な目的だったとはいえ、
ひたすらバイトに打ち込んだから、
合理的な選択だったか
どうかはいまでは疑問に思っている。

たとえば、もっと時給の
アルバイトを探して、友人と過ごす
時間や勉強に費やす時間を
確保できただろうし、奨学金に頼る
という手もあっただろう。

まったく目の前の学費の支払いの
締日に支配されて焦りが募り、
合理的な判断ができなくなっていたと言えよう。

将来の不安を消すためにできること

結婚する、家や車を買うといった
人生の大きな決断を
するときも含め、将来に向けて
合理的な判断ができる状況を作っていく。

つまりトンネリングの状況とは
無縁に日々を過ごしていくために
できることはなにか。

この答えについて、本では最良の
対策は「冗長性」
を確保することとしている。

簡単にいうと余裕を持つということ。

我々にはたくさんの資源がある。
時間、お金、人脈、あと自分自身の健康など。

好ましくない事態が訪れた際に、
これらに余裕が
あれば、将来に悪影響を及ぼすような
決断をしてしまったりすることなく、
未来のことに関して好ましい
意思決定をすること
ができるだろう。


・あるプロジェクトの企画をするときは、
時間的なバッファをつくる。
・お金も支出額の記録を行い、
最低限の貯蓄を確保する。
・月に1回は自分から仕事以外の関係者
と会うようにする。

これらはいずれもトンネリングを
回避するために筆者が実践していたこと
だと今になって気がついた。

とはいえこの余裕を作るということが
難しいという人もいる。
ただここもちょっとした工夫で
改善することは可能だ。


それはきちんと仕組み化することだ。

つまり、自分の資源に余裕が意思とは
関係なく強制的に発生するように
仕向けることだ。

たとえば、私は就職してから
メインの口座とは別に
自動積立の口座を作った。
給料日の翌日に自動的にその一定の金額が
毎月振り込まれる。
これがそのまま「貯蓄=余裕」になる。

人と会いに行く予定もアポイントを取りにいく
日付までアプリのスケジュールに登録をしておく。

私も含めて、人は怠惰な生き物である。
気がつくと、楽な方へ、
楽なほうへ流れていくものだ。

だから強制力をもたせる仕組みを作ってしまえばいい

トンネリングの状況になることは、
誰にでも起こりうることだ。
特にこの余裕のなさが取り返しのつかない
失敗を招いてしまうこともあるかもしれない。

日頃からのゆとりを意図的に、仕組みとして
つくっていく。
これからも心がけていきたい。

仕組み化について知りたい方は
こちらの本もオススメです。


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