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子ども達の挑戦に際して大人ができることは、「何度も挑戦できるように見守る」だけ。

今日は久しぶりに、夫の弟くん家族と一緒に、テニスに行ってきた。

夫の弟くんは娘さんが2人いて、うち一人の娘さん(以下Aちゃんと呼ぶ)を連れてきてくれた。初めてのことだ。

夫は、ここ2年ほどテニススクールに通っていて、もうちょっとで中級者くらい。
夫の弟くんも、学生時代にテニスをしていた、経験者。
私は全く未経験者かつあいにく足の怪我で全く参戦できなくて残念だったが、驚くべきは子供たちだ。
小2息子も年中の娘も、Aちゃんも、自分からテニスコートにどんどん入って行って、ラケットをブンブン振って、ボールをバンバン打って、とにかく楽しそうだった。もちろん全員、テニスを習ったことなどない。

その様子を見ていて、子供たちが大人と一緒にスポーツを楽しめるかどうかは、大人たちの心がけ1つだ、と思った。

要するに、どれだけ口出しをしないか。
特に大人が子供に対して。

子供がスポーツをする時や何かに挑戦する時、近くにいる大人、特に親は子供にいろいろと口出ししてしまいがちだ。

その『言葉』が、もしも熟練者の経験とスキルに基づいていて、かつ子供のその時点のスキルに対しての的確なアドバイスであれば、コーチングと同等になるので、意味があるのかもしれない。

しかしながら、殆どの場合はそうではないだろう。
目の前の子供がやっているスポーツに対して、大人がちょっとそれをかじったことがあるとか見たことがある大人が、『もっと手をこう動かして』『足はもっとこう!』『全然違うって!!』みたいに指摘する。
それは、子ども達にとっては、ほぼ間違いなく、うざい

何が悪い事かってに、そうなると子供たちはそのうち、スポーツをするのを、挑戦するのを、やめてしまうことだ。
あーだこーだ言われて文句ばっか言ってくるしって、嫌になる。もしかしたらそのまま、嫌いになってしまうかもしれない。


じゃあ大人はどうすればいいか。

私は、
子供が好きなように、させておくこと。
子供が何度も挑戦できるように、見守ること。

と、思う。

そういう意味で、今日のテニスは子供たちにとって、けっこう楽しい環境になっていたのではないかと思う。

夫も、夫の弟くんも、子供達がラケットを振ってボールを叩くたびに、その決して上手とは言えない様にも「ナイス!」とか「いいねー!」とか「惜しい!」とか、明るく声をかける。

時折、ルールについて言及していることはあったけど、子供たち自身の技術に関しては、全くと言っていいほどを口を出していなかったと思う。

それでも不思議なことに、2時間弱、自分たちの好きなようにテニスをやっているだけで、子供たちは3人が3人様に、上達をしているのである。

自分から取り組み、何度も何度も行って、少しずつ試していくと、脳の中にテニスをするための動きの回線ができてきて、体がうまく動くようになる。
それは大人がとやかく言わずとも、だ。

そうやって、子供が何度も練習できて、好きなように試すことができる環境を提供してあげること、それを見守ってあげること
きっとそれだけで、子供は勝手に成長していくんだな、と改めて実感した日になった。


ちなみに私はこの、『とにかく子供は見守ろう』みたいな話を、noteで度々書いている。
しつこいと思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれない(そんな稀有な方が居たら嬉しすぎるが)。
だが、同じことを100回ぐらい言って初めて誰か一人くらいに伝えたいことが伝わるのかな、と考えている。
そのくらい、自分が思っていることを相手に伝えるのは、すごく大変なことだと感じているため、話がしつこい件については何卒ご容赦いただけると嬉しい。


ちなみに今回の話、こんな偉そうなことを言いながら、私にとっての教訓でもある。
というのも、最近自分の子供たち、特に小2息子に対して、あれこれガチャガチャ言いすぎていると、反省しているところ。

勉強や運動、読書については口出さない方だと思うけど、生活態度や妹・友達との関わり方など、ついあれもこれも続けて言ってしまって、喧嘩になることもしばしば。

子どもは勝手に成長するのだ。それを、忘れないようにしよう。


では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona



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