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監修…京師美佳『60歳から絶対やるべき防犯の基本』

 タイトルには「60歳から」とありますが、年齢を問わずやった方が良い防犯対策をまとめた本。

 この記事にはKindle版のリンクを貼っておきますが、単行本版は字が大きめなので、老眼の方や、若いけれど眼精疲労でしんどい方にも読みやすいと思います。

 犯罪の手口は多種多様。

 たとえば、

 ●「かわいそうな人のために鶴を折ってください」と声をかけてきて折り紙代を要求してくる。

 ●「不要な着物や貴金属を買い取りします」などと言って家に上がり込んでくる。強盗の下見を兼ねていることもある。

 ●「あなたのマイナンバーが漏れています。消すためにお金が必要です」と不安を煽ってお金を要求してくる。

 ●芸能人やアイドルになりすまして「もっと話したい」と有料のチャットサービス等へ誘導する。海外のパイロットや医師を装い、愛の言葉を囁いて「お金を貸して」と送金させる。

 ●「宅配便を届けに行きましたが不在でした」というショートメールを送りつけてきて、返信してきた人の個人情報を手に入れてカモにする。

 などなど…。

 そんなことを思いついて実行する頭と行動力があるなら、もっとまともなことをすれば良いのに…と思いますが…。

 まずは「自分だけは被害者にならない。大丈夫」だなんて根拠のない自信を手放し、気を引き締めて、手口や対策の例を学ぶことが大切ですよね。

 なお、この本は「〜するべからず」調の強めの言い回しが多くて驚きますが、過剰に注意喚起をするぐらいがちょうど良いのかもしれません。

 わたしもこの本を参考にして、まずはベランダにもセンサーライトを設置したり、窓の下に防犯砂利を敷いたりしようと思います。




 〈こういう方におすすめ〉
 犯罪の手口や防犯対策について学びたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 30分〜1時間くらい。

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