著…酒井順子『儒教と負け犬』
著者がソウルと上海を旅して、それぞれの地の女性たちから独身事情と結婚事情を聞く、という本。
時折、不倫事情についても触れられています。
国も違えば文化も違うけれど不倫が蔓延っているのは共通しているのね…人間の倫理観ってどうなっているんだろう…とわたしはこの本を読んでいて妙に考えさせられてしまいました。
と著者がきっぱり言い切っているのが痛快。
「不倫したら即死刑」になったとしたらネットや週刊誌で話題になったあの人やこの人やその人も死刑だなー、いやいや話題にならなくても現在進行形で不倫している人たちなんて沢山いるし、日本以外の国にだって不倫はあるんだから、そうなると世界各国の人たちが不倫の罪で次々と処刑されて、世界人口がかなり減るだろうなあ。
…なんて、わたしはこの本を読みながら想像してしまいました。
不倫、ダメ、ゼッタイ。
…って、「ダメ」って言うからむしろやりたくなるのでしょうか?
人間の心理って本当に謎ですね。
〈こういう方におすすめ〉
ソウルや上海の女性の独身事情や結婚事情に興味がある方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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