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作…オリヴァー・ジェファーズ、サム・ウィンストン 訳…柴田元幸 『本の子』

 読むとビックリする絵本。

 表紙がなんだか怖いけれど、安心してください。

 ホラーではありません!

 本を読めば読むほど、子どもたちがたくさんの言葉に触れることができ、想像力が豊かになる…ということを教えてくれる絵本です。

 普通は、何かを描く時って、点や線を用いますよね。

 でも、この絵本は一味違います。

 使うのは文字。

 沢山の言葉たちを使って、波、道、山、闇、木の枝、怪物、ロープ、雲、星…といったあらゆるものを描きます。

 子どもが本を読めば読むほど心の中に豊かな世界が広がっていくことが伝わってきます。

 それはきっと大人もそう。

 この絵本を読み、わたしは「読書ってやっぱり素敵だな」と改めて思うと共に、「こういう表現技法があったのか…!」と衝撃を受けました。

 大人にも読んで欲しい絵本です。

 世界観が広がる気がするから。

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