「莫妄想」という禅のことばがあります。
「妄想すること莫れ」という意味です。

妄想とは考えや思いに囚われてしまうこと(と禅では解釈されます)

とりわけ、つまらない雑念や間違った思い込み。

私たちは自分のことでも他人のことでも妄想だけで
心を重くしています。

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例えば、

仕事でミスをした。

「私なんてダメなやつだ」
はい、それ妄想。

「みんなに呆れられているだろう」
「あの人の気を悪くさせたかも」

不安妄想にストッパーはない。

嫌いな人にたいしても

「きっとこう考えているのだろう」という憶測から、
「こう考えているに違いない」妄想が頭の中で膨らんでいく。

挙句「あいつはこういう人間だ」「許せない、ひどいやつだ」とエスカレート。

自分の頭の中で作った悪人像にイライラ、ムカムカ。

数人で悪口を言いあえば、さらに妄想は広がる、広がる、とめどなく。極悪人のできあがり。

私もよくやってます。「もうやめよう」と反省。


苦手な人との正しいつきあい方は「見ない、考えない、関わらない」苛立ちのタネになりそうなことは拾わないほうがいい。

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起こりもしない不安にくよくよしたり、人と比べて「私なんて」と落ち込むのもメンタルを消耗するだけの無駄な時間です。

心配ごとは絶対起こらないし、人との差は個性です。
劣等感は唯一無二の存在だからこそ。

個性をどう伸ばすかを考えたほうがいいに決まっている。

妄想すること莫れ。

心穏やかに生きていこう。