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誰も悪くはない、勝手に怒っているだけ

子どもが小さい頃は、毎日毎日怒ってました。

「今日は絶対に怒らないでおこう」と誓うのに、
数分後には誓いが破られてしまう。

今思うといつも何に怒りを感じていたのか不思議。
一生懸命思い出そうとするけれどどうも思い出せない。

きっと幼い子が相手だから、物事が思い通りに進まなくて苛立っていたんです。
「早くしなさい、散らかさないで、片付けて」

あるいは、子どもの言い分を抑え込むために、ギャーギャー喚いてたのかもしれない。

とりあえず、命の危険とか一生に関わる一大事とかではなかったはず。

怒ってはいたけど、子どもの人格を貶したりはしなかった。

私の親は怒るだけでなく、性格の欠点も指摘してきた。
「あなたがこういう性格だから悪い」と。

そう言われると、子どもにはどうしようもない。
改善する術もわからない。

自分が親から言われて嫌だったことは、子どもには絶対に言わないと決めていた。

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「怒る」という行為を分析してみると、
大抵は、予測不安からくる。

「こうなったらどうしよう」とネガティブ物語を作ってしまうところから始まる。「もしそうなったら迷惑をこうむるのは、私」

となるとイライラしてきて、もどかしくなって、
「ちょっとー!」と怒ってしまう。

誰も悪くないのが本当のところ。

ただの妄想で勝手に怒っているだけ。

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人として未熟な子ども相手なんだから、仕方がない。
私がもっと大らかに構えられたら良かったのだけど。

私だって、未熟な母親。

その時は精一杯やってたけど、仏様のような広い心までは身についてなかっただけ。
でもそれも一時期のこと。
成長と共にお互いがリスペクトできて、良好な関係になっていくのだけど。

今、子どもを怒りすぎて懺悔しているお母さんも多くおられるでしょう。

怒る時はあっても、一日の大半は、子どもたちのお世話や家事をしているのは彼らも知っている。

ガミガミも母親の一部だと認識しているはず。

良いのか悪いのかわからないけど。

親子ってそんなもの。
誰も悪くはないのだから。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。



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