星乃澪月

渇望

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人に恋するということは難しい

Q 好きとは  好きになるとはどういうことなのだろう。最近の私は、自分の好きという感情をよくわかっていない。  最後にパートナーがいたのは3年ほど前だろうか。あの時、私は確かに人に恋をして、好きになっていた。1日中相手のことを考えるときだってもちろんあった。相手が異性と話していると醜くいほどに嫉妬さえした。しかし、今はどうだろうか。今私は、恋愛とは無縁な生活を送っている。社会で生活しているため、私に好意を寄せてくれる人も何人かいた。しかし、私の気持ちは動かなかった。なぜな

    • 人とのズレ

       私って嫌なことからの逃げ方が、人と少しズレていたんだなと気づいたのはいつ頃だろうか。たぶん少し前だと思う。  「挫折は己の成長のもと」でも書いたが、いじめられている現場を回避するための方法として、私は自殺を考えた。これは別に人とズレてはいないだろう。  私がズレを感じたのは、部活動からの逃げ方である。私は人から怒られるのを極端に嫌がる。幼少期の頃、全く怒られてこなかったのが大きく影響してそうだ。社会に出れば、もちろん怒られることなど山ほどあるだろう。私が初めて怒られると

      • 加工

         4、5年前の高校生の頃からルッキズムに苦しめられていた私は、当然のように自分の容姿に苦手意識を持っていた。そして20歳の私も同じように容姿に苦手意識を持っている。  ルッキズムに苦しめられた結果、"何度も"ダイエットをした。ずーーっと標準体重ほどだったから、シンデレラ体重まで身体軽くしようとした。しかしどうだろうか。私の意志の弱さを舐めてはいけない。私の面倒くさがりを舐めてはいけない。今なんて、むしろ微妙に太ってしまっている。  こんな不器用な私だから、ノーマルカメラで

        • 私の死生観

           私は考えるという行為が好きだから、よく自分について考える。自分について考えていると、最終的に「死」というものを考え始める。  「死」について考えることは、「生」を考えるということと同じなのではないか。そう私は思った。 「死」ってなんだろう  死の定義を調べると、「呼吸と血液循環が完全に停止し、脳の全機能が完全に停止し、蘇生不能な状態に陥り、且つその状態が継続したとき」と出てくる。  「死」とは一体どういうものなのだろうか。私は「死」を、人の終わりを指すものだと捉えてい

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        人に恋するということは難しい

          下の子は得をする

           「長男長女は親も子育て初心者だから、実験台になってしまうものだ。」と耳にすることがある。確かにその通りなのかもしれない。  私は三女であるが、上二人とはかなり年齢が離れているため、ほぼ長女同然のような環境で育ってきた。約二十年という年月で、様々なことが変化してきた。今では"大学卒業"がほぼ必須で求められるようになり、共働きも増えた。多様性という言葉が広がり、女性の社会進出も増えた。  姉の時代は、まだ大学なんて「行きたい人だけが行く」という時代だった。もちろん姉二人は大学

          下の子は得をする

          挫折は己の成長のもと

           今日の午前8時ごろにこの世に生を受けて20年経った。この20年間は、早かったとも遅かったとも言えないようなものだなと、ふと振り返って思う。まあ私は小学校2年生くらいまでの記憶がほとんど残ってないので、実質12,13年くらいしか生きた記憶がないものだ。幼稚園の頃の記憶などは持ってほかない。  現在、日本人女性の健康寿命は75歳ほどだ。その健康寿命の3割も生きてない私、星乃澪月という人物を大きく変化させた出来事は、この20年間で3回ほどあった。この3つの出来事は、その当時の私に

          挫折は己の成長のもと